09年12月31日(木)/14:10キックオフ/東京都・駒沢陸上競技場/観衆6147人/試合時間80分 |
| 国見 |
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北越 |
大町(前半1分)
須郷(前半8分)
布志木(前半25分)
松田(後半1分)
井福(後半37分) |
得点者 |
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開始早々の1分に、MF⑮大町が鮮やかなボレーシュートを決め、国見が先制すると、8分にはMF⑧須郷が2点目。完全に受身に回った北越を尻目に、一気に攻勢に出た国見は、25分に右CKからDF③布志木がヘッドを決め、前半だけで3-0。後半も開始早々の1分にFW⑩松田が直接FKを決め、4点目。そして37分にはエース⑨井福がヘッドを決め、ゴールラッシュに幕を閉じ、5-0で国見が勝利した。 |
青と黄色のストライプ軍団が見せたパスサッカー
新生・国見ここにあり! |
国見が長き眠りから目を覚ました。選手権の常連校で、全国優勝の常連でもあった青色と黄色の縦じまのユニホームは、チームを強豪に仕立て上げた小嶺忠敏前監督が離任後、苦しいときを過ごした。全国大会に出場しても思うような結果が残せず、さらに過去2年間は県予選で敗れ、選手権自体から遠ざかっていた。
苦しいときを過ごした国見。特に今の3年生は選手権を経験したことがない選手たち。絶対に自分たちの代で選手権に出て、結果を残したい。3年生の思いはひとつだった。今年のインターハイでは、2回戦で同じ九州の大津に0-5の大敗。今年も厳しいかと思われたが、彼らの選手権に対する思いが、この屈辱を力に変えさせた。そして、更なるスケールアップをして今大会に臨んできた。
「自分たちのサッカーは前線からハイプレスを仕掛け、全員でゴールを取るサッカー」(高橋精一郎監督)。新生・国見の目指すサッカーは、ずばりフィジカルと走力をベースにした流動的なパスサッカー。「昔はロングボール主体だったが、それを80分間続けるのはきつい。今の選手たちは考えてプレーできる」と高橋監督が語ったように、80分間ショートパスを主体にしたサッカーで、容しゃなく北越に襲いかかった。
前線から⑨井福晃紀と⑩松田有騎の2トップを軸に、前線から連動したハイプレスを仕掛けボールを奪うと、全員が一気にゴールに向かって走り出す。ドリブルとパスを融合させ、二重三重の猛攻を仕掛けると、開始1分のゴールを皮切りに、前半だけで3-0。
後半途中、強風が猛威をふるい、ピッチ上に激しく吹きつけるなど、コンディションが悪化した中でも、苦しむ北越を尻目に、彼らは自分たちのスタイルを崩すことなく、北越ゴールに迫り続けた。後半も2ゴールを挙げ、神戸に入団が内定している北越FW⑪有田光希に仕事をさせないまま、5-0の圧勝で、2回戦進出を決めた。
「『国見のサッカーは変わったね』とよく周りからいわれました。激しい走りやフィジカルなどいい部分は残しつつ、新しいものを積み上げてきた。自分たちで新しい国見を作っていこうという意思の中で取り組んできた結果だと思う」(高橋監督)。
低迷期を迎えながらも、現状を打破するために取り組み続けたことが、最後の大会で花を開こうとしている。まだまだ初戦を突破しただけで、かつての『居場所』だった国立までは険しい道のりが続く。だが、3年ぶりの選手権の初戦で見せた国見のサッカーは、間違いなく新生・国見を示すのには十分な内容であった。
「こういうサッカーをやり続けていけば、国見でサッカーをやりたいと思ってくれる選手が増えてくれると思う」(高橋監督)。新生・国見はまだ序章の段階に過ぎない。今大会を機に、新たな流れが生まれたとき、次なるステージへステップアップしていくだろう。
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