第97回全国高校サッカー選手権大会 全試合完全レポート

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第97回全国高校サッカー選手権大会
1回戦 大津-桐光学園

2019年01月01日

篠幸彦(フリーライター)取材・文

18年12月31日(月)12:05キックオフ/神奈川県・ニッパツ三ツ沢球技場/観客10,896人/試合時間80分
大津
5 2-0
3-0
0
桐光学園
大崎舜(前半5分)
大竹悠聖(前半10分)
大竹悠聖(後半13分)
大竹悠聖(後半19分)
宮原愛輝(後半40分)
得点者  

立ち上がりから激しくぶつかりあう両校。開始5分、大津⑧大竹悠聖のクロスに⑨大崎舜が合わせて先制すると、今度は前半10分に⑨大崎のクロスに⑧大竹が合わせて追加点。後半13分、前がかりになる桐光学園に対して大津がショートカウンターで3点目。その6分後には⑧大竹がハットトリックとなるループシュート。終了直前の後半40分には、29宮原愛輝のダメ押し弾で大津が大量5得点。優勝候補一角の桐光学園を下した。

序盤の2点が効き大津が大量5得点
インターハイ準優勝・桐光学園に大勝

夏のインターハイ準優勝チームがまさかの大敗だった。確かに相手は強豪の大津。それにしても堅守がウリの桐光学園が5失点を喫して初戦で姿を消すというのは、予想していた者はいただろうか。桐光学園の歯車が狂ったのは試合の序盤からだった。

立ち上がりは実力校同士、激しいぶつかり合いで主導権を奪い合った。しかし、前半5分。左サイドでボールを持った大津⑧大竹悠聖がふわりとしたクロスをニアに入れると、⑨大崎舜が桐光学園⑤望月駿介の前に入り、頭で合わせて先制点をたたき込んだ。「相手を抑えながらニア上を狙ったらうまく入った。狙いどおりだった」(大津・⑨大崎)。

さらに5分後。今度はショートカウンターからDFの裏に抜け出した⑨大崎が右サイドをドリブルで駆け上がる。そこに合わせて中央の⑪奥原零偉がニアに走り込むと、桐光学園のDFは⑪奥原に引き寄せられた。すると⑨大崎は迷わずプルバックのクロス。そこへ左サイドから走り込んだ⑧大竹がダイレクトシュートで2点目を奪った。「ずっと練習してきた形」(⑧大竹)での鮮やかなコンビネーションによる追加点だった。

「夏の準優勝チームだからそんな簡単に点が取れるわけがない。必ずスキを突かれず、スキを突いていこうと。前の選手たちは常にギャップを意識して狙っていた」(大津・平岡和徳総監督)。まさに序盤のスキを突かれた先制パンチの2失点は桐光学園に重くのしかかった。

後半13分、前がかりになる桐光学園に対して大津はしたたかに再びショートカウンターを仕掛け、最後は⑧大竹が押し込んで3点目を決める。さらに6分後、「風にうまく乗れれば入るかなという位置に入れたクロス」(大津・⑧大竹)を桐光学園①北村公平はキャッチするものの、その勢いのままゴールに入ってしまい、⑧大竹のハットトリック達成となる4点目が入った。

極めつけは交代で入ったばかりの29宮原愛輝が後半40分に5点目を決めて試合終了。桐光学園は頼みの綱でもあるエース⑩西川潤が大津の守備網に抑えられ、なす術がなかった。最終的に5-0という大差の試合となったが、開始10分での2失点が大局を決め、その流れを大津が確実にものにした試合だった。桐光学園相手に大勝というこれ以上ない勢いを手にした大津が、選手権をどこまで登りつめるのか。2回戦は大分と対戦する。

監督・選手コメント
大津・平岡和徳総監督
押されることもあったが、チームの持ち味のショートカウンターとか、外からのクロスボール、そういうものが機能したのでゲームを通していうと、一人ひとりの選手たちがよく頑張ってくれた。周りから好カードと言っていただけるような、一進一退のゲームができれば力が発揮できると思う。そう言った意味で目いっぱいぶつかれる相手と1回戦で戦えたことで、彼らの才能を表現できたと思う。

大津・⑧大竹悠聖
まさかハットトリックができるとは思っていなかったので正直にうれしい。1点目のシュートはずっと練習してきた形で取れた点なのでいちばんうれしい。試合の入りで点が取ればその後の流れもチームとして良くなっていくので、最初からどんどん仕掛けて点を取ろうと考えていた。自分としてはあまりプレッシャーなく、点を取ることしか考えていなかった。周りのことは気にせずプレーできたと思う。

大津・⑨大崎舜
僅差の試合になると思っていたので、大量点が取れて初戦としては良い入り方ができたと思う。最初の勢いで決めることができたけど早めの2点だったので、1点返されたらわからなかった。もう1点取ろうという意識を持ちながらプレーしていた。1発目のシュートがうまくいってよかった。ただ、今日はあまりシュートが打てていないので、次はもっとシュートを打っていきたい。

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