2回戦
1月2日(水)/14:10キックオフ/東京都・駒沢陸上競技場/観客5923人/試合時間80分
作陽 2(0-0、2-1)1 青森山田
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前回準優勝校の作陽と、11回連続出場の東北の雄・青森山田。昨年11月19日の組み合わせ抽選会で、シードされた作陽の隣に青森山田が入ったときには、抽選会場からはどよめきが起こった。駒沢陸上競技場で行われたこの試合は、2回戦の目玉といってもいいものだった。
前半の40分間はお互いに探り合っているうちに終わったという感じ。チャンスと呼べるものといえば、32分に作陽の⑨岡本大樹が右から中に切れ込んで打ったシュートと、作陽のCB④堀谷順平がオーバーラップして放ったシュートの2つぐらい。その他では作陽に1本、青森山田に2本、ゴール前でFKのチャンスがあったが、どれもゴールマウスをとらえることはできず。前半のシュート数は、共に3本ずつだった。
前半のピッチで繰り返されたのは「数的不利の攻撃」と「数的優位の守備」だった。お互いに4バック、ボックス型の中盤4人のフォーメーションなのだが、2トップに対しては4バックが見張って、サイドから仕掛けてきた場合はサイドハーフとサイドバックで対応、といった具合である。
こういったときはサイドバックがオーバーラップをかけたり、ボールを持った選手がトリッキーなプレーをしたりすれば崩すこともできるが、お互いにリスクを怖がってやらない。そうなるとゲームがこう着していくのは必然の流れだ。
「こりゃあ、0-0でPKかな~」なんて思っていたら、62分、唐突にゴールが生まれる。決めたのは作陽で、こういう展開にはありがちなセットプレーからのものだった。左サイドの⑥今川智史のFKを、③山田一歩がニアに飛び込んで決めたのだ。
それから3分後、青森山田がすぐに同点にする。CKからの2次攻撃で、攻め上がっていたDF④大久保翼が打ったシュートを、作陽GKがキャッチし切れずゴールラインを割った。
決勝点は、その3分後の68分に決まった。作陽の⑨岡本が右から入れたクロスに合わせようとした⑳吉村真を、ペナルティーエリア内で青森山田DFが倒してしまったのだ。PK。これを⑭定岡諒が左スミにバシッと決めて勝ち越した。
1点差を追いかける青森山田は、MFに代えてFWの21大津一貴を投入、CBの④大久保をゴール前に上げて攻め込むも、「逃げ切りモード」に入った作陽を崩すことはできなかった。有名校同士の対決は作陽に軍配が上がった。
大会屈指の好カードと呼ばれたこのゲームは、ハッキリいって、全く面白くなかった。お互いに第一目的にしていたのが、敵の良さを消すこと。つまり敵にサッカーをさせないことだったのだからそれも当然か。両方がサッカーをさせないためにプレーしているのであれば、これはもうサッカーとは呼べないんじゃないか――。そんなことを感じてしまった。
作陽・松本賢治監督代行
「(肺炎で入院中の)野村監督からは、昨日の夜、『お前たちに任せたから頑張れ』と。試合前からこういう展開、ブロックを形成したディフェンスのやり合いになるだろうな、とは思っていました」
作陽・④堀谷順平
「野村監督がいない中、僕がしっかりしないと、と思っていました。試合中の指示は少なくなりますが、僕は前回から出ているので、監督のやりたいことはわかっているつもりです。自分が監督になったつもりで頑張っていきたい」 |