2回戦
1月2日(火)/14:10キックオフ/東京都・駒沢陸上競技場/観客5272人/試合時間80分・PK戦
静岡学園 3(0-0、3-1)1 佐賀東 |
ちょっとヒヤッとしただろうが、前評判の高い静岡学園が、佐賀東をキッチリとやっつけたゲームだった。
立ち上がりから、ずっと静岡学園ペースでゲームが進んだ。ただ、ずっとボールを保持していたわけではない。パスを回しまくるというよりも、後ろで3つ4つつないでから、前線への長いボールも多用。攻撃がうまくいかなくて佐賀東ボールになっても、その瞬間に厳しくプレッシャーをかけてマイボールにする。そういう展開だった。
前半は佐賀東も集中して静岡学園の攻撃をガッチリと受け止め、0-0のまま終了。後半、静岡学園はFWの⑫伊藤達也に代えてドリブルが得意な⑱小倉慎太郎をトップ下に起用。打開を図るが、ゲームは思わぬ形で動き出した。
5分、佐賀東はロビングボールをうまく処理した⑩山下洸一がフリーで抜け出し、左隅へ決めて、佐賀東に先制点が生まれる。
しかし、静岡学園は慌てなかった。この失点を契機にして、それまで、もう一つうまくいってなかった感じの攻撃がスムーズに流れ出し、迫力も増していく。
14分、⑨國吉貴博の右CKから追いつく。ゴール前で4人が固まって、何やら輪になって相談。そこからランダムに動いてゴール前へ入っていく形で、J1川崎入りが決まっている⑩杉浦恭平が頭で決めた。
そこからは、より一方的な展開になった。正直いって、勝ち越し点は時間の問題か、という雰囲気。28分、その静岡学園の勝ち越し点が生まれる。⑱小倉がダブルタッチを多用するドリブルで、左サイドを切り裂いてプルバックのクロスを送る。ファーサイドへ流れたが、これをまたも⑩杉浦が、今度は左足で決めた。
ロスタイムには、カウンターからダメ押し。もう1人の「看板プレーヤー」⑨國吉が、佐賀東DFをボールを浮かしてかわして、ゴール前へフワッとしたパス。これを途中出場の⑳大石冶寿が頭で押し込んだ。
特に2-1になってからは、昨年の野洲をほうふつさせるようなテクニックを見せつけた。⑦枝本雄一郎はエラシコから、足裏で引いてそのまま軸足に当てるパスと、複合技を披露。⑱小倉も細かく繊細なボール扱いでスタンドを沸かせた。
静岡学園・井田勝通監督
「前半はちょっと固かった。2年生には顔が引きつっている選手もいた。先制される展開もある程度想定していた。そうなったときにも、セットプレーやドリブルから崩して何とか追いつけるだろうと思っていた。ただ、残り20分を切ってもリードされるようならどうしようかと思ったが……。CKからは、高円宮杯でもけっこう決めている形。あれ(同点ゴール)で勢いがついた。2-1ではなく、3-1で終われたことは大きい」
佐賀東・蒲原晶昭監督
「完敗。先制点があまりに早かった。守って守ってカウンター、というつもりはなかったが、後手を踏んでしまった。守備が悪くなると、やはり攻撃に持ち込めなくなる。来年に向けてやり直すだけです」
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