2018FIFAワールドカップロシア 足ワザマッチレポート
決勝 フランス-クロアチア

2018年07月16日

ストライカーDX編集部 構成

18年7月15日 18:00 ルジニキ(モスクワ)
フランス
4 2-1
2-1
2
クロアチア
オウンゴール(前半18分)
グリーズマン(前半38分、PK)
ポグバ(後半14分)
ムバッペ(後半20分)
得点者 ペリシッチ(前半28分)
マンジュキッチ(後半24分)

強い! 強い!
フランスがきっちりクロアチアを下す

お互いに様子をうかがうような、少しゆっくりしたペースのスタートだったが、フランスは前半18分に先制。グリーズマンがファーサイドへ入れた右サイドからのFKを、クロアチア・マンジュキッチが頭で触ったが、クリアしきれず後方へコースが変わってゴールインした。
しかし、クロアチアも28分にFKから右サイドの折り返しをゴール前でつないで、最後はペリシッチが左足を振り抜きゴール。それでもフランスは38分にVARによりPKを得ると、グリーズマンが決めて2-1で前半終了。
後半、先の1点はフランス。14分、ポグバのロングスルーパスにこの日ついにムバッペが足を生かして右サイドを突破し、ゴール前のグリーズマンを経由してポグバが左足シュートを決めて、3-1。さらに20分には左からのクロスを中央で受けたムバッペが右足でミドルシュートを決めて4-1と試合を決める。
クロアチアはその後、24分にマンジュキッチがGKロリスに詰めてゴールを決め2点差とし、その後も必死に攻め続けたが及ばす、フランスが5大会(20年)ぶり2回目の優勝。初の決勝進出だったクロアチアも、モドリッチが大会MVPに選ばれるなど、多くの人から称賛されるべき準優勝となった。

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恐ろしく冷静に
フランスの攻撃を仕切ったグリーズマン

世界が「フランス強し!」とうならされた、フランスの3点目のシーン。
右サイドを突破したムバッペからのクロスはDFに当たり、変な回転のボールがニアサイドへ。ここで冷静にボールを収めて、ゴールしたポグバへつなげたのがグリーズマンだった。
左足のアウトサイド→インステップと動きながら「リフティングコントロール」しつつ、ポグバの位置を確認してパス。ダッシュしながらでも、敵味方が密集した狭いエリアでも、難しい回転のボールでも、足元にさりげなく収められる浮き球コントロールの技術は、グリーズマンの得意とするところだ。
今大会はフランスの攻撃のタクトを、極めて冷静に、かつ責任感を持って振る姿が印象的だった。4得点中3点はPKによるものだが、どれも重要な局面のものばかり。そしてセットプレーのキッカーとしても猛威を奮い。フランスのゴールシーンの多くに関わり続けた。
フランスは堅い守備がベース。1試合で決してたくさんの決定機を作ろうとするスタイルではなかった。その中でもここぞのチャンスを逃さない集中力と洞察力、決勝という大舞台で自分の得意な足ワザを余裕を持って繰り出せるメンタルは素晴らしい。
その姿は、1998年に初優勝し、2006年には準優勝へチームを導いた、ジダンとその存在が重なった。今回の優勝でグリーズマンは、世界のサッカーシーンでますます大きな存在として評価されていくだろう。

グリーズマン、ムバッペ、ポグバ、モドリッチ、E・アザール、デブルイネ、ケイン……。大会で活躍した選手たちの得意技をがっつり紹介! 楽しかったワールドカップを自分の力に変えよう!

ストライカーDX2018年夏号
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