第92回全国高校サッカー選手権大会 レポートコラム

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第92回全国高校サッカー選手権大会
1回戦 富岡-松山商(1)

2014年01月01日

寺下友徳(フリーライター) 取材・文

13年12月31日(火)/14:10キックオフ
千葉県・ゼットエーオリプリスタジアム/観客2122人/試合時間80分
富岡
2 2-0
0-0
0
松山商
内山(前半3分)
高木(前半13分)
得点者  

両者とも接点でクリーンに、かつ激しくイーブンボールを奪い合う。見ていて爽快(そうかい)感を覚える80分間。ただ、富岡の攻撃から守備、守備から攻撃への切り替えスピードは、50年ぶりに選手権の舞台を踏んだ松山商をはるかに凌駕(りょうが)していた。3分に右SB⑤須藤桂佑の右クロスをFW⑨内山翔太が、続く13分にも⑤須藤から⑨内山とつないだこぼれ球をFW⑩高木洋輔がいずれも頭で沈めると、相手に与えた決定機は前後半1度ずつのみ。「やろうとしていたことができた」。佐藤弘八監督も納得顔の完勝劇だった。

「松商」サッカー部
全国見据える第一歩

まずピッチ内外の困難に打ち克った富岡について、どのような賞賛の言葉を重ねても足りないほどに素晴らしい勝利だった。ただ、ここでは各所で分析がされるだろう彼らの快挙ではなく、敗れた松山商について書かせて頂くことを、まずはご容赦願いたい。

ところで「松商」といえば、高校野球、特に四国地区の高校野球界においては「愛媛県立松山商業高等学校」のことを指す。これは「FCバルセロナ」を「バルサ」と呼ぶのと同じくらいの共通言語である。過去に春16回・夏26回の甲子園出場。うち春2回・夏4回の全国制覇。中でも60勝21敗1分という驚異的な夏の甲子園勝率から「夏将軍」の異名を持つ硬式野球部は、12年間甲子園から遠ざかった現在にあっても「愛媛野球の聖地」とも呼ばれる学校内グラウンドの素晴らしい環境とともに、日本高校野球の語り部的存在となっている。

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