10年1月3日(日)/12:05キックオフ/千葉県・市原臨海競技場/観客8000人/試合時間80分 |
| 関西大学第一 |
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八千代 |
濱野(前半17分)
梅鉢(後半32分) |
得点者 |
石川(前半27分) |
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関西大学第一が、地元・千葉県の八千代を相手に優勢に試合を進め、前半17分に⑮濱野が見事なミドルシュートを決めて先制ゴール。八千代も27分に、好調の⑩石川が同点ゴールを挙げて、試合を振出しに戻した。が、後半も関西大学第一が攻め続け、32分に⑲梅鉢が決勝ゴール。ベスト8に進出した。 |
豊富な運動量と球際の強さを前面に出した関西大学第一が、2回戦同様、この日も相手を上回った。
前線からの積極的なチェイシング、中盤やDFラインも前で前で勝負するディフェンスで、八千代ボールを奪う。そして速い攻めで縦を突き、右サイドの⑩三浦陽平、⑥小島悠司のクロスを中心に、ゴールを襲った。
八千代も9分と13分に、⑩石川誠也がシュートを打つ惜しい場面があった。だが、その記憶がかすむほど、関西大学第一の、「猛烈、イケイケ」ぶりが際立った展開だった。
17分の先制点は、象徴的なシーンだ。八千代DFが前線へのフィードをもたつく間に、⑨久保綾祐が斜め後ろから素早く寄せてボールをかっさらう。横でボールを受けた⑮濱野友旗が、右サイドの30メートル近い距離から左足を思い切り振りぬくと、これがグンと伸びてゴール左上に吸い込まれた。
余裕の出てきた関西大学第一は、前線でテンポよくパスがつながるようになり、その後もゴール前のシーンを作り続ける。ただ、「蹴って、走って」というチームとは、一線を画した姿を見せた。
しかし27分。八千代が同点ゴールを奪った。左サイドからワンタッチパスで縦のパス交換を連続させ、最後は⑱斉藤昴太が前方のスペースへフィード。ここに⑩石川が走り込んで、左足を振りぬいた。
小気味よくパスをつないで、1、2回戦を突破。06年度大会のベスト4のように、上位進出の雰囲気を漂わせていた八千代。そのよさを存分に出した、さすがのゴールだったが、この日光ったのは残念ながらこのシーンのみだった。
後半も同じように関西大学第一ペース。八千代ゴールにシュートの雨を降らせる。ところが、入ってもいいはずの2点目が、なかなか奪えない。9分、ペナルティーエリア外から放った⑲梅鉢貴秀のシュートは、クロスバー直撃。11分、右から切れ込んだ⑦久保開立のシュートも、左ポストを叩く。
24分と26分には、この日前線でポイントを作りまくった、殊勲の⑨久保綾が、立て続けに決定的なシュートを打ったが、GKの正面を突いてゴールを奪えなかった。関西大学第一にとっては、嫌な雰囲気が漂った。
だが32分、遂に決勝ゴールを挙げることに成功する。これもチームの武器となっている、⑦久保開のロングスローから。左から入れられたボールが、二アサイドで⑲梅鉢に入り、トラップ後の左ボレーシュートが、ゴール左下を突いた。
初戦となった昨日の2回戦、鹿島戦での出来が悪いとされた、⑮濱野と⑲梅鉢。2人の2年生のゴールで、関西大学第一が勢いに乗りそうな勝利を挙げた。
関西大学第一の応援席には、「月まで走れ! 一高サッカー部」という、ユニークな横断幕が掲げられている。名門・鹿児島実が3年間で地球1週分走っているという話を聞き、「ならウチは月までということになりまして」(佐野友章監督)、15年前くらいから掲げているらしい。約70名いる部員1人1人が、1日5キロメートル走ると、3年間の合計が月にまで達する距離になるという。そこで、練習でも1日5キロ走るのを目安にしているそうだ。
月まで行けるかはともかくとして、そのエネルギッシュなサッカーで、夢の国立まで行ける可能性は高まってきた。
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