10年1月3日(日)/14:10キックオフ/千葉県・市原臨海競技場/観客2000人/試合時間80分 |
| 青森山田 |
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高知 |
成田(前半16分)
柴崎(前半39分) |
得点者 |
野村(前半28分) |
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青森山田がボールポゼッションを高める中、16分に⑩柴崎のアシストから⑭成田が決めて先制。高知は28分に見事な展開から、④野村が同点ゴールを決めたが、青森山田は前半終了間際に⑩柴崎が決めて、再びリードして前半を終了。後半は、立ち上がりから青森山田が猛攻を仕掛けたが追加点を奪えず、終盤はゲームコントロールしながら1点差をキープした。 |
終始ゲームコントロールした感
青森山田、余力ある勝利 |
ボールをしっかりつないで攻めることのできる青森山田が、じんわりとゲームを支配する感じで勝利。点差こそ1点だったものの、それ以上の出来の違いを感じさせる内容だった。
青森山田にとって、夏場のヒザの大ケガから奇跡的な短期間で今大会に間に合った、⑦椎名伸志の復帰は、かなり大きいようだ。今大会は前に上がっていくのを控え、DFライン前でアンカーの役割に徹し、こぼれ球やルーズボールをよく拾って味方につなげる。このポジショニングのよさと献身的なプレーで、チームは前半、徐々にペースをつかんでいった。
⑦椎名があまり前に出て行かない代わりに、攻撃のタクトを一手に担っているのは、大会注目選手の⑩柴崎岳だ。16分、それまで淡々とさばいていたその⑩柴崎が、するするっと上がっていたところに縦パスが入り、右斜め前にラストパス。走り込んだ⑭成田鷹晃が、飛び込んできた敵の股間を抜くゴールを左に決め、先制ゴールが生まれた。
得点を奪われたものの、前半の高知は昨日の2回戦同様、各局面で数的優位を作るディフェンスでよく対抗していた。青森山田にボールを支配されながらも、ほとんどの時間帯は決定機を作らせないでよく守っていた。
そして、逆に高知にチャンスが巡ってくる。25分には、オーバーラップした⑦有澤孝平の右からのクロスを、ゴール中央から⑩野島大輝がシュートするシーンがあった。3分後の28分。今度は中盤で粘ってつないだボールを左へ展開し、⑩野島の足元へ。左足キックフェイントでの切り返しから、戻るようにボールを持ち出した⑩野島と、回り込むように縦に走る⑨竹内良翼がスイッチを決めて、⑨竹内からの左足クロスが入る。ニアサイドに④野村綾彦が飛び込んで、同点ゴールを決めた。
その後、ボールを回しながらも、なかなか2トップにいいボールが入らなかった青森山田だったが、前半終了間際の39分、左にいた⑬野間涼太にボールが入り、縦突破に成功。⑬野間からのクロスがファーサイドに流れ、ここに飛び込んできたのは⑩柴崎!
青森山田が、一瞬のチャンスを見逃さずに再びリードを奪った。高知としては、よく耐えていただけに、悔やまれるゴールだっただろう。
後半の立ち上がりは、青森山田が猛攻を繰り返した。早く3点目を奪って試合を決めてしまおうとしたのだろう。4分の⑥中島龍基のミドルに始まり、6分には⑭成田と⑬野間が連続してシュートするシーン。9分には左のスローインから、マークを外して受けた⑬野間がボレーシュートを放った。
17分にも、⑬野間のゴール正面からのボレー。18分には、⑭成田のペナルティーエリア外からの左足クリーンシュートなどもあった。しかし、いずれもGKの正面を突いたり、GK①田中豊の好セーブにあったりなどで、ゴールにならなかった。
次第に青森山田の攻撃はトーンダウンし、高知の反撃をしっかり押さえる方向にシフトしていく。高知の前線に起点を作らせず、ペナルティーエリア内になかなかボールを入れさせない。守備陣の集中力と、手堅さが光る時間帯だった。
高知は交代策を駆使して打開を図ったが、なかなかゴールの雰囲気が漂わなかった。惜しかったのは、36分のシーン。交代で入った⑭狩野大輔からの左クロスに、これも交代出場の25伊与田尚輝が足を伸ばしたが、シュートが弱くゴールにならなかった。
結局、前戦同様、決定力不足という課題が残ったものの、青森山田が余力を残すかのような戦いぶりで勝利。2000年度にベスト4に進出したとき以来の、久々の3回戦突破を果たした。
「今年度インターハイのベスト8が、どこも敗れてしまった。何かがあるかもしれないというのが今大会。その何かが、山田が優勝をすることだと信じてやっていきたい」と、黒田剛監督は優勝への意欲を隠さない。準々決勝は、夏のインターハイで敗れた神村学園とのリベンジマッチ。まだ爆発している感じが見えない、個々の能力が高いとされるタレント軍団が、いよいよピッチで躍動するだろうか。
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