10年1月2日(土)/14:10キックオフ/神奈川県・等々力陸上競技場/観客10000人/試合時間80分 |
| 日章学園 |
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武相 |
串間(前半16分)
福満(後半2分)
鳥原(後半13分)
山田(後半27分) |
得点者 |
三堀(後半26分)
柿崎(後半39分) |
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日章学園が開始16分のセットプレーで勢いをつけると、そのまま主導権を握る。だが、3点を先取すると、守備の乱れが生じ武相に得点を許すが4-2で終了。攻守に連携の取れた日章学園が武相を80分間圧倒した。 |
スコア以上のワンサイドゲーム
日章学園の課題は不要な失点のみ |
前橋育英や青森山田ほどではないが、実は優勝候補の一角を担うという高い下馬評を得ていたのが日章学園だ。付属中学で06、07年全国中学校大会で連覇を果たしたときのメンバーが、今年の日章の主力を担っているのだ。今大会の宮崎県予選も無失点の上に、5試合合計31得点と破壊力も抜群。攻守に穴がなく、連携も抜群。精神的な結びつきもハンパではないチームなのだ。
対する武相は初出場。読売クラブ出身の大友正人監督の下、ショートパスを駆使し中盤を支配すると⑨三堀宰と⑩柿崎弘樹の2トップがゴールに迫る。自分たちのスタイルに自信を持って、全国の舞台にやってきた。
そんな両者の戦いだが、結果はワンサイドゲーム。この日行われた中京大中京vs神村学園の一戦ほどではないが、4-2のスコア以上に日章学園のワンサイドゲームとなった。「バスで九州に遠征したりしないといけないんだろうな」と力なく大友監督がつぶやいたのは印象的だった。大友監督は、攻守の切り替え、セカンドボールを拾う能力の差を指摘していたが、さらに精神的な強さの差も痛感していたようだ。バスで九州に遠征というのは過酷な状況を指し示すひとつのたとえに過ぎず、肉体的にはもちろん忍耐力を始めとする精神力も追い込んで身につけなくてはと痛感したようだった。それほどまでに、ピッチの上では差があった。
とはいえ、立ち上がりは日章学園にも硬さは見られた。オーソドックスな4-4-2同士の戦いでともにショートパスを繰り出したいスタイル。だが、立ち上がりはシンプルにロングボールを前線に入れセーフティーを心掛けながら時間が過ぎていった。状況が変わったのは16分、日章学園がCKにより先制してから。「1点取ってラクになった」と監督はじめ選手たちが振り返っているように、ここからは日章ペースになる。長身FW⑪尾方陽介に預けると、⑩伊勢隆司や、小兵ながら運動量あふれる⑨福満拓人、⑧鳥原貴大らが飛び出して絡んでいく魅力的な攻撃を見せた。
日章が1点先制したまま折り返すと、開始2分、右サイド突破から⑩伊勢の右クロスを中央で、わずか身長162センチの⑨福満がDFの間を突いて頭で合わせる。続いてその9分後、流れるようなパスワークから最後はペナルティエリアー内の⑨福満のクロスにDFの背後から走りこんだ160センチの⑧鳥原が左足ダイレクトでネットを揺らす。
しかし3-0となったこの後、日章は武相の猛攻を浴びることとなる。後半36分、果敢に人数をかけた攻撃から1点を返される。早稲田監督も選手たちも課題として挙げていたところではあるが、攻め上がりによる守備の人数不足をつかれた形だった。その後は、互いに1点ずつを追加し、終わってみれば4-2。3点目を取った直後の時間帯、少し緩みを見せたが日章は試合をほぼ掌握して終えた。
早稲田監督は課題を述べつつも「初戦だしこんなもんでしょう」と振り返った。この日の序盤の硬さと、若干集中を欠いた時間帯の修正ができれば上位進出するのではないだろうか。そう思わせるくらいの迫力を見せてくれた。
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