10年6月28日 20:30 エリスパーク(ヨハネスブルク) |
| ブラジル |
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チリ |
フアン(前半34分)
ルイス・ファビアーノ(前半37分)
ロビーニョ(後半12分) |
得点者 |
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CKから先制点を決めたフアンを祝福するブラジル
Photo:Action Images/アフロ |
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| ブラジル |
| 監督ドゥンガ |
GK
1ジュリオ・セザール
DF
6バストス、4フアン、3ルシオ、2マイコン
MF
18ラミレス、8ジウベルト・シウバ、11ロビーニョ、10カカ、13ダニエウ・アウベス
FW
9ルイス・ファビアーノ
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| 交代 |
| 後半30分 |
9ルイス・ファビアーノ→21ニウマール |
| 後半35分 |
10カカ→20クレベルソン |
| 後半39分 |
11ロビーニョ→16ジウベルト・メロ |
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| 警告・退場 |
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前半29分 |
10カカ |
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後半26分 |
16ラミレス |
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| チリ |
| 監督ビエルサ |
GK
1ブラボ
DF
8ビダル、5コントレラス、2フエンテス、18ハラ
MF
15ボセジュール、4イスラ、6カルモナ
FW
11ゴンサレス、9スアソ、7サンチェス |
| 交代 |
| HT |
5コントレラス→10バルディビア |
| HT |
11ゴンサレス→21テージョ |
| 後半16分 |
4イスラ→20ミジャール |
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| 警告・退場 |
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後半1分 |
8ビダル |
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後半22分 |
2フエンテス |
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後半34分 |
20ミジャール |
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G組1位のブラジルと、H組2位のチリの対戦。ブラジルはセットプレーからの先制と、チリのすきを突くカウンターアタックで2点を追加して完勝。チリは南米予選でブラジルに対して攻撃的スタイルで臨み、2連敗していたが、この日も同様の攻撃スタイルを貫き、散った。 |
注)時間表記について
当足ワザマッチレポートの時間表記は、そのプレーの起こった分で表示しています(例:0分50秒→0分、13分40秒→13分)。
| ゲームハイライト&足ワザメモ 【】内の足ワザはクリックで解説動画を表示します! |
4分 ブラジル ルイス・ファビアーノ 決定機
カウンターアタック。ロビーニョから右サイド側に流れたルイス・ファビアーノにパスが渡ってシュート。
8分 ブラジル ジウベルト・シウバ 決定機 足ワザ
左CKからボールをつないで、ペナルティーエリア手前やや左側からジウベルト・シウバが強烈なドライブミドルシュート。ボールは鋭く落ちたが、GKが何とか触って再びCKへ。
12分 チリ サンチェス 足ワザ スアソ 決定機
右サイドでボールを受ける瞬間、【逆取りトラップ】で敵をかわして、スルーパス。飛び出したスアソがシュートを打つが、ジャストミートできなかった。
15分 ブラジル ラミレス 決定機 足ワザ
ジウベルト・シウバからのパスを受けたラミレスが長距離から狙う。強烈なドライブシュートがゴールを襲った。8分のジウベルト・シウバもそうだが、ボールを置いた状態からの難しいドライブシュートだった。
21分 チリ サンチェス 足ワザ
イスラから右サイドに開いたスアソに出したパスを、サンチェスが途中で味方のボールをインターセプトするようなイメージでかっさらい、ドリブルシュートへ。
21分 ブラジル カカ 足ワザ
左サイドのライン際で、1人スルーパスで大きく前方のスペースにボールを出して突破。
34分 ブラジル フアン ゴール
マイコンが蹴った右CKを、フアンが頭で合わせて先制。フアンのマーカーを、ルシオがブロックすることで、フアンがフリーになった。
37分 ブラジル ルイス・ファビアーノ 足ワザ ゴール
ブラジルのカウンターアタックから、左サイドのロビーニョへ。中央へ送られたパスをカカがダイレクトスルーパス。受けたルイス・ファビアーノは【キックフェイント】でGKをかわして無人のゴールへシュート。
1分 チリ ボセジュール 足ワザ
左コーナーフラッグ付近で敵を背負ってボールキープしたボセジュールが、左足の裏でボールを引いてすぐに縦に運び、タイミングをずらしてクロス。
12分 ブラジル ロビーニョ ゴール
中盤でチリのヘディングしたボールを拾ったラミレスがロングドリブル。ルイス・ファビアーノが右サイドへ流れ、ラミレスが空いた中央のスペースを切り裂く。チリのディフェンスがあわてて取り囲もうとしたところで、左サイドからカットインしてきたロビーニョへパス。ダイレクトにインサイドシュートを決めた。見事な連係プレー。
20分 チリ サンチェス 足ワザ
右サイドからカットインしたサンチェスが、右アウトで【ノールックパス】。そこからさらにボールをつないで、最後はバルディビアがドライブシュート。
28分 ブラジル ロビーニョ 決定機
2点を返すため極端に前がかりになったチリ陣内のスペースへ、右サイドのダニエウ・アウベスがダイレクトスルーパス。ロビーニョが走り込んでドリブル。ゴール右からシュートを打つた枠を外した。
29分 チリ スアソ 足ワザ 決定機
左サイドからの折り返しをゴール前でスアソが受け、右足の【キックフェイント】から軸足の裏を通して切り返し。若干バランスを崩しながら左足でシュートを打ったが決まらず。
38分 チリ ボセジュール 決定機
バルディビアが絡んで細かくつないだボールを、ボセジュールが左足でシュート。
| ゲームの感想 |
★★★☆☆ |
チリは全力を出し切れず…… |
スタイルにこだわって散るビエルサ
勝負にこだわって耐える岡田武史 |
残念ながら、チリは全く体が動いていなかった。激しくぶつかり合ったスペイン戦から、中2日の試合である。高地環境もあり、疲労は抜けておらず、前線からのプレッシングに全くキレがなかった。それでも、スペイン戦で途中交代したバルディビア、サンチェスはほかの選手に比べて動きが良かったが、グループリーグで何度も見られた、全員が激しく交差するようにポジションチェンジしながらゴールに近づく迫力は、完全に陰を潜めてしまった。
かえすがえすもチリの失敗は、グループリーグのスイス戦とホンジュラス戦で、たくさんの決定機を外し、どちらの試合も1点しか挙げられなかったことである。4-0、4-0くらいで勝っていれば、H組を首位通過するのはチリだ。南米予選で2連敗しているブラジルとの再戦を避けることもできたし、中2日での試合を強いられることもなかった。チリは非常に面白いサッカーを見せるチームだけに、それが無念で仕方がない。
さて。この試合の戦術に話題を移してみよう。前半立ち上がりから、チリのビダルは、ダニエウ・アウベスをマンマーク。スペイン戦でシャビとイニエスタにダブルマンマークを付けたように、敵の中心となるパッサーを徹底的にゲームから追い出すことで、チリの超攻撃的サッカーを実現しようとした。すきのないブラジルに対してチリがどんなコンセプトで試合に臨むか、非常に興味があったが、ビエルサは一切、自らのスタイルを崩さなかった。
とはいえ、マンマークの相手がダニエウ・アウベスというのは少々意外だったが、おそらく右の攻撃的MFに入った彼にボールを持たせないことで、ブラジルの基点となっている右サイドバックのマイコンの攻撃参加を防ごうとしたのだろう。この試合でマイコンはあまり目立たなかったので、その狙いは成功したといえる。ただしその結果、逆の左サイドのロビーニョには大きなスペースを与えてしまい、そこを基点に非常にカウンターを食らいやすい状況が続いたのも事実だ。前半37分にロビーニョが基点となってルイス・ファビアーノが決めた2点目などは、まさにその状況が引き金になったものといえる。そしてロビーニョは、マンオブザマッチに輝いた。
正直、相手がブラジルにも関わらず、このような作戦を取ったビエルサには疑問符を付けざるを得ない。ブラジルは、あらゆるサイドから攻めることができ、すべての選手が敵をかわす技術に優れ、パスの出し手としても受け手としても働き、なおかつ危険地域に対する守備も堅い。それほどすきのないチームに対して、サイドを片寄らせたり、マンマークを付けるようなやり方が、果たして有効なのだろうか。ましてや、フィジカルコンディションが悪いと分かっているのだから、前半を引いて0-0で後半に持ち込むなど、選択肢は他にもあったはずだ。「戦術に柔軟性を持て」などとビエルサに注文を付けるのは、“釈迦に説法”というものかもしれないが、やはり腑に落ちない。自らのスタイルにこだわり抜いたチリを、「美しく散った」と賞賛することも可能ではあるのだが……。
ところで、岡田監督はパラグアイ戦の前日会見で、「自分の理想とするサッカーはあるが、私は日本の監督として勝つために全力を尽くす」といった趣旨の発言をしている。スタイルにこだわったビエルサと、勝利にこだわる岡田監督。どちらも面白いチームを作っているが、両者のキャラクターにはそんな違いが見られる。 |
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