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トップマッチレポート第12回全日本フットサル選手権大会>1次ラウンド1日目 対談レポート

Match Report マッチレポート


PUMA CUP 2007 第12回全日本フットサル選手権大会 マッチレポート

グループ分け スケジュール
2007/1/27

PUMA CUP 2007 第12回全日本フットサル選手権大会

菊地芳樹(本誌)、北健一郎(本誌) 構成

1次ラウンド1日目 対談レポート

コートの狭さの影響は?

  今回の舞洲アリーナは初めてでしたが、外観がすごくきれいで。

菊地 いわゆる埋立地の敷地の体育館で。周囲はサッカー場とかゴミ処理場とか。それ以外は何もないところだったね。

  体育館の中ですが、2コートを取ったために、選手たちからは狭かったという声が多かった。

菊地 縦が36メートルという話ですね。これはだいぶ狭いね。

  通常の40メートルより4メートル違うんですけど。

菊地 攻撃は1本つないだら即シュートレンジかな。敵が近いから攻めにくい、守りやすいという方向につながるんだろうね。
  暖房は効いてた?

  いや、効いてなかったですね。

菊地 やっぱりそうか。じっとしてるとやはり足元が冷える感じがしたんだ。

  簡単な防寒対策は必要ですかね。

菊地 まあ、今日は試合がたくさんあったので、その結果とともに、各グループがどんな状況だったのか、お伝えする感じでレポートにしたいと思います。

Aグループ結果
神戸大学フットサル部FORCA 0-3 大洋薬品/BANFF
JOY FC 6-5 GINZA de FUTSAL BOTSWANA FC MEGURO
大洋薬品/BANFF 8-3 JOY FC
神戸大学フットサル部FORCA 2-2 GINZA de FUTSAL BOTSWANA FC MEGURO

大洋薬品の強さはホンモノ

  まず第1試合で大洋薬品が出ましたけど、コートの狭さの影響をモロに受けている感じでしたね。逆にフォルサはやりやすさがあったように見えました。結構シュートまで持ち込んで、本人たちにやれるぞという感じがあった。大洋薬品は次のジョイ戦もそうでしたけど、やはり相手に引かれてハーフコートマッチになってスペースがない。

菊地 パスの崩しはあまり見られず、もう、個々がドリブルでちょっとズラしてシュートばかりだったよね。

  それも個々の能力があるのでいいのかもしれないけれど、かなりゴリ押し感はありましたね。引いてきた相手への攻略法は、そんなに持っていないのかなと。

菊地 ただ、各選手の身のこなしとか、迫力みたいなものは、さすがなところを感じさせたけどね。例えば速いドリブルからキックフェイントでターンするところなど、普通の選手なら体が流れてしまうところ、ビシっと止まれるとか。

  確かに体の大きさがひと周り違いますもんね。

菊地 まあ順当に勝ったというか。満足ではないかもしれないけど、コート狭いからしょうがないかで割り切ることもできるんじゃない? 今日全体の中ではやっぱりココが一番でしょ。

  で、優勝も狙える力があるはずのボツワナなんですけど。

菊地 プレビューで挙げていた心配事が、出てしまったようだね。

  1試合目はベッキの⑪関健太朗が5得点と大暴れだったんですけど、前線が取る普段の形ではなかったですよね。2試合目は引き分けに終わって、その関が「点の取り方をチームが忘れてしまっている」といっていた。チーム状態としてはかなり重症ですね。

菊地 1年の好不調の波の中で、最悪のときにこの大会が来てしまったね。まあ、ここまでは勝たなければいけない気持ちでやっていたけれど、大洋薬品戦は気持ちが向かっていけるんじゃないかな。それがいいきっかけになるといいけど。
  ということで、ジョイが2位になりそうな気配だけど。

  双子の大谷兄弟の⑧弟・真一がアラ、⑩兄・純一がピボを務めるんですけど、徹底してピボ当てから崩しにかかるんです。コートの広さに関係なく、この自分たちのやり方を貫いたのが今日はいい結果に出たみたいですね。

菊地 大洋薬品戦は負けている途中からパワープレーに入ったんだけど、逆に点差が開く形で終わったんだ。この得失点差がトーナメントに勝ち上がるときにどう影響するか。

  フォルサはボツワナと似た者同士の印象でした。よく走って、スピードもあって。その中でも日本代表に選ばれている⑥鴨宏一がいるんですけど、彼のシザーズからの一連のプレーって、型があって面白いですよ。

Bグループ
FIRE FOX 5-0 ESPERANCA
D.C. Asahikawa Futsal Club 3-1 DEAR BOYS
ESPERANCA 0-1  D.C. Asahikawa Futsal Club
FIRE FOX 1-2 DEAR BOYS

ファイルの取りこぼしで大混戦に

菊地 ファイルフォックスが1試合目に順当に勝利して、安泰なのかと思ったら、ディア・ボーイズがやりましたね。予想があたった? 食いましたねぇ、ファイルを。

  やり方はいつもどおり。全国大会名物となった。がっちり引いて守ってからのカウンター。今まで健闘はあったけど、金星は初めてらしいですね。

菊地 ファイルはこの試合は、引かれたことで目の前の敵をはがしてシュートというシーンが多くなったけど、それがはがしきれなかった感じだね。煮詰まっちゃったときに、ミドルシュートをしっかり決められる選手がいればよかったんだけど。そうなると⑦稲葉洸太郎もちょっと持ちすぎの感じになり、こういうときに局面を打開したりする③吉成圭が、今日は完全に抑えられていた。

  ディア・ボーイズの⑭崎山浩二に話を聞いたんですが、地元でも割りと相手に攻められているらしい(笑)。このスタイルは変わらないそうですよ。

菊地 その点は大きいかもね。今大会も参加チームの多くは攻め勝って全国に出てくるわけでしょ? でも全国ではより強い相手に攻められる時間が出てくる。そこでの守りに慣れていなくて、本来の姿を見せないまま終わってしまうチームは結構ある。

  ディア・ボーイズはコートが狭いことの恩恵を最も受けているチームかもしれませんね。

菊地 このグループはこれですごく面白くなったね。旭川は2勝だけど、ファイルよりは得失点差で負けているから、次のファイル戦に負けると2位になる。ここの試合はうまくガチンコになった。ディア・ボーイズはエスペランサに勝たないといけない。そのときにまたどういう形でやるのか。

  話を聞いたところでは、かなり不安だそうです(笑)。

菊地 エスペランサも注目されているチームだしね。見た感じだと、まだ動いてボールを回しているところで、このレベルでは攻撃が終わってしまっているね。そこからどうやって崩すかが出ていないね。旭川は2連勝したけど、何か随分と親父くさくなっちゃったね。

  老獪ですか。

菊地 バランス、守備がよくなった。簡単にやられなくなった。その代わり、攻撃面のキレとか脂っこさみたいなのは消えたかな。まだこれからなのかもしれないけど。すごく手堅かったな。変なミスでやられることもない。

  彼らは昨年地域チャンピオンズリーグで優勝したんですけど、関東のチームと当たらないで勝ったのが引っかかってるらしいんです。だからファイル戦は楽しみですね。

Cグループ
Praia Grande 1-1 大原学園JaSRAフットサルクラブ
PREDATOR URAYASU FUTSAL CLUB 4-3 レキオスFC
大原学園JaSRAフットサルクラブ 4-6 PREDATOR URAYASU FUTSAL CLUB
Praia Grande 6-2 レキオスFC

プレデターは優勝パターン?

菊地 ここは噂の4チームのグループ。プライア・グランジは、選手を全員きれいに回していく。ある程度ポジションが決まっていて、そのポジションを務める2~3人で交代していくという。頻繁に変わって、ピッチ上の運動量を減らさないようにしていた。ちょっと速さを意識するあまり、プレーの正確性に欠ける面があったりする。
  それは大原学園にも同じことがいえたんだけど、ここは②ジョナスがそうやって失いかけた流れを見事に取り戻すんだ! まさに……

2人 ジョナってる!

  プレデター対レキオスは?

菊地 ポジションが固定されていて、ゾーンで守ってカウンターかセットプレー狙い。ビーチサッカー全国大会で優勝するくらいだから、やはり個々の能力が高かった。それだけに割と局面では対抗したね。プレデターはこういったチームには合わせてしまうところがあるから、いい勝負になった。

  僕が2試合目見たときは、へとへとでしたけど。

菊地 1試合目に気持ちを全部ぶつけにいったらしい。交代もあまりしないで、少ない人数で回していた影響も出たね。

  プレデターは2試合目も勝って、ピリッとしない内容なんですけど、でもこれって前回のパターンと同じなんですよね。悪いスタートだと大会中に修正をして、よくなるパターンがあるみたいで。

Dグループ
Junjies 1-5 府中アスレティックFC
MAG’S FC 6-1 明治大学体育会サッカー部

府中、マグ、好調スタート

菊地 府中は、普通にやって、普通にジュンジーズに勝ったね。ジュンジーズはさっきディア・ボーイズのところでいったように、このレベルの相手の攻撃に対する守備が完成されていない感じだった。府中が点を取るときは、崩しきってからのゴールが目立った。

  全日本選手権の経験がないわりに、ここまでできたのはちょっと驚きでした。結構ドタバタして格下相手のゲームを面白くしちゃうことがあるので。で、どうやら⑧ベッチーニョというブラジル人は今大会は参加しないみたいなんですが、結構ワンマンなプレーが多かった彼が抜けた分チームがまとまって、それほどのマイナスはないのかなと思います。

菊地 明治は前半、1点を返して1-1にするところまではよかった。ただ、マグが生真面目に細かい動きを入れて崩してきたことに、嫌気がさしてきたところでやられ始めちゃった。後半の頭に畳み掛けられて点差をつけられて、ゲームが決まった。

  府中とマグの大一番はどうなりそうですかね。

菊地 どちらもメインのセット4人のときはいい状態だよね。ただ、セカンドセットはやっぱり少し力が劣るみたいでお互いに点が入らない。このあたりで選手交代にどんな駆け引きが見られるのかが楽しみだね。

Eグループ
STANDARD7 2-2 YAMANOYA CASA DA SOGRA FUTSAL
AMV FUTSAL 2-5 arusa

アルーサが抜けている

  ヤマノヤにですね、BFC KOWAで関東予選に出ていた選手が数名いまして。二重登録かと思って調べたんですが、施設連盟枠というのはまったくの別物らしく、合法らしいです。

菊地 ふーん、そうなんだ。何か変な感じだな。まあ、ヤマノヤの試合は引き分けだったんだけど、ずっとヤマノヤのペースだったかな。でも点が入らなくて、最後はスタンダードの⑩桑山照が決めてドローに持ち込んだ。⑩桑山はジダンみたいに、足元でボールをキープしてタメを作る選手だった。アルーサは力を普通に出して勝った。まあ、ちょっとここはアルーサが抜けている感じだね。
  アルーサは相変わらずの内輪ノリで。まあ、ベンチがにぎやかなこと。

  1プレーごとに立ち上がっている(笑)。でも、アルーサって昨年のキレを保っているというか。普通は1年経つと、若さ独特のキレを失うチームも多いのに。⑧水上玄太なんか力をすごく出せている感じだった。

菊地 落ち着いている感じだったね。この試合も4点決めているからね。今後の試合も楽しみな感じですね。
  AMVは何人か個人的に面白い選手がいましたが、やっぱまだ自分たちのスピードをコントロールしきれていないというか。急ぐあまりにミスが出たり。

  Fリーグに参加する、エスペランサとAMVは元気がない感じですね。

菊地 ちょっといいところが見たいなという感じだよね。

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