3回戦
1月3日(木)/12:10キックオフ/千葉県・市原臨海競技場/観客4343人/試合時間80分
流経大柏 2(2-0、0-0)0 北越
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月並みな見解だが、3回戦ともなると、チームの本当の力というものが試されるようだ。この試合では、両チームとも出場停止やコンディション不良で、レギュラーメンバー数人が出らないマイナス要素があった状態。そこでチームの総合力、選手層の厚さが如実に出た内容となった。
流経大柏は、昨日の試合で右足を負傷したFW⑱上條宏晃が、当初外れる予定だったところメンバー入りし、試合直前のウォーミングアップで、やはり全然動けないということで、メンバーから外れるドタバタがあった。また、キャプテンの⑬名雪遼平が出場停止。
同じく北越も、キャプテンの②道見啓介が出場停止なのに加え、エースの⑩佐藤昌丈が発熱で、ベンチ入りするも満足にプレーできない状態だった。
フタを空けてみると、内容としては流経大柏の一方的な展開だったといえる。序盤こそ縦方向に攻め急いで、チャンスを作れずにいたが、「外へ展開するよう指示して、それができるようになってからよくなった」(流経大柏・本田裕一郎監督)というように、緊張がほぐれてからは、持ち前の運動量豊富で、スピーディな攻撃が繰り返された。
先制点は29分に、FKのチャンスからゴール。ゴール前左から⑩大前元紀がファーサイドへシュートを打ってGKが弾いたところを、予めつめていた②名雪遼平が押し込んだ。2点目は前半終了間際の39分。左を⑩大前が突破して上げたクロスを、ファーサイドで⑪保戸田春彦が折り返し、⑳田口泰士が頭で合わせた。
この他にも、流経大柏には前後半を通じて再三の決定機があったものの、北越GK①渡邊貴也の好守もあって、ゴールを決められなかった。北越は粘りが身上のチームらしく、GK①渡邊のほかにも、各選手が必死に体を寄せて流経大柏の攻撃を防ぐ、いいディフェンスのシーンが何度もあった。しかし、今日は攻撃面でボールがまったく前線へ運べなかったところに、キーマン2人不在の影響が感じられた。シュートも前後半1本ずつの、合計2本。
それは流経大柏のプレッシングを中心としたディフェンスと、奪ってからのショートカウンターが、よく出ていたからでもある。特に後半の頭から20分くらいまで、3点目を取りにラッシュをかけた時間帯は圧巻だった。北越陣内で次々にボールを奪っては、細かく素早いパス交換とシャープな動きで、ゴール前に何度も攻め込んだ。最近、ランパス(ランニングパス)の練習とか、重要性の話をサッカー界であまり聞かないが、「走りながら正確にパスをし、正確に受ける」ことの大切さを改めて感じさせる流経大柏のプレーぶりだった。
ここで1点でも奪っていれば、もっと強烈に「流経大柏強し」印象をこの試合で残せたことだろう。
流経大柏・本田裕一郎監督
「ケガ人やイエローカードで、普段先発でない選手が出たが、彼らが頑張ってくれた。昨日よりは少しリラックスできた感じがしたが、相手はしぶといチームなので、最後まで油断できなかった。決めるべきところたくさんあり、少し焦りすぎかな。もう少しいい試合ができると思う」
流経大柏・②中富翔太
「(ゴールの場面は)監督から上がれといわれていて、ボールが来ると信じていた。キャプテンのためにも何としても勝って、次の試合につなげたかった。これからも一戦一戦大事に戦いたい」
北越・嵯峨谷通監督
「キャプテンはいないし、2年生のエース(⑩佐藤昌丈)も熱が出て出場できず。こういうのはお互い様ですが、いい状態で試合ができたらなあと思った。GKの好守に助けられました。来年はもう少しいいチームになると思うので、また頑張ります」
北越・③板羽優
「キャプテンのためにも、もう1試合させてあげたかった。遠くから応援に来てくれた人たちに感謝したい。3年生は引退するけど、1、2年生の後輩たちには、切り替えて頑張ってもらいたい。流経大柏はパス回しがうまかった。初戦、2回戦とは違いました」 |