2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第1節
横浜F・マリノス-モンテディオ山形

2015年07月13日

松岡 健三郎(本誌)取材・文・写真

15年7月11日(土)/19:03キックオフ
神奈川県・日産スタジアム/観客20,575人/試合時間90分
横浜F・マリノス
1 1-1
0-0
1
モンテディオ山形
齊藤学(前半12分) 得点者 宮阪政樹(前半45分)

セカンドステージの第1節。チームを切り替えるにはちょうどいい機会となったが、1-1の引き分けに終わり、両者にとってスッキリしない試合となった。ファーストステージで調子を上げて終わった横浜FMは、頼れるキャプテンの中村俊輔が今季初先発。ボランチでプレーし、プレッシャーの少ない位置でゲームをコントロールした。「裏のスペースへのロングボールを俊輔から狙いたかった」とエリク・モンバエルツ監督が試合後語った。しかし、山形の低いDFラインに手を焼き、狙い通りにはいかず。前半12分の連携から、齋藤学のゴールで先制するも、サイドからのクロスに終始し、その精度に欠き追加点ならなかった。山形は前半終了間際、スローインから高木純平のドリブルのこぼれ球を宮阪政樹が押しこみ、試合をとおして1回の決定機を決めた。

ピックアッププレー

ダイレクトパスで
センターバックを引きだす

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この日の横浜FMの狙いは山形DFの裏のスペースだったが、低いDFラインでブロックを作られたためうまく崩すことができなかった。それでも前半12分にダイレクトパスが2本つづき、きれいな連携から最後は齋藤学がゴールを決めたシーンは圧巻だ。

今季、栗原勇蔵に変わり高さとパスセンスを買われ中澤佑二とセンターバックを組むファビオが、右サイドの小林祐三に浮き球のパスを送る。
そのボールを小林がダイレクトで喜田拓也に落とす。喜田はトップ下の三門雄大に1タッチで縦につなぐ。山形のボランチを2つのパスで突破し、センターバックを引きだす。
山形のセンターバックが前後にズレたギャップに三門が「インアウトパス」でFWの伊藤翔へ。伊藤が敵1人を外して、ファーサイドの齋藤学へグラウンダーのクロス。これを難なく齊藤が決めて先制点。

多くの選手が絡み、少ないタッチでの縦へ速い攻撃。モンバエルツ監督になって狙い続けた攻撃の形が出た。

日本代表にも同じことがいえるが、引いてくる相手に対してはピッチのサイドを広く使い、ダイレクトパスを2、3本つないで、敵ボランチを簡単に突破し、センターバックを引きだすことがポイントになる。これはその見本のような攻撃で決まった得点シーンだ。

後半はより守備意識が高くなった山形。1発のカウンター狙いとなったため、横浜FMも効果的なダイレクトパスがつながらず。サイドからの攻撃が増えて、クロスの精度に欠き追加点ならず。1-1の引き分けに終わった。

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ファーサイドでつめた齊藤学
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