第97回全国高校サッカー選手権大会 全試合完全レポート

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第97回全国高校サッカー選手権大会
2回戦 青森山田−草津東

2019年01月03日

竹中玲央奈 取材・文

19年1月2日(水)14:10キックオフ/神奈川県・ニッパツ三ツ沢球技場/観客7,998人/試合時間80分
青森山田
6 2-0
4-0
0
草津東
天笠泰輝(前半13分)
武田英寿(前半37分)
橋本峻弥(後半13分)
武眞大(後半27分)
小松慧(後半28分)
バスケス・バイロン(後半34分)
得点者  

昨年の同カードでは5−0で勝利した青森山田が、今年も大量得点で勝利を掴んだ。立ち上がりこそ固さがあって攻撃にリズムをつかめなかったが、13分に相手のビルドアップを遮断し始まった攻撃から⑥天笠泰輝が強烈なミドルシュートを沈めてリードを奪うと、ゴールラッシュが始まる。37分には⑪バスケス・バイロンのマイナスのクロスを⑦武田英寿が合わせリードを2点に広げると、後半にもCKから2発、流れの中から2発を沈め6−0の圧勝。安全圏に入ってからは主力を下げ、万全な状態で3回戦に臨む

昨年を超える大敗も、内容には一縷の手応え
草津東・山本は兄の後を追い勝負の4年間へ

「うちは県リーグで戦っているチームですから、関西のプリンスリーグに昇格できるようにどうしても高いレベルの試合をすることがチームの強化になると思うので、そこを目指していくことと、こうやってインターハイと選手権に出ることもそうですけど、我々としては、サッカーは守備から速い攻撃を作っていければと思っていますので。そのために今回やられた失点が多かったところを修正できるように、力をつけなければいけないなと思います」

草津東・牛場哲郎監督は大敗の後、力の差を認めてこう述べた。4得点に絡んだ青森山田の⑪バスケス・バイロンは「普段はプレミアリーグ(高校年代の東日本トップリーグ)でやっているので、そこと比べたらプレッシャーは薄いかな」と語ったように、やはり所属リーグの差が結果にも表れたといえるだろう。しかし、その中でも草津東⑩山本佳輝は前向きな発言をしていた。

「あそこで決めきってくるのはさすがやなというのはあって。あれが入っていなければわからなかったですけど、やっぱりレベルが違ったなというのは思いましたね」と、青森山田⑥天笠泰輝が決めたミドルシュートに言及しつつも、こう続ける。

「結果としては6点という大差がついてしまって、応援してくれた方には申し訳ないという気持ちがありますけど、自分としては去年より内容的にはいいゲームができた部分もあったし、ちょっとは成長できたのかなと思います」

決して数は多くなかったものの、後方からしっかりと繋いで運びフィニッシュの部分では、この10番がよく顔を出していた。ダブルボランチを組む⑧小酒井新大も窮屈な場面で前を向き、後半は途中出場の1、2年生が生き生きとしたプレーを見せていた。

ただ、大敗をしているわけであり、当たり前だが悔しさも強い。「僕はもっと前でシュートを打てる場面が多くて。それを決めきれなかったというのが一番悔いに残っています。(相手は)すごく体を張ってきて。壁みたいな感じでした。打っても打っても跳ね返ってきて。僕はまだまだ甘いかなとも感じました」

⑩山本は卒業後、関西学院大に進むことが決まっている。ここには兄である悠樹も在籍し、兄弟でプレーすることになる。プロ入り確実ともいわれる兄の後を追い、この悔しさを糧に、4年後に兄と同じ舞台へ入ることを誓う。

監督・選手コメント
青森山田・黒田剛監督
ちょっと(足が)つってしまった選手も3人くらいいて。見えない緊張があって。リラックして入るようには伝えていたのですけど。いざ試合になったときには固さが見られて。明日はだいぶリラックスしてできるかなと思います。ただ、前半は堅かったですね。

青森山田・⑪バスケス・バイロン
最初から楽しもうということでやったので。平常心も持って。いつもどおりやろうと思っていた。ちょっと凡ミス、パスミスが多かったのですけど、そこが明日へ向けての反省かなと思います。チームが勝つのが一番なので。チーム1人1人がやるべきことをやって、その結果が勝利につながったり、最後自分のところにボールが転がってきたりというのがある。インターハイもそうなのですけど、守備をサボって、そこで昌平に大逆転されたので。後悔しないようにこの大会はやっていきたいです。

草津東・牛場哲郎監督
関西で上位を目指しましょうということを話していて皆さんから熱いメッセージをいただいたのですけど、そこが叶わずに申し訳ないです。まず関西でうちとしては県リーグで戦っているチームですから、関西のプリンスリーグに昇格できるようにどうしても高いレベルの試合をすることがチームの強化になると思うので、そこを目指していくことと、こうやってインターハイと選手権に出ることもそうですけど、我々としては、サッカーは守備から速い攻撃を作っていければと思っていますので。そのために今回やられた失点が多かったところを修正できるように、力をつけなければいけないなと思います。

草津東・⑩山本佳輝
結果としては6点という大差がついてしまって、応援してくれた方には申し訳ないという気持ちがありますけど、自分としては去年より内容的にはいいゲームができた部分もあったし、ちょっとは成長できたのかなと思います。

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