10年1月2日(土)/12:05キックオフ/千葉県・フクダ電子アリーナ/観客3078人/試合時間80分+PK戦 |
| 関西大学第一 |
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鹿島 |
| 小島(後半12分) |
得点者 |
鈴木(後半4分) |
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運動量豊富な関西大学第一が優勢の展開の中、後半4分に鹿島がきれいな展開から先制点を挙げる。しかし、関西大学第一も、12分に⑥小島のFKから同点に。その後も関西大学第一がゴール前のシーンを多く作ったが、得点には至らず、勝敗はPK戦へ持ち込まれた。5人全員が決めた先制の関西大学第一に対し、後攻の鹿島は5人目がGKにストップされて勝負あり。関西大学第一が3回戦に駒を進めた。 |
お互いの特徴がよく見られたゲームだったが、チャンスの数でいえば関西大学第一が多、かった。勝敗はPK戦にもつれたものの、関西大学第一の判定勝ちのような勝利だった。
立ち上がりは、鹿島のよさが見られた。視野の広いMF⑦名雪光が、中央から前線、左右にパス展開し、丁寧につないで攻める姿勢があった。前線では、少し下がった位置で⑪小野聖司がボールを受け、キレのあるボールさばきでキープして起点になった。FKやCKを取ってチャンスにつなげ、22分には右CK、36分には左手前のFKから④黒田章也がヘディングシュートするシーンがあったが、ゴールを決められなかった。
関西大学第一は13分、右サイド⑦久保開立のロングスローから、ゴール前で⑮濱野友旗がシュート。これはジャストミートせずにGKの正面を突いたが、これをきっかけにリズムに乗る。
最前線の⑨久保綾祐がゴリゴリ走り、後方からのロングボールを敵DFと競り合いながらもよく拾って味方につなげ、ゴール前に迫るシーンを多く作った。31分には決定機。⑨久保綾が前線で起点となり、右の⑩三浦陽平から中央の⑦久保開とつながり、再びゴール前の⑮濱野にボールが入ったが、うまく合わせられずにゴール右へ外してしまう。
全体的に関西大学第一のほうが、球際の争いに迷わずスピーディーに飛び込んでくるところがあり、こぼれ球もマイボールにする機会が多かった印象だ。鹿島は前半の途中から、この関西大学第一の勢いに気圧されるようなシーンが目立った。
しかし、後半に入って先制したのは、鹿島のほう。縦パスを敵陣で受けた⑪小野が軸裏パスで右へ展開。走り込んだ⑩青山晃也のクロスを、ゴール前中央で⑨鈴木基弘が敵をかわしながら受け、右足シュートを決めた。素早い展開でスペースを突いた、素晴らしいゴールだった。
だが、関西大学第一も、12分に同点に追いつく。ペナルティーエリア手前、中央やや右からのFKだった。敵の壁の前に味方3人がヒザ立ちして、敵GKからボールを隠す状況から、⑥小島悠司が蹴ったボールはゴール右をとらえ、ポストに当たってゴールインした。
その後も関西大学第一の、猛烈なチェイシングが目立った。それは敵DFに対し、パスコースを切って、つなぐのが無理めなクリアをさせる、といったレベルではない。そんなときでも球際にスライディングで飛び込んでいき、そのクリアでさえもまともに許さない突っ込みだった。これには鹿島も嫌気がしたのではないだろうか。もっとも鹿島も守備陣がよく持ちこたえ、その後は関西大学第一に迫られながらも得点を許さなかった。
PK戦はどのキッカーも練習の成果がうかがえ、個々のさまざまな工夫で敵GKの逆を取ったり、あるいはコースを突いた速いボールで敵GKの反応を遅らせたりといったシーンが続いた。ただ最後のキッカーのとなった鹿島⑥宮本真行のシュートだけコースが甘くなり、関西大学第一GK①樫根啓人ブロックに防がれてしまった。
過去2回出場した選手権は、いずれも初戦敗退だった関西大学第一にとって、3度目の正直で獲得したうれしい選手権初勝利だった。練習でもよく走り、走力勝負には自信があるというチーム。そのエネルギッシュなスタイルで、次の3回戦の八千代相手にも持ち味を出せるかどうか注目だ。
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