09年12月31日(木)/12:05キックオフ/千葉県・フクダ電子アリーナ/観客8658人/試合時間80分 |
| 八千代 |
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中津工・中津東 |
石川(前半4分)
黒氏(前半18分)
大和久(後半4分)
石川(後半6分)
石川(後半30分) |
得点者 |
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序盤から八千代が巧みなパスワークでゲームを支配。エース⑩石川の先制点を皮切りに効果的に加点し、中津工・中津東を圧倒する。終始ペースを握った八千代が完勝し、⑩石川はハットトリックを達成して勝利に花を添えた。 |
八千代パスアタックさく裂!
石川のハットトリックで中津工・中津東を粉砕する |
中津工・中津東は、堅い守りと、ボールを奪ってからスピーディーなカウンターを武器に、インターハイではベスト8まで勝ち上がった。対する八千代は小気味よいパスサッカーを基本とする。したがって、ともすれば中津工・中津東の術中にハマり、苦戦を強いられるのではないか。実は試合前にはそんな展開もありえるだろうと予想していた。だが、その予想はいとも簡単に裏切られることになった。
試合立ち上がり、中津工・中津東はアグレッシブに攻撃を仕掛け、そして想像以上のハイプレスで八千代のよさを消しにかかる。ところが、中津工・中津東の果敢なプレスにも、八千代の中盤での正確なつなぎと、選手各々のスキルはぶれることがなかった。すると前半4分、DFのクリアボールを拾った⑩石川誠也が右サイドを抜け出し、GKとの1対1を制して先制ゴールを叩き込んだ。すると前半18分には、セットプレーからDF③山本恭平のヘッドはポストに阻まれはしたものの、そのセカンドボールを⑥黒氏啓介がゴール左下へ流し込み加点。八千代が前半で2-0のリードを奪った。
この試合で目を引いたのは、中津工・中津東の守備をかいくぐる、オレンジ軍団のスキルの高さ、正確なパスワークだ。プレー一つ一つに、スタンドからは歓声や拍手が沸き起こり、ときには感嘆のため息すら漏れる。中津工・中津東守備陣は、八千代の2トップと⑦長澤和輝に対してマンマークで封じにかかるが、彼らのプレーはそんなマーキングをものともしなかった。特に攻撃の起点となる⑦長澤は、挟みこまれてもワンタッチで敵の届かない場所にボールを置き、タイミングを見ては鮮やかな反転で前を向き、八千代のパスワークに活力をもたらしていた。
中津工・中津東は、負傷でベンチスタートのキャプテン、⑦塩田賢吾を前半31分に投入して反撃を試みるが、形成を逆転するには至らない。それどころか、八千代は後半立ち上がりの4分に、右サイドバック⑬中谷幸葉のオーバーラップから、⑮大和久弘樹が決めて3点目。その2分後の後半6分にも⑩石川がゴール前のこぼれ球を詰めて4点差とした。
圧巻だったのは後半30分、⑦長澤と⑩石川が披露した2人の連携による崩しだ。バイタルエリアの狭いゾーン内で、3本のパスをつないで中津工・中津東の守備網を完全に切り崩し、5-0とリードを広げるとともに、⑩石川はハットトリックを達成。試合後、殊勲の⑩石川がこの日挙げた3得点の中で「3点目がきれいに崩せたので、一番よかったゴール」と振り返り、「イメージはできています。ああいう形を目指しています」と付け加えた。八千代の真骨頂とする形でゲームを締めくくった。
エースの⑩石川は千葉県予選では大会前に右足首を負傷し本調子ではなかったが、そのけがも今は癒え、選手権を迎えるに当たってコンディションは最高潮である。この⑩石川と、八千代のパスサッカーの中心にいる⑦長澤のコンビが、3年前同様にオレンジ旋風を再現させてくれるのか、非常に楽しみである。
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