北 プレビューのときに菊地さんが、「昔のフットサル大会の雰囲気になるのでは?」と言っていたじゃないですか。高知はもう、かつてない感じでしたね(笑)。かなり時代をさかのぼったような感じで。
菊地 神戸会場は、2つコートがある中で、やはりデウソン神戸や、トーイのほうにはお客が集まっていた。同じフットサルプレーヤーや、関係者、子どもたち。まあ、少ないけどね。発表も実数じゃない。果たしてこれで普及活動になるのかな?
コートは、やっぱり狭かったの?
北 縦は38.5メートルということでしたが。
菊地 神戸は横20メートル×縦40メートルを何とか取ったらしい。ただ、ゴールラインが壁ギリギリになっちゃって、メインとバックスタンドの人は、一番前の席から手前をのぞき込まないと、ゴール前が確認できなかった。
北 笑ってしまったのは、ある日の3試合目で、片方のコートがすごく早く終わっちゃったんですよ。そうしたら隣でガチガチやっているのに、係の人たちが、終わったコートのモップかけ始めて。何だか放課後の部活みたいで(笑)。
菊地 ああ(笑)。昔の県リーグってそうだったなあ。終わったほうから早くテープはがしちゃえって。「撤収。撤収」ってさ。まあ、それって全国の決勝大会なの?って気もするけどね。あののどかさは嫌いではないんだけど。
北 Fリーグが始まっただけに、こうした部分を比較されちゃうところがありますよね。それに今大会から2会場になったわけですが、お互いの情報が全然行き来していないんですよ。
菊地 僕らは携帯で速報し合って、スコアを把握しながら楽しんでいたけどね。
北 でも、チームの当事者は全然わかっていなかったですよ。何点取ればいいのか、試合中にまったく把握していない。だからゲームプランも組みづらい。
菊地 あとは審判ね。まあ、スパン、スパン、カードが出たねぇ。黄色も赤も。見ているこっちのほうとしては、もうそういうことはあるものとして、楽しむモードになっている。だけど、プレーしている当事者としては、たまったものではないわけで。
北 カードが出てくるのが、すごく軽いんですよね。1年間この大会のために頑張ってきている人が多いのに、「ペッ!」って出されちゃって。
菊地 でも何か、最近ジャッジされる側も、あきらめムードというか。大人しく言うことを聞くというよりも、怒るのがバカバカしくて引き下がっていくような雰囲気でね。選手も審判も一緒になって、試合を盛り上げていこうといった一体感みたいなのがない。それはそれで、ちょっと危機的な状況なんじゃないかな。
北 選手たちもこれまで散々色々な目にあってきて、免疫がついているのかもしれないですね。知り合いが言っていたんですけど、審判も背番号制にしたらいいんじゃないかと。誰がどういうジャッジをする傾向があるのか。わかりやすくなる。
菊地 多分、こういう大会の前って、審判同士で判定基準の再確認とかやるよね。「○○のところのジャッジは、最近曖昧になっていますけど、きちんと吹いていきましょう」とか。だから、こうした大会の始まりのときっていうのは、危ないんだよ!
北 確かに。Fリーグが始まったときに、やたら4秒ルールが厳しく取られたり。
菊地 でも、そういうのって、日が経つにつれてまた曖昧になっていくと思うんだ。いちいち吹いていたらキリがないからね。そうして油断していると、また新しい大会のところで、基準がグンと厳しくなる。
北 そして、どこが厳しくなっているのかは、始まってみないと分からない……(笑)。
菊地 まあ、でも審判の方たちも、この3日間で相当数吹いているんだよね。だから、運営面もそうなんだけど、プレーする側の規模に、大会側がついていけなくなっているのではないかと。
北 選手たちはどんどんレベルが上がって、やるほうの要求は高くなっているわけですよね。
菊地 そう。でも、お金がない。人数も掛けられない。だから、いろんなものがやっつけモードになってしまうんだよね。
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