10年1月2日(木)/14:10キックオフ/埼玉県・埼玉スタジアム2002/観客3000/試合時間80分 |
| 山梨学院大附 |
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立命館宇治 |
| 碓井(後半13分) |
得点者 |
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結果は最少得点差だったが、山梨学院大附の圧勝だった。前半、自陣に引き、粘り強く守ってきた立命館宇治に手を焼いた山梨学院大附だったが、後半13分、PKでその堅陣をこじあける。⑨鈴木のパスを受けた④奥田トップスピードでペナルティーエリアへ。倒されて得たPKを⑦碓井が決めた。その後も試合運びに長けた山梨学院大附がしたたかに押し切った。 |
名・司令塔を擁する山梨学院大附
点差以上の内容で勝利 |
シュート数は14対3。終わってみれば、山梨学院が1-0という点差以上の内容で勝利した。もっとも、いくら優勢に試合を進めても準々決勝までは、同点で終了すればそのままPK戦となるのが選手権。前半戦を見る限りその可能性は十分にあった。
その打開の道を切り開いたのがU-18日本代表候補でもある、山梨学院大附の司令塔・⑦碓井鉄平だった。相手が予想以上に引いて守りを固めたことで、「(FW陣が)いつもより慌ててしまった」と⑦碓井。彼自身もその流れに引っ張られてしまったようだ。
一方の立命館宇治はロングボール主体ながら、相手DFのクリアが乱れたところを⑯勘原啓伸らが突き、散発ながら何度か相手ディフェンスを慌てさせる展開で前半を終えた。
しかしながら、その状況にあって相手をしっかりと分析していたのが⑦碓井だった。「横にスライドするところでマークが浮く」。山梨学院は自陣に引く立命館宇治の手前で丁寧にボールを回しながら、機を見て縦を突いていく。
前半は意図的に山梨学院大附の攻撃を受け止め、そこからロングカウンターを狙えていた立命館宇治だったが、守備のギャップを立て続けに突かれることで、「堅守速攻」から「ドン引き」に移行。攻撃時は4-3-3の形を取れていた陣形も、⑩宮腰拓希が前線で1人残る状態に。アバウトなロングボールはCBの③関篤志にことごとく跳ね返され、セカンドボールを拾いに行ける人間が誰もいない状態になった。
そして後半13分、流れを引き寄ていた山梨学院大附に待望の先制点が生まれる。中盤のパスワークから、中央でボールを持った⑦碓井がディフェンスラインを突く⑨鈴木峻太にピンポイントのパス。加速状態でペナルティーエリア内に進入したアタッカー⑨鈴木が、立命館宇治DF④奥田望に倒されてPKに。これをキャプテンでもある⑦碓井が冷静に決めた。
劣勢に立たされた立命館宇治はドリブラーの⑨菊池正太郎を投入して流れを変えようとするが、高いボールポゼッションで攻めながら守る山梨学院大附に押し込められ、前線にうまく起点を作れない。梁相弘監督はさらにスピードのある1年生の⑲樋口尚紀に望みを託すが、山梨学院大附も187センチの⑪加部未蘭を前線に入れて縦のボールを増やし、相手の焦燥感を逆なでするごとく効果的な速攻を織り交ぜた。
結果として、立命館宇治が後半に放ったシュートはゼロ。序盤から引いてきた相手に対し、司令塔の⑦碓井を軸に相手の弱点を見いだした山梨学院大附が、1-0という結果以上の完勝を飾った。だが、ここからは本当に厳しい戦いになると百戦錬磨の横森巧監督は気を引き締める。次の相手は山梨学院大附の目標でもある関東の雄・前橋育英を堅守速攻で破った香川西。タレント軍団を中盤から操る⑦碓井にとっても、ここからが真価を問われる舞台となりそうだ。
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