10年7月3日 16:00 グリーンポイント・スタジアム(ケープタウン) |
| アルゼンチン |
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ドイツ |
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得点者 |
ミュラー(前半2分)
クローゼ(後半22分)
フリードリヒ(後半28分)
クローゼ(後半43分) |
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中盤の底のダイナモとして、攻守に効いていたシュバインシュタイガー
Photo:AP/アフロ |
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| アルゼンチン |
| 監督マラドーナ |
GK
22ロメロ
DF
6エインセ、4ブルディッソ、2デミチェリス、15オタメンディ
MF
7ディ・マリア、20マキシ・ロドリゲス、14マスチェラーノ
FW
9イグアイン、11テベス、10メッシ
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| 交代 |
| 後半24分 |
15オタメンディ→23パストーレ |
| 後半29分 |
7ディ・マリア→16アグエロ |
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| 警告・退場 |
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前半10分 |
15オタメンディ |
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後半34分 |
14マスチェラーノ |
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| ドイツ |
| 監督レーブ |
GK
1ノイアー
DF
20ボアテング、3フリードリヒ、17メルテザッカー、16ラーム
MF
6ケディラ、7シュバインシュタイガー、10ポドルスキ、13ミュラー、8エジル
FW
11クローゼ |
| 交代 |
| 後半26分 |
20ボアテング→2ヤンセン |
| 後半31分 |
6ケディラ→18クロース |
| 後半38分 |
13ミュラー→15トロホウスキー |
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| 警告・退場 |
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前半34分 |
13ミュラー |
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今大会屈指の好カード。魅力的な攻撃陣を持つ両チームの試合に注目が集まったが、終わってみればドイツの完勝。アルゼンチンは前線の3人が組織的なディフェンスに参加せず、自由気ままにプレーしたのに対し、ドイツは個人能力のある選手たちがチームのためにハードワークを決行。その差は明白だった。 |
注)時間表記について
当足ワザマッチレポートの時間表記は、そのプレーの起こった分で表示しています(例:0分50秒→0分、13分40秒→13分)。
| ゲームハイライト&足ワザメモ 【】内の足ワザはクリックで解説動画を表示します! |
2分 ドイツ ミュラー ゴール
左サイドで得たFK。シュバインシュタイガーが右足で、ゴールに向かっていく軌道のクロスを蹴り、中央に走り込んだミュラーがヘディングで合わせて先制。マークを外したのはオタメンディだが、ほかの選手もマークを外しており、ディフェンスの緩さを序盤から露呈してしまった。
8分 アルゼンチン メッシ 足ワザ
自陣左サイドでボールを拾い、素早い【ダブルタッチ】で脱出。ドリブルでボールを運んだ。
19分 アルゼンチン メッシ 足ワザ
中央でボールを持ったメッシが、左足でのアウトインでカットイン。テベスとのワンツーで突破を試みたが、これは失敗。
23分 ドイツ クローゼ 決定機
エインセが足を伸ばしてカットしたボールを、ミュラーが前向きに拾って右サイドを切り崩す。中央へ折り返したボールをクローゼがインサイドボレーで狙うが、バーの上へ超えた。
32分 アルゼンチン ディ・マリア 足ワザ
スルーパスに飛び出したディ・マリアが、左足での【ダブルタッチ】から、素早く敵の股を抜くシュート。GKの正面を突いた。
34分 アルゼンチン イグアイン 足ワザ 決定機
マキシ・ロドリゲス、オタメンディと経由して、イグアインに縦パス。右アウトでトラップして、すぐに体を回転させながら右インでボールを中央へ切り返してシュート。イグアインは、体の向きで敵をだまして柔軟にターンするプレーがうまい。
43分 ドイツ ミュラー 決定機
カウンターでクローゼがドリブルで持ち込もうとしたところを、ブルディッソが足を伸ばしてつつく。このこぼれ球をラームが拾ってさらに前へ。中央への折り返しをミュラーがトラップするが、ブルディッソは間合いを寄せ切れず。トーキックシュートを打たれたが、体に当たってCKへ。
1分 アルゼンチン メッシ 足ワザ
右サイドのライン際でボールを持ち、世界一スピードが速いと思われる【ドロー&オープン】で敵をかわして脱出。
2分 ドイツ シュバインシュタイガー 足ワザ
左サイドからのカウンター。フリーでボールを受けたシュバインシュタイガーが無回転ミドルシュート。
8分 アルゼンチン テベス 決定機
右サイドからディ・マリアがクロス。マキシ・ロドリゲスが胸で落としてテベスがボレーシュートを打つが、メルテザッカーの顔面ブロックでCKへ。
14分 ドイツ エジル 足ワザ
左サイドで寄せてくるテベスを、軸裏ターンでかわす。
22分 ドイツ クローゼ ゴール
エジルからのパスを受けたミュラーが粘りながら縦パス。左サイドを抜けるポドルスキが受けて、中央への折り返しをクローゼが押し込んだ。オタメンディらはミュラーに寄せたものの、球際に粘りがなく、あっさり縦パスを許してしまった。
24分 アルゼンチン パストーレ 足ワザ
左サイドを突破して、【キックフェイント】からクロス。
28分 ドイツ フリードリヒ ゴール
左CKからシュバインシュタイガーがボールを受け、一瞬のすきを突いてドリブルでカットイン。3人を置き去りにしてボールを折り返し、フリードリヒが押し込んだ。
43分 ドイツ クローゼ ゴール
カウンターから3対3のシーン。ボールを持つポドルスキをエジルが追い越して走り抜け、エジルが左足でクロス。クローゼが右インで合わせてゴールを決めた。
| ゲームの感想 |
★★★★☆ |
ドイツの強さばかりが目立った |
1人でボランチを務められる
シュバインシュタイガーの成長 |
個人の自由に任せたアルゼンチンの奔放なサッカーを、個人技と組織が融合したドイツのエネルギッシュサッカーが粉砕した。ドイツは序盤から前へ前へとボールを運びながら圧力をかけて、アルゼンチンを自陣へ押し込むことに成功。オタメンディがポドルスキの動きに引き寄せられた左サイドの裏のスペースを、何度も突いた。特に前半は一方的な展開だった。
アルゼンチンとすれば、もう少しディフェンスラインを上げて中盤との距離をコンパクトに保ち、ドイツのパス回しに的を絞ってプレッシングしたかったはず。しかし、ドイツの攻撃はほとんどバックパスをせずに、ダイレクトプレーでボールをどんどん前へ運んで行くので、ラインを押し上げるヒマがない。
基本的にアルゼンチンの前線の3人は、「何となくボールが奪えそうなら追いかける」といった意識で、ディフェンス連動が全くないので、ボランチのシュバインシュタイガーやケディラがボールを持ったときにプレスがかからない。そのため、ドイツはバックパスをする必要がなく、思い切ってボールを前へ運ぶことができ、アルゼンチンの前線3人とほかの7人を分断することに成功した。アルゼンチンは7人で守り、攻撃は前線3人+ほかの選手がオーバーラップ、というスタイルなので、ドイツは常に4人を守備ポジションに残してカウンターに備え、6人が攻撃に出るという形をとっていた。
ドイツの今の攻撃的なスタイルは、シュバインシュタイガーが1人で中盤の底を務めていることが大きい。運動量が多く、長短をつけた巧みなパスによる展開、狭いスペースでのテクニック、さらに球際でのディフェンスも申し分ない。このシュバインシュタイガーの働きによって、ケディラが2トップや攻撃的MFを高い位置でサポートできるようになり、攻撃の厚みを格段に増すことができている。まさに今大会のドイツの生命線といえるだろう。08年ユーロ選手権で優勝したスペインには、1ボランチを務めるマルコス・セナが君臨していた。やはり攻撃的なスタイルには、2ボランチよりも、1ボランチでカバーできる人材がいたほうがいいのは間違いない。今大会のスペインの調子が上がらないのも、シャビ・アロンソ、ブスケッツともに、1人でボランチを務めるには心もとなく、やむを得ず2ボランチを組んでいるからではないかと思っている。
こうした戦術のほかにも、アルゼンチンとドイツには、明らかなメンタリティーの差があったことも言及しなければならないだろう。後半18分、メッシのカットインシュートがイグアインの元にこぼれたとき、ラームは素早い反応力で瞬間的にターンし、ボールをカットした。一方、後半22分、ミュラーがボールキープで粘っている場面で、オタメンディらは3人で取り囲んでいるにも関わらず、寄せ切れずにスルーパスを通されてゴールを許した。集中力、勝利への執念は、ドイツのほうがはるかに高かったのは間違いない。さすがに4-0は意外な結果だったが、ゲーム内容にもそれくらいの差があった。 |
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