2018FIFAワールドカップロシア 足ワザマッチレポート
グループF ドイツ-メキシコ

2018年06月18日

松岡健三郎 本誌 写真・文

18年6月17日 18:00 
メキシコ
1 0-0
1-0
0
ドイツ
ロサーノ(前半35分) 得点者  

前回王者がまさかの敗戦

多くのメディア、78011人ものサポーターが駆け付けた前回王者ドイツの注目の初戦。相手は常にベスト16以上の結果を残す伏兵・メキシコ。
ドイツがボールを持って、メキシコが高速カウンターを仕掛ける展開は、90分間変わらなかった。メキシコは耐えに、耐えて、1発をもぎ取った。
前半35分、エラーノが中盤でボールをカット。こぼれ球をレジェスが素早く前線のエルナンデスへ。縦ワンツーから抜け出したエルナンデスが一気にゴール前へドリブルし、左サイドを駆け上がったロサーノへラストパス。
ロサーノはエジルをかわして、ニアサイドへゴールを決めた。ホームかと思わせるほどのメキシコサポーターの大歓声も後押しして、電光石火のカウンターで決めた1点を守り切って歓喜の勝利を得た。

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写真:Matsuoka Kenzaburo

ヒップブロックで
体格差をもろともせず

ドイツの小気味よいパス回しに対して、中央を固め、ペナルティーエリア内に進入させなかったメキシコ。ただ、守っているだけでは勝てない。前線へボールがしっかり収まらないと攻撃に転じることができない。
その中、175センチのFWエルナンデスのキープ力は見逃せないプレーだった。ゴールを決めたときは簡単にはたいてからの「縦ワンツー」でセンターバックのマークをいなした。
そして前半33分の写真のシーン。マークにきたのは192センチのフンメルス。長い足を伸ばしてきたが、エルナンデスはボールを受けると、寄せてきたタイミングでお尻を突き出し、フンメルスの右足モモに押しつける。
同時に右足で少しボールを遠ざけて、フンメルスの足の届かない場所でボールキープ。体勢を戻して、前を向きながら、残り足に当たらないように左足でボールを軽く浮かしてターンした。
体格差があっても、くっついたり、離れたりして、センターバックとの駆け引きを行い、メキシコのカウンターの合図を何度も出した。

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ストライカーDX2018年夏号
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