2018FIFAワールドカップロシア 足ワザマッチレポート
グループF ドイツ-スウェーデン

2018年06月24日

ストライカーDX編集部 構成

18年6月23日 21:00 フィシュト(ソチ)
ドイツ
2 0-1
2-0
1
スウェーデン
ロイス(後半2分)
クロース(後半45+5分)
得点者 トイボネン(前半32分)

窮地に陥ったドイツが
最後の最後に逆転弾を決める

初戦で韓国に勝ち勝ち点3を手にしているスウェーデンに対して、初戦をメキシコに敗れているドイツ。まさかの黒星スタートとなった前回王者ドイツが、この試合では開始早々から猛攻に出た。一方的にボールを持って左右両サイドから激しくスウェーデンゴールに襲い掛かる。それを受けるスウェーデンは手数をかけずに攻め切るカウンターで対抗した。このスウェーデンの攻撃が実を結んだのが前半32分。中盤でのミスを拾ってパス2本でゴール前へ。最後はトイボネンがループシュートを決め、先制点を決める。前半は守りを固めるスウェーデンペースで終えるが、後半からドイツの目の色が変わり、さらに嵩にかかって攻めたてた。そして開始2分に左クロスをロイスが押し込んで同点に。その後も攻撃を仕掛けるドイツだったが、36分にボアテングが退場になって10人に。これで万事休すかと思われたが、後半アディショナルタイム5分。左サイドのFKからクロースがファーサイドネットに叩き込み勝ち越し。土壇場で逆転に成功したドイツが何とか勝ち点3を手にし、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。

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左サイドで右足ドリブル、
ベルナーの縦突破が効いていた

クロースの劇的弾で辛くも勝ち上がったドイツ。FKからのゴールは見事だったが、この試合でピックアップしたいのが、そのFKでのゴールも導いたベルナーのドリブル突破。プレーヤーにぜひ参考にしてほしいプレーだ。
前半はトップに入りなかなか仕事をさせてもらえなかったベルナーだが、後半に入って左に出てその突破力が生かされた。後半開始2分、左サイドのペナルティーエリア外側でボールを持ったベルナーがDFと対峙し、縦に突破してクロス。ニアでゴメスがつぶれ、走り込んだロイスが左ヒザでねじ込んだ。
このときのドリブルだが、ベルナーは右足でボールをタッチし、マイナス方向への切り替えしを匂わせるように、アウトサイドでのタッチも織り交ぜていた。そのためDFはややマイナス方向にポジションを取らざるを得ず、縦にわずかだがスペースが生まれていた。ベルナーはその縦のスペースに一気にボールを運んで左足でクロス。DFとわずかなギャップが生まれていたため、相手の足に引っかからずにクロスを送ることができた。
それ以外の時間帯でも同じような形で何度かクロスを送っていたベルナー。最後に決まったクロースのFKを獲得したのも、ベルナーが左サイドの縦突破でもらったファウルだった。
左サイドであれば右足で、右サイドであれば左足でボールを運ぶと、より突破の可能性が広がる。このパターンで左利きのロイスも右サイドから何度もチャンスを作っていた。試合を通してドイツが猛攻を仕掛けられたのは、こんなところにも理由があったのだろう。

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ストライカーDX2018年夏号
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