10年6月27日 20:30 サッカーシティ(ヨハネスブルク) |
| アルゼンチン |
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メキシコ |
テベス(前半25分)
イグアイン(前半32分)
テベス(後半6分) |
得点者 |
エルナンデス(後半25分) |
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オフサイド疑惑のゴールと弾丸シュートで、2得点を挙げたテベス
Photo:Action Images/アフロ |
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| アルゼンチン |
| 監督マラドーナ |
GK
22ロメロ
DF
6エインセ、4ブルディッソ、2デミチェリス、15オタメンディ
MF
7ディ・マリア、20マキシ・ロドリゲス、14マスチェラーノ
FW
9イグアイン、11テベス、10メッシ
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| 交代 |
| 後半23分 |
11テベス→8ベロン |
| 後半33分 |
7ディ・マリア→17グティエレス |
| 後半41分 |
20マキシ・ロドリゲス→23パストーレ |
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| 警告・退場 |
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| メキシコ |
| 監督アギーレ |
GK
1ペレス
DF
3サルシード、2ロドリゲス、5オソリオ、16フアレス
MF
6トラド、4マルケス、18グアルダード、21バウティスタ、17ドス・サントス
FW
14エルナンデス |
| 交代 |
| HT |
21バウティスタ→7バレーラ |
| 後半15分 |
18グアルダード→9フランコ |
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| 警告・退場 |
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前半27分 |
4マルケス |
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立ち上がりはメキシコペース。得意とするコンビネーションでポゼッションを高めつつ、アルゼンチンゴールに迫ったが、前半25分、オフサイドの疑惑が残る判定により、テベスのゴールで先制を許してしまう。その後はDFのミスを突かれて失点するなど、さらに点差は広がり、アルゼンチンが快勝した。 |
注)時間表記について
当足ワザマッチレポートの時間表記は、そのプレーの起こった分で表示しています(例:0分50秒→0分、13分40秒→13分)。
| ゲームハイライト&足ワザメモ 【】内の足ワザはクリックで解説動画を表示します! |
8分 メキシコ サルシード 決定機
左サイドから、サルシードがブレ球のロングシュート。ゴール手前で鋭く落ちたボールは、GKの手をかすめてバーに当たり、惜しくもゴールならず。
8分 メキシコ グアルダード 決定機
サイドチェンジを受けた右サイドのドス・サントスから、マイナス方向への折り返しのパスを受けたグアルダードがシュート。ゴール脇に惜しくも外れた。
13分 メキシコ エルナンデス 決定機
バウティスタとドス・サントスのコンビネーションから、最後は左サイドからカットインしてきたエルナンデスにボールが渡り、シュート。見事なコンビネーションだったが枠を外れた。
25分 アルゼンチン テベス ゴール
メキシコのクリアボールをアルゼンチンが中盤で跳ね返したボールを、メッシが拾って素早くドリブル。ディフェンスラインの裏へ走り込むテベスへスルーパスを出し、一度はGKがセーブするが、こぼれ球をメッシが再び蹴り、そのボールをテベスがヘディングでコースを変えてゴール。このときテベスはオフサイドポジションだったが、判定は覆らず。論議を呼ぶ判定になってしまった。
32分 アルゼンチン イグアイン ゴール
DF間のパス回しでオソリオがコントロールミスをしたすきを逃さず、イグアインがボールを奪ってオソリオを体でブロックしつつ、飛び出してきたGKをかわして無人のゴールへボールを流し込んだ。
36分 アルゼンチン ディ・マリア 決定機 イグアイン 足ワザ
左サイドのスローインから、イグアインのフリックパスに、ディ・マリアが飛び出してシュートへ。さらにこぼれ球をテベスがシュートするが決まらず。
41分 アルゼンチン イグアイン 決定機
中盤でパスを受けたメッシから、テベスへ。そこから右サイドへ展開し、クロスをイグアインがヘディング。ボールはゴール左側へそれた。
45分 メキシコ グアルダード 足ワザ
右サイドからのクロスがファーサイドへ流れたところを、シュートと見せかけて【キックフェイント】で敵DFをかわしたが、敵のカバーリングによってシュートには至らず。
6分 アルゼンチン テベス ゴール
左サイドからのパスをテベスが中央で受けて、スルーパスを狙う。敵に当たってこぼれたところを再びテベスが拾ってミドルシュート。強烈な軌道でゴール右側へ突き刺さった。
14分 メキシコ バレーラ 足ワザ
左サイドからの仕掛け。オタメンディを引きつけて【シングルエラシコ】でかわし、さらにカバーに入ったマキシ・ロドリゲスを【股抜き】で突破。角度のないところからシュートを打ったが、惜しくも枠を外れた。
17分 メキシコ エルナンデス 決定機
左サイドのショートCKから、バレーラがクロス。エルナンデスがヘディングで合わせるが、ボールはバーの上へ。
24分 メキシコ バレーラ 決定機
ドス・サントスからのサイドチェンジを受けて、サルシードがドリブルで仕掛けて左足でクロス。バレーラがシュートを打つが、アルゼンチンが体を張って防いだ。
25分 メキシコ エルナンデス 足ワザ ゴール
トラドからの縦パスを、ゴール前でエルナンデスが右アウトターンで切り返してシュートへ。敵DFをかわしてゴールを決めた。
45分+1 アルゼンチン メッシ 決定機
ボールを受けたメッシが4,5人の間を強引に突破して左足でシュート。GKに防がれた。
| ゲームの感想 |
★★★★☆ |
判定はともかく、ゲーム内容は優秀 |
1~2秒を獲物にする
マラドーナアルゼンチンの真の恐ろしさが見えた |
序盤はメキシコのお家芸ともいえる、スピーディーな連係プレーに苦しんだアルゼンチン。前線の4人がサイドを固定せず、バウティスタの右サイドへの飛び出しに対して、右サイドのドス・サントスが中央へカットインするといった“逆方向への動きによる連動”を数多く繰り出した。それによってメキシコは4バックのサイドを高い位置に保ちつつ美しいサッカーを展開し、逆にアルゼンチンは前線の3人を除く7人が、ディフェンスゾーンに引きこもる時間が長くなった。
しかし、連係プレーを得意とするチームが最も気をつけなければならないのは、ボールを奪われた瞬間、つまり攻→守の切り替えが起こる数秒のすき間である。ポジションを流動的に変えていくチームは、見た目には非常に美しいが、ボールの奪われ方によってはスペースがポッカリと空いてしまうリスクが大きい。もちろん、メキシコもそうしたシーンに対してすぐに全体が修正するのだが、どうしても切り替えの瞬間、1~2秒間だけはどうしようもない部分はある。
そのわずかなタイミングのすき間を見事に突いたのが、前半25分のテベスのゴールだった。メキシコの中盤への浮き球パスを読まれ、アルゼンチンにヘディングで跳ね返された瞬間、メキシコの中盤はメッシをマークすることができず、置き去りにされてしまう。そしてメキシコのDFがメッシに注意を向けた瞬間、テベスがその背後のスペースに飛び出して、決定的なチャンスになった。メキシコにすれば、1~2秒の間にメッシを置き去りにした、たったそれだけのことで、雪崩のようにゴール前まで崩されてしまった。アルゼンチンはこの瞬間のスピードが異常に速い。最終的にはオフサイド疑惑で釈然としないゴールになったが、戦術的には、メキシコの弱点をアルゼンチンの長所が突いた注目すべきシーンといえるだろう。
レベルの高いチームと対戦すると分かるのだが、マラドーナアルゼンチンの真のスタイルは“堅守速攻”といえる。両サイドバックのエインセやオタメンディ、あるいは中盤のアンカーを務めるマスチェラーノは、それほど高い位置に出ることはなく守備に専念。そしてボールを奪ったら、前線の3人が手数をかけずにスピーディーな攻撃を見せる。チェイシングによるショートカウンターも脅威だ。マラドーナが監督ということで、安定感や戦術の熟成に疑念を持つ部分もあったが、アルゼンチンは思ったよりもすきのないチームに仕上がっている。
準々決勝は、06年の繰り返しとなるドイツとの対戦だ。ただし両チームとも、サッカースタイルは4年前とは大きく様変わりしている。前線の攻撃スピード、特に攻守の切り替えのすき間を突くスピードに関しては、ドイツとアルゼンチンは共に今大会のナンバー1を争うチームだ。イグアインとクローゼ、メッシとエジルなど、プレーの特長が比較的似ている選手も多い。
両チームがどのようなコンセプトで試合に入ってくるか。非常に興味深い一戦だ。 |
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