2回戦
1月2日(水)/14:10キックオフ/神奈川県・等々力陸上競技場/観客数600/試合時間80分
那覇 1(1-0、0-0)0 神戸科学技術
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結局、試合の決着は早々についた感じだ。
まず、先制点が4分という早い時間帯に、那覇にもたらされたこと。神戸科学技術は、兵庫県予選では先制された経験がなく、1回戦も先制している。精神力を不安要素に挙げていたが、まず痛手を負ってしまった。そして、何よりも痛恨だったのが20分。主将でエースの⑩須ノ又諭を負傷で失ったこと。「正直いって痛かったですね」と神戸科学技術の鈴木利章監督は声を絞り出すようにして振り返った。
エースFWで、キャプテンで、という存在は、特に若い年代のサッカーではチームにとって大きな存在だ。大会前の鈴木監督の談話などでも「須ノ又に少し頼り過ぎてるかな」といわしめるほどだった。FWではあるのだが、決定力だけではなくてラストパスの精度も高く、当然精神的支柱でもある。さらに、ケガの少ない選手で、これまでほとんど彼を欠くことなくやってきたのだという。インターハイでは手を骨折してはいたが、練習を休むことはあっても、試合に影響は出なかったそうだ。そこまで頼り切っていた主将が試合中の負傷により退場。チームにとって痛くないわけはなかった。
さらに、監督、選手共に敗因に挙げていたのが「全国レベルの舞台でのメンタル」だった。鈴木監督は前半を「寝ていたような状態」だったと話し、初戦で決勝点を決めている⑧増井直樹は「もう2試合目なんだけど、なんだか緊張していて体が全く動かないんですよね」と表現した。
比較してみると、同じ初出場でも那覇はたくましい。初戦の硬さを払拭し、自分たちのペースを取り戻した。「個人ではなくみんなのサッカーを。僕たちの宝は信頼できることだから」と⑥仲間貴一は力強く話す。那覇のサッカーは決して美しくはないし、うまさを感じさせるシーンもない。だが、意思統一を図り、試合を巧みに進める様はさすがで「選手たちが話し合って自分たちで決めている。それが試合で当たっている」と誇らしげな大平監督の話にもうなずける。
そして、勝利にも浮かれる表情が見えない。「出るからには優勝したいと思っている。ベスト4なんていってたら上にはいけない」(⑫新城知輝)
こんな彼らの力強さは、上位進出への原動力になるのだろうか。
那覇・大平睦男監督
「素直にうれしいです。みんな頑張りました。子供たちは(全然喜びの表情を見せなかった)1試合目よりも満足していると思う。ゲームプランも自分たちで立てていた。前半で2-0にしたかったが、欲張らなかったことも良かったんだと思う」
那覇・⑫新城知輝
「1試合目に自分のプレーを出せなかったので、しっかりしようと思ったのがつながった。みんなもうすでに切り替えています。まだ何も終わったわけではない。一試合一試合、悔いを残したくないし目標は優勝。他校は目標はベスト4(国立でプレーすること)なんていってますが、それでは上にいけない。どうせ出るなら優勝したい。県勢がどうとかは関係ない」
那覇・⑥仲間貴一
「今日は相手のプレスがそんなでもなかったからできたと思う。奪ってカウンターということがしっかりできた」
神戸科学技術・鈴木利章監督
「前半の戦い方に悔いが残る。でも(全国1勝も果たし)いい経験をさせてもらった。(エースでキャプテンの)須ノ又が前半途中で負傷退場し、厳しかった。こういうケースは初めてのことで、ケガの少ない選手だったので。前半はいわゆる寝ているような状態だった。最初からしっかり入らないと。どういう相手でも状況でも、そういうメンタルをコントロールできるようにならないと」
神戸科学技術・⑩須ノ又諭
「悔しいです。途中で下がって、ハーフタイムにはみんなに信じているからっていう話をした。負傷した右足はたぶんヒビか骨折だと思う」 |