2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第3節
柏レイソル-川崎フロンターレ

2015年07月21日

菊地芳樹(本誌)取材・文

15年7月19日(日)/19:04キックオフ
千葉県・日立柏サッカー場/観客14,055人/試合時間90分
柏レイソル
1 1-0
0-0
0
川崎フロンターレ
工藤壮人
(前半15分)
得点者  

川崎がボールポゼッションで上回る展開だったが、柏も我慢しながら自分たちの時間帯を作り、前半15分に見事な連携から先制点。後半も川崎に押し込まれながらもGK桐畑和繁の好セーブもあって凌ぎ続け、はカウンターを中心に何度かチャンスも作り、終盤は川崎に自由に回させないシーンも出た。

ピックアッププレー

中央を見事に崩した
柏・工藤のメモリアルゴール

「攻めたいチームなので、悔しい印象はある」(吉田達磨監督)という柏だったが、「普段の練習で起こっていることがピッチでも起こっているので、(川崎のポゼッションに対して)まったく不慣れではなかった」とのこと。

柏は川崎にボールを支配され、決定機も何度か作られたものの、全体的にはゴール前に入られる前段階でよくプレッシャーをかけ、川崎をボールキープに必死にさせ、最後は
川崎を「回し疲れ」させた印象のゲームだった。

一方で攻撃面では、回数は少なかったものの、バイタルエリアをうまく突いてチャンスを作った。その一つがこの試合の決勝ゴールとなった、前半15分のシーンだ。

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左サイドから中へボールを入れ、一度ボランチの茨田陽生に下げると、茨田は右前のクリスティアーノに縦パスを入れる。クリスティアーノはダイレクトでタイミングよくフリーで走りこんだ小林祐介に落として勝負アリ。小林はコントロールしてからタイミングを合わせて工藤壮人にラストパス。そして「1対1には自信がある。GKの股が空くのを待った」という工藤が左足で決めた。

中央を空けるサイドからの攻撃と、角度をつけた斜め方向への縦パス。さらにダイレクトパス&3人目の動きと、バイタルエリアを攻略するための要素が詰まった見事なコンビネーション。「シュートと見せてパスなど、バイタルエリアでアイデアが豊富」(工藤)という、小林のプレーが光った。「バイタルエリアで前向きの選手を作る。今までなかなかなかった崩す形で、今後につながるゴールになった」(工藤)。

工藤はこれでJ1通算53ゴールとなり、北嶋秀朗さんを超えて柏のJ1最多得点記録を樹立。「これで胸を張ってレイソルの9番といえるのかなと思う。もっとゴールを取り続けないといけない」と、感慨深げながらもまた気持ちを新たにしていた。

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