10年1日9日(土)/12:05キックオフ/東京都・国立競技場/観客17888人/試合時間90分 |
| 山梨学院大附 |
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矢板中央 |
鈴木(前半34分)
碓井(後半40分) |
得点者 |
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山梨学院大附は2ボランチの4-4-2、矢板中央は中盤がフラットな4-4-1-1というシステム。お互いに組織をコンパクトに保ち、それがこの準決勝から試合が10分伸びた、90分にわたって続いた。山梨学院大附のゴールは前後半とも終盤に生まれた。⑨鈴木、⑦碓井がペナルティーに入ったかどうかという位置から、思い切りのいいシュートを決めた。 |
山梨学院大附、決勝へ!
実に27年ぶりの山梨県勢進出 |
「まだ生まれてない」という人もいるかもしれない。山梨学院大附が、山梨県勢として実に27年ぶりに決勝戦に駒を進めた。1982年度の韮崎以来で、このときの韮崎を率いていたのが現山梨学院大・横森巧監督。ちなみにこのときの韮崎は、羽中田(前カマタマーレ讃岐監督)らを擁して臨んだが、エースストライカー青島やGK膳亀ら、豊富なタレントをそろえた清水東(静岡)に1-4で敗れた。
さて、試合だが、両チームともコンパクトな組織を保ったまま、終了まで体力的に落ちることなく戦い抜いた。中盤にはスペースと時間がなく、ボールを持つとすぐにピュッと詰められてしまう。それでも、ピッチにいるすべての選手がキチッとした個人技を身につけていて、例えば意図が感じられなかったり、なんだかヘンテコに映るようなミスは皆無だった。
そこを、どうやって打開するか。
山梨学院大附は、右はMFの⑧宮本龍、左はSBの⑫藤巻謙というスピード豊かな突破力のある選手を生かそうとした。中盤で引っかからない、ロングボールを効果的に使ってサイドからの崩しを再三狙った。実際にチャンスにもなった。前半15分には⑧宮本が右サイドをゴールライン際までえぐってプルバック。矢板中央DFが触ったが、こぼれたボールを⑨鈴木峻太がシュート。矢板中央のブロックに遭ったものの、狙いが見えたサイド攻撃からつかんだビッグチャンスだった。
一方の矢板中央は、DF、MFの2枚の分厚いラインをなるべく高く押し上げてボール奪取を図る。奪ったボールはトップの⑩中田充樹を絡め、ダイレクトパスも多用しながら、中央からチャンスをうかがう。後半14分、⑩中田が交代で退いたあたりからは、サイドからも人数をかけて攻略を図った。
試合の流れがどちらか一方に傾く、ということもなく、実力的にもほぼ互角。とにかくゴールが決まるか決まらないか。勝敗を分けたのは、そこだけだったと思う。
山梨学院大附は⑨鈴木、⑦碓井鉄平の思い切りのいいシュートが、それぞれゴールネットを揺らしたわけだが、よりゴールを予感させるシュートの数ということだと、むしろ矢板中央のほうが多かった。特に惜しかったのが、セットプレーからの3本のビッグチャンス。前半31分⑥渡辺健太が左CKを空手の跳び蹴りのように、後半10分②須藤貴郁がやはり左CKをニアでヘッドでスラしてファー狙い、後半33分⑨堀越が右CKをフリーでヘディングと、いずれも決定的なチャンスだったが、ボールがゴールマウスに飛んでくれなかった。
両校を見るのは、この準決勝が初めてだった。白状すると、準決勝まで勝ち進んできた両校だというのに、自分の中でちょっと敬意みたいなものが足りなかった。正直いって試合前、対戦カードからの印象として、大して面白い試合にならないんじゃないかと思っていた。
両校に、特に傑出した選手はいない。でも、穴、弱点になりそうな選手や、チームのやり方というものも見当たらなかった。全員が技術を身につけ、フィジカル面もよく鍛えられていて、試合内容もほぼ互角。打開しようと工夫する努力も感じ取れた。自分にとっては見どころ満載で、こういうゲーム、けっこう好きかも。
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