2018FIFAワールドカップロシア 足ワザマッチレポート
グループD ナイジェリア-アルゼンチン

2018年06月29日

松岡健三郎 本誌 写真・文

18年6月26日 21:00 サンクトペテルブルク
アルゼンチン
2 1-0
1-1
1
ナイジェリア
メッシ(前半14分)
ロホ(後半41分)
得点者 モーゼス(後半6分)

メッシ今大会初ゴールで
グループリーグ突破! 

2試合を終えて勝ち点1にとどまっていたアルゼンチン。グループリーグ突破も厳しい状況に置かれていた。頼みのメッシもいまだノーゴール。キャプテンに期待がかかった。
そして、その答えはすぐに出た。前半14分、センターライン付近でボールを持ったバネガが前線へロングフィード。タイミングよく抜け出したメッシがナイジェリアDFの裏を取りそのまま独走する。右足を振り抜きファーサイドに決めて先制。
大事な試合で決めた頼もしいキャプテンだ。
しかし、ナイジェリアも後半立ち上がりにPKを獲得。これをモーゼスが決め、同点に追いつく。
このままではアルゼンチンは敗退なので、総攻撃でゴールを狙った。すると後半41分。右サイドでアンサルディがボールを受けると、中央へクロス。この時間帯、再三ゴール前にあがっていたDFのロホが、右足インサイドボレーを決めて勝ち越す。
このままリードを守り切り、アルゼンチンが2-1で勝利。2位ではあるがグループリーグ突破を決めた。そしてアルゼンチンの次の対戦は、30日にラウンド16で、いきなりフランスと当たることになった。

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写真:Matsuoka Kenzaburo

ピックアッププレー1
完璧なボールコントロールから
右足でシュート

メッシは動かない。それはあえて動かないこともある。高い位置でプレーするメッシだが、DFラインに吸収されることは少ない。DFラインの上げ下げにとらわれずに、自分のペースで動く。
だからぽっかり空いたDFラインの前にできるスペースに、自然とポジショニングができるときがある。ゴールシーンの前もそうだ。DFラインにいるのではなく、1メートルくらい後ろにポジショニングしていたため、バネガのキックに合わせて走り出しても、前にスペースがあるのでオフサイドにはなりにくいし、トップスピードで抜け出せた。
そこからモモトラップ→ツマ先のツータッチでベストなところにボールを置く。最後は右足でシュートしてファーサイドに決めた。

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写真:Matsuoka Kenzaburo

ピックアッププレー2
ボールを止めて
相手も止めて、出る!

試合中盤、小気味よいパス回しで、ナイジェリアの闘争本能をへし折ったアルゼンチン。メッシが左サイドを抜け出し、エコングと1対1。
左足裏でボールを止める。相手もそれに合わせて止まる。すかさず足裏でボールを引いて、右足インサイド→左足アウトサイドで前に持ち出す。
エコングのリアクションが遅れる。メッシ相手にこれは致命的だ。メッシはそのまま縦にかわして、左足でクロスを入れた。
先に仕掛け、リアクションの差で突破した。

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