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トップマッチレポート第85回 全国高校サッカー選手権大会>準々決勝 盛岡商-広島皆実
Match Report マッチレポート

第85回全国高校サッカー選手権大会 マッチレポート


2007/1/5

第85回全国高校サッカー選手権大会

昼間聡欣(本誌) 取材・文

準々決勝
1月5日(金)/14:10キックオフ/東京都・駒沢陸上競技場/観客5607人/試合時間80分
盛岡商 1(0-0、1-0)0 広島皆実

得点者
(盛)千葉

3戦連続してのスコアレス&PK戦勝利でベスト8に勝ち上がってきた広島皆実の快進撃(?)がついにストップした。
初めて広島皆実のゴールネットを揺らしたのは、盛岡商⑧千葉真太朗。68分、右からのクロスが裏に流れ、待ち構えていたところを落ち着いて決めた。
「動きがあまりよくなかったので、真太朗を呼びつけて、『こんなんじゃ代えるぞ』といったら、直後に決めてくれた」(盛岡商・齋藤重信監督)

広島皆実も、徹底して守るだけのチームではなかった。ノーゴールでここまで勝ち上がったことで、「今日こそ1点」という気持ちが生まれ、これまでより攻めを意識したのかもしれないが、至ってノーマルなチーム。右サイドバックの②中村歩夢が積極的にオーバーラップし、決定機も一度ならず作った。それ以上にピンチも多く、あえていわせてもらえば、このチームがどうして中京や大津を無失点で抑えられたのかが不思議なくらいだった。しかし、⑰増田卓也の果敢なゴールキーピングや、必要以上のオーバーラップを抑えてカウンターを食らわないような守り方をするなど、「なるほど」と思わせるところがあったのも事実。

試合は、前半は盛岡商ペースで進み、後半に入ると盛岡商の出足が鈍って広島皆実が支配。しかし、盛岡商に先制点が転がり込んだのは、広島皆実が完全に主導権を握っていた時間帯だった。
この1点で盛岡商がペースを取り戻し、後はいつ追加点が決まってもおかしくない展開となった。

広島皆実・鯉迫勝也監督
「数字だけを見ればここまで無失点でこれたが、ゴール前まで持ち込まれた場面が何度もあった。守備が完璧だったという評価は全然できない。強いていえば、(失点を)あきらめなければいけないような場面でも、GKのセーブで防いできた。それはGKだけではなく、GKに少しでもセーブしやすいようにしてきたDFの頑張りがあったから。
今日も、3点は取られていた内容だったが、DFとGKの連係で1点に抑えることができた。
ボランチの2人(⑥加藤昴、⑱澤井勇貴)が2年生で経験が不足しているので、思い切った攻撃参加が1年を通してできなかった。その課題がずっと解決できずにきてしまった」

盛岡商・④藤村健友
「後半はセカンドボールを拾えずに押し込まれてしまった。FW、MF、DFの3つのラインを等間隔にしないといけないのにどっちかが開いてしまったのが原因で、最終ラインを上げることで修正しようとした」

盛岡商・齋藤重信監督
「苦しいゲームだった。
皆実もこれまでより前にくることがわかっていたが、うちは点を取って勝つことだけを考えた。1点しか入らなかったが、最少得点でも勝ててよかった。
選手は精神的に疲労していたと思うが、よく踏ん張ってくれた。いつも、『踏ん張れ!』といっているから……。
(準決勝で当たる)八千代は、私が教育実習で教えた高校。元々女子校だったせいか、当時はサッカー部も下手くそだった。その学校と選手権で対戦する。いろいろな因縁を感じる」

※この大会を含めたユース&ジュニアユース世代の1年をまとめた『06-07ユース&ジュニアユースサッカーパーフェクトレポート』が1月13日、学研より発売されます!! お楽しみに!

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