10年1月2日(土)/14:10キックオフ/東京・西が丘サッカー場/観衆4894人/試合時間80分 |
| 藤枝明誠 |
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国見 |
飯塚(前半3分)
大山2(前半8分)
大山2(前半12分)
飯塚(後半27分) |
得点者 |
須郷智広(後半15分) |
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開始早々の3分に、MF⑨鈴木周太のシュートの跳ね返りをMF⑬飯塚祐樹がダイレクトで決めて藤枝明誠が先制すると、8分にはFW⑮大山和早がすかさず加点し、さらに12分には再び⑮大山が決めて、開始12分で3-0と大きくリードする。国見も後半反撃に転じ、15分に⑧須郷智広が1点を返すが、27分に⑬飯塚にトドメの4点目を決められ、勝負あり。藤枝明誠が4-1で国見を一蹴した。 |
1回戦では徳島商に1-1のPK戦の末に、苦しみぬきながら突破した藤枝明誠。1回戦で神戸入団内定のFW有田光希を擁する北越を5-0と一蹴した名門・国見。
結果は開始12分で勝負がついてしまった。藤枝明誠は1回戦に次ぐ、開始早々の先制弾を挙げた。「国見も初戦で開始早々に決めていたので、先に失点するくらいなら、先にシュートを打とうと意識させた」という、田村和彦監督の指示を忠実に実践し、相手に息をつかせないうちに先制パンチを食らわせた。
このパンチは非常に効果的だった。相手が揺らいでいる間にすかさず追加点を奪い、そして3点目を奪った。相手がファイティングポーズを取る前に、文字通り一気に畳み掛けて見せた。
この3点は国見をもってしても、大きな重荷になってしまった。国見が目を覚ましたのは、後半に入ってから。国見は2分にMF⑦長野秀星に代え、長身MF⑲武内大を投入。⑲武内が3バックに入り、DF③志布木拓名をFWに移した。さらに11分には、ケガの影響で動きが悪かったFW⑩松田有騎に代え、FW⑭井上良太を投入。⑭井上がスピードとバイタルエリアへの鋭いカットインを生かし、前線にアクセントを加えたことで、ようやく国見の攻撃が活性化。エース⑨井福晃紀に、よりボールが行き届くようになり、国見本来の素早いパスサッカーで、藤枝明誠を一気に押し込んでいった。ようやく相手陣内でプレーできるようになったことで、国見の武器の一つであるFW⑬東矢祐仁のロングスローも威力を発揮し、国見の猛攻が始まった。
後半15分に中盤での素早いパス交換から、⑭井上、③志布木と頭でつないで、最後はMF⑧須郷智広が押し込み、ようやく反撃ののろしを挙げると、ここからさらに攻め手を強くしていく。
だが、1点を返しても残り2点、残り時間も25分で、一発勝負のトーナメント。リーグ戦よりも難しいこの状況は、国見をもってしても、跳ね返すことはできなかった。気迫を前面に出し、体を張ってゴールを守ってくる藤枝明誠の前に、アタッキングエリアまで持ち込めど、シュートはことごとく相手に当たってしまう。刻一刻と時間が過ぎていく中、一瞬の隙を相手に突かれてしまった。後半27分にカウンターから失点。この一撃で勝敗は決した。
あまりにも痛かった3点。裏を返せば、国見はいちばんやってはいけない失点パターンを食らってしまった。立ち上がり早々の失点。サッカーの世界では開始1~5分で先制点が決まると、そこから試合が膠着(こうちゃく)してそのままで終わるか、その後に試合が動くことが多い。2-0になっても、サッカーは2点差がいちばん怖いといわれる。国見にとって、3点目が痛かった。これらの定説は2点差まで。3点差になると、サッカーはきつい。
後半は新生・国見の真髄を見せることができたが、踏ん張りきれなかった開始12分が明暗を分けてしまった。
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