10年1月2日(土)/12:05キックオフ/埼玉県・埼玉スタジアム2002/観客5700人/試合時間80分 |
| 作陽 |
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西武台 |
渡部(前半8分)
柳(前半10分) |
得点者 |
佐瀬(後半74分) |
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相手FKのカウンターからファウルを取って、そのFKから先制した作陽は、2分後に左のスローインから⑬柳直人が抜け出して大会3得点目となる追加点。高い攻撃力を誇る西武台に対し、そこからは守備ブロックを築いてカウンターに徹する。地元の声援を背に逆襲を狙う西武台は後半、サイドチェンジを増やして攻勢を増すが、ようやく1点を返したのは後半34分。その後もリスクをかけて攻め続けるが、試合巧者の作陽が何とか逃げ切った。 |
サッカーそのものは互角。だがそれだけに、選手権の舞台で勝負どころを逃さない狡猾(こうかつ)さが、いかに重要かを思い知る結果となった。
序盤から膠着(こうちゃく)した中で作陽にもたらされた2得点は、いずれも西武台の側からは不運な形でもたらされたが、作陽の狡猾さが西武台の守備を上回ったともいえる。
1点目は西武台のFKをクリアした流れのカウンターから、DFの背後を取りかけた⑬柳直人が倒されてのFKから。キッカーの⑧渡部亮武がファーの味方に合わせるフェイクからニアにストレートで直接ゴールネットを揺らした。2点目はその2分後。浮足出つ西武台を尻目に25酒井瞬の左からの縦のロングスローに飛び出した⑬柳がDF2人の間を破り、ファーサイドに流し込んだ。
「うまく2点が入った」と野村雅之監督も振り返る連続ゴールで、作陽が一気に優位に立った。爆発力を秘める西武台としては十分に追いつける点差だが、自陣での守備ブロックに切り替えた作陽の手前で、ディフェンスライン同士のパスを繰り返すばかり。前半はボールを持ちながら、その流れに終始してしまった。
ハーフタイム、西武台の守屋保監督はサイドチェンジを多用し、そこから縦に仕掛けていくことを指示。実際、そこから徐々にチャンスの起点を見いだしていったが、作陽もブロックを崩さず、⑬柳や④西田を走らせるカウンターで西武台の攻勢を削ぎにかかった。
焦燥感が募る中、西武台にようやく1点目がもたらされたのは後半の34分。①市川圭一が蹴ったボールを、中盤で競り合ったセカンドボールを拾った⑧関根健太が右サイドを一気に突き破る。そして、中央から相手CBの③草間塁がカバーにきて空いたニアにグラウンダーのクロスを入れると、勢いよく走り込んできた⑨佐瀬が体を倒しながら右足で合わせ、ゴール右に決めた。
これで1点差。その後、ロスタイムを含めた残り時間に猛攻をかけた西武台だったが、作陽の粘り強い守備に阻まれそのまま試合終了。彼らの選手権はここで幕を閉じた。
「カウンターからチャンスを決めて、0-3にできていたら、もっと楽な展開になっていた」と野村監督。序盤から2点をリードしたとはいえ、本来的にはハイプレスやパスワークを得意とする作陽にとって、西武台が厳しい相手であることを認めた上での戦い方だった。
終盤に1点を返されて、残り時間を何とかしのいでの勝利だが、相手の一瞬の隙を逃さずに得点を決めて堅守速攻で逃げ切る。4年連続の2回戦突破となる作陽の勝負強さが西武台の勢いを封じた試合だった。
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