3回戦
1月3日(木)/14:10キックオフ/千葉県・市原臨海競技場/観客3807人/試合時間80分
東福岡 3(1-0、2-1)1 佐賀北
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夏の甲子園優勝の野球部との絡みばかり報道されている佐賀北だが、非常にいいサッカーをしていて、語るべきところの多い好チーム。何よりも各選手が非常に落ち着いてプレーしている印象で、ボールを持ったときも、少々のプレッシャーでは慌てずに狙ったプレーをやり切っていた。
守備ではブロックをしっかり作って、東福岡の狙いのほとんどをつぶしていた。これで攻撃では長身FWの⑪松尾伸をターゲットに、スピードのある⑰七田和謙や⑧古川純平ら2列目から絡むというから、攻守のバランスに優れた素晴らしいチームではないかと思った。
「佐賀北のスピードある攻撃を抑えたかった」(東福岡・森重潤也監督)。その強さは、昨日の野洲戦に続き、東福岡がキーマンにがっつりマンツーマンマークをつけて臨んできたことでも見て取れる。⑪松尾には②木藤雅卓、⑰七田にはキャプテンの④串間雄峰、そして⑧古川には⑯三刀屋慶昌を当ててきたのだ。
ところがゲームは、開始すぐに、佐賀北のエース格である⑰七田が左足もも裏を肉離れして、わずか7分で交代してしまう。これが両チームにとっては非常に大きなアクシデントとなった。佐賀北は縦への攻撃のスピードがなかなか出ない状態におちいってしまったし、東福岡の守備陣はこれでかなり楽になった。
それでも佐賀北はチームのベースとなっている守備で、ずっと対抗し続けたのだが、17分に東福岡が、得意のセンタリングシュートから先制する。21皿谷圭史郎の右クロスに、ニアで⑦深町伸太朗がつぶれ、そのスキにファーサイドで敵の前に入った⑰横山博一が合わせた。
東福岡は、この先制点以外、今日の攻撃面はあまりうまくいっていないように見えた。だが、後半54分と59分に、CKから2ゴールを追加し、勝つための強さを備えていることを見せつけた。佐賀北は75分に、交代出場の⑫奈良暁史がミドルシュートを決めて一矢報いた。
エースのケガによって勢いを失ったチームと、攻撃が滞ってもセットプレーで解決したチーム。ここにも3回戦のカベみたいなものが存在しているゲームだった。ただし、勝った東福岡も、エース⑩井上翔太がこの試合警告2回で退場して、次戦は出場停止となった。外から見ると、チームは彼への依存度が高く見えるだけに、不在の影響はどう出るのか。真価が問われるゲームになるだろう。
東福岡・森重潤也監督
「ウチとしては、まず佐賀北の攻撃をしっかり抑えることを考えた。ディフェンス重視だったので、攻撃が機能しなかったのが課題。(総体で敗れている)流経大柏は、うまいし、速いし、サッカーを知っている高校トップレベルのチーム。是非もう1度胸を借りて戦いたい」
佐賀北・松尾智博監督
「選手層がるほうでもないので、ウチにとっては絶対的なエースだった⑱七田がケガをしてしまったのは、相当痛かった。前にボールを運べる、数少ない1人だった。後半一気に勝負をかけるつもりだったんですが」 |