2018FIFAワールドカップロシア 足ワザマッチレポート
準々決勝 ベルギー-ブラジル

2018年07月09日

松岡健三郎 本誌 写真・文

18年7月6日 21:00 カザン
ベルギー
2 2-0
0-1
1
ブラジル
オウンゴール(前半13分)
デ・ブルイネ(前半31分)
得点者 レナト・アウグスト(後半31分)

日本戦の勢いに乗って
ブラジルも撃破したベルギー

FIFAランキング2位のブラジルと3位のベルギーが対戦。ベルギーは日本戦で逆転したときにピッチにいたメンバーがそのまま名を連ねた。
日本戦逆転の勢いをそのまま持ってきたベルギー。ブラジルはカゼミーロが出場停止。結果的にこれが響いてしまった。ブラジルがボールを持って、ベルギーがカウンター。そのカウンターのつぶし役であったカゼミーロが不在。
ベルギーはルカク、エデン・アザールの巧みなボールキープから、デ・ブルイネの持ち出しで一気にゴールへ向かった。
前半13分、ベルギーが得たCKからのクロスがフェルナンジーショに当たってオウンゴールで、
ベルギーが先制する。さらには、日本戦をほうふつさせる相手CKからの高速カウンター。ルカクから最後はデ・ブルイネのスーパーゴールで、前半ベルギーが2点リード。
後半はブラジルが猛攻。シュート数は計26本。しかしネットを揺らしたのは1度だけ。波乱が続く大会でブラジルも飲まれてしまい、ベルギーがベスト4へ進出した。

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写真:Matsuoka Kenzaburo

半身で受けるE・アザールの
巧みなコントロール

前半で2点をリードして試合を優位に進めたベルギー。もちろんデ・ブルイネのスーパーゴールも見逃せないが、もっとすごかったのは後半のエデン・アザールのキープ力だ。
ベルギーは大きくロングボールを蹴り出すときは、長身のルカクが右サイドに開いて受けるが、縦パスでつなぎたいときは、E・アザールに当てる。それを中央で待つデ・ブルイネにつないでルカクと3人でやり切るのが後半のベルギーの狙いだ。
そのE・アザールのキープ力を紹介。
ボールを半身で受けるか、ボールが来る前に相手に体をぶつけて、バランスの崩したほうへボールを運ぶかは、ボールの質よって使い分けている。
写真のシーンでは、緩い浮き球のパス。これを半身になってマルセロから遠い右足のアウトサイドでボールをコントロール。相手からもっとも遠い場所に置く。
左手でマルセロの位置を把握し、マルセロが背後から来たため、インサイドで外側にへボールを運び、逆を取る。スピードアップしてルカクの場所を確認。
右足でクロスを上げるキックフェイントから中央へボールを運ぶ。長めに持ち出して、マルセロが戻ってくるコースへと運び、一気に2人をかわす。
簡単にクロスを入れないのも、簡単にボールを失わないようにマイボールの時間を増やすためだ。このあと左サイドに開いたルカクへとパスをつないだ。
もちろん3点目を狙う場面はあったが、基本的には3人で押し上げて時間を使い、後ろに戻してボールを保持する。
3人のキープ力が、日本にできなかった2点差のリードを守り切れた大きな勝因でもあった。

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