2018FIFAワールドカップロシア 足ワザマッチレポート
グループB スペイン-イラン

2018年06月21日

松岡健三郎 本誌 写真・文

18年6月20日 21:00 カザン
スペイン
1 0-0
1-0
0
イラン
ジエゴ・コスタ(後半9分) 得点者  

スロースターターのスペインが
辛くも勝利

ポルトガルに引き分けたスペインは勝利が絶対条件。イランは引き分けでもいいという状況。800本を越えるパスの数でスペインが90分間支配したが、ゴールの数は1つ。後半9分にイニエスタからの鋭い縦パスを、ジエゴ・コスタがうまく反転してゴールへねじ込んだ。
イランのブロックをこじ開けようとセンターバック2枚を残して総攻撃を仕掛けたが、この1点のみ。逆にプレスをかいくぐり、スペイン陣地のサイドへ鋭いカウンターから何度か決定機を作ったイラン。1度はゴールネットを揺らすことができたが、オフサイドで取り消される場面も。
粘り強く戦ったイランだったが、多くのサポーターの期待に応えられず。0-1と惜しくも敗れる。スペインは勝ち点4をとしてホッと一息といったところだ。

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写真:Matsuoka Kenzaburo

イスコの中と縦の使い分け

左サイドにイスコ、中央にイニエスタ、右サイドにダビド・シルバを置き、スペインの攻撃は3人がスイッチとなる。左右の2人が縦に入れるか、中へ持ち込むか、さらにはサイドチェンジするか。常に3つの選択肢があり、周りも準備ができている。
だから相手はパスコースが切れない。それでいて中央突破もある。パスコースが無限にあるため、この試合のパスの数は805本(イランは219)。ちなみに日本もコロンビア戦でパスを多くつないだように感じるが565本。それを大きく上回る。
そして写真の場面だ。左サイドでボールを受けたイスコ。レザイアンとの1対1に持ち込む。足裏で縦に持ち出して、相手をけん制するようにシザーズを1回。レザイアンが足を出してこようとしたため、ボールをブロックする意味のシザーズをもう1回。
シザーズはアウトサイドで触るようにも見えるため、相手の動きも少し止まる。レザイアンとの距離ができると、一瞬ボールをさらす。そこでレザイアンが長い足を伸ばしてボールにチャレンジしてきた。イスコは「待ってました」と言わんばかりに右足インサイドで切り返して、縦へ突破した。
アウトサイドで切り返して中央へクロスやマイナスへのグラウンダーのパスのパターンもあるため、シザーズが効果的にはまった場面だ。

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