10年6月24日 20:30 ロイヤル・バケフォン・スタジアム(ラステンバーグ) |
| デンマーク |
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日本 |
| トマソン(後半35分) |
得点者 |
本田(前半16分)
遠藤(前半29分)
岡崎(後半41分) |
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デンマークに勝って、日本は決勝トーナメント進出を決めた!
Photo:ロイター/アフロ |
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| デンマーク |
| 監督オルセン |
GK
1セーレンセン
DF
15S・ポウルセン、4アッガー、13クロルドルップ、6L・ヤコブセン
MF
10ヨルゲンセン、2C・ポウルセン、12カーレンベルグ、9トマソン、19ロンメダール
FW
11ベントナー
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| 交代 |
| 前半33分 |
10ヨルゲンセン→14J・ポウルセン |
| 後半10分 |
13クロルドルップ→18ラーセン |
| 後半17分 |
12カーレンベルグ→21エリクセン |
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| 警告・退場 |
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前半28分 |
13クロルドルップ |
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後半2分 |
2C・ポウルセン |
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後半20分 |
11ベントナー |
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| 日本 |
| 監督岡田武史 |
GK
1川島永嗣
DF
5長友佑都、4田中マルクス闘莉王、22中澤佑二、3駒野友一
MF
7遠藤保仁、17長谷部誠、2阿部勇樹、16大久保嘉人、8松井大輔
FW
18本田圭佑 |
| 交代 |
| 後半28分 |
8松井大輔→9岡崎慎司 |
| 後半42分 |
16大久保嘉人→15今野泰幸 |
| 後半45分+1 |
7遠藤保仁→20稲本潤一 |
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| 警告・退場 |
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前半11分 |
7遠藤保仁 |
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前半25分 |
5長友佑都 |
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日本は引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる、グループリーグ最終戦。立ち上がりはデンマークの猛攻にあたふたしたが、本田圭佑、遠藤保仁の連続FKで2点を先制。その後は空中戦を挑んでくるデンマークの攻撃を集中してしのぎ、1度はPKを与えたものの、安定した試合運びで勝利を収めた。 |
注)時間表記について
当足ワザマッチレポートの時間表記は、そのプレーの起こった分で表示しています(例:0分50秒→0分、13分40秒→13分)。
| ゲームハイライト&足ワザメモ 【】内の足ワザはクリックで解説動画を表示します! |
3分 デンマーク S・ポウルセン 決定機
左サイドバックのS・ポウルセンがオーバーラップして、トマソンとのワンツーからシュート。序盤からデンマークは猛烈なアタックを仕掛けた。
14分 デンマーク トマソン 決定機
左サイドから日本のディフェンスラインの裏を突くスルーパスに対し、トマソンが飛び出す。インサイドでシュートを打つが、ゴール脇に外れた。
16分 日本 本田 ゴール
右サイドからのスローインを受けようとした松井が倒されて得たFK。本田の左足による無回転ブレ球がファーサイドにズバッと決まった。中央では、中澤と阿部がクロスオーバーして走り抜け、それについていこうとしたデンマーク選手が味方同士でもつれ合い、松井、阿部、中澤の3人がフリーで走り込んだ。敵GKセーレンセンはその動きにも惑わされて、本田の長距離FKを防ぐことができなかった。
29分 日本 遠藤 ゴール
大久保と本田のワンツー突破を、ファールで止められて得たFK。ポイントはゴール正面やや右寄り。遠藤が蹴ったボールは、壁の上を越えながらカーブする美しい軌道でゴールに吸い込まれた。
36分 デンマーク ベントナー 足ワザ
中盤でボールを受け、右サイドのL・ヤコブセンにパスを出すふりをして、【キックフェイント】から【クライフターン】。裏をかいて縦へ浮き球パスを出したが、味方には合わせられず。
37分 日本 松井 足ワザ
左足の【クライフターン】で突破。
2分 日本 遠藤 決定機
遠藤のふわっとした軌道のFKに対し、目測を誤ったGKがかろうじて触ってバーに当たる。さらに闘莉王が詰めてボレーシュートを打つが、ボールはバーの上へ。
6分 デンマーク トマソン 決定機
右サイドからのクロスがベントナーの頭を超えて、トマソンがフリーでトラップしてシュート。かろうじて防いでCKへ。
15分 デンマーク ベントナー 足ワザ
自陣方向からの縦パスに対して、右足のアウトフリックパスで味方へ展開。
25分 デンマーク トマソン 決定機
右サイドからJ・ポウルセンから絡んで崩し、最後はトマソンがシュート。決定的なシーンだったが、何とか難を逃れる。
35分 デンマーク トマソン ゴール
デンマークの空中戦に耐えていた日本だったが、ハイボールのこぼれ球をかき出そうとした長谷部がペナルティーエリア内でファールを取られ、PKに。トマソンのキックを一度はセーブした川島だったが、再びトマソンに詰められて決められてしまった。川島は地面を何度もたたいて悔しがった。
41分 日本 岡崎 ゴール
左サイドからのスローインを大久保が受けてカットイン。寄せてくる敵をアウトターンでかわして、左サイドから走り抜ける本田へパス。本田はワントラップした後、背後から追いかけるロンメダールを、右足の【クライフターン】でかわして縦へ。さらに寄せてくる敵をかわすマイナス方向へのパスを送り、岡崎が無人のゴールへ流し込んだ。
| ゲームの感想 |
★★★★★ |
世界に衝撃を与えた勝利だ!! |
手探りの成長が
“飛び出し”を超える“飛び入り”を生み出した |
試合が終わってみれば、危ないと感じたのは前半開始直後の15分まで。それ以降は理想的なゲーム運びで、デンマークの追撃を見事に振り切った。岡田ジャパンは、いつからこんなに頼もしいチームになったのだろうか?
岡田監督は、このワールドカップでの3戦を「我々は世界のトップレベルのチームと、本気の試合をする機会が少ない。そういう相手と本気でやったらどうなるのかということを、常に手探りの状態で、このくらいのプレーなら通じる、ここまで無理をするとやられる、といったことを選手自身が肌で感じながらつかみ出した」と振り返っている。この“手探りの成長”という言葉は、今回の日本代表のキーワードではないだろうか。
この試合でも、立ち上がりは大久保をトップ下に置き、左サイドに松井、右サイドに長谷部、ボランチを遠藤と阿部が務める「4-2-3-1」システムで臨んだが、4バックの前を自由に動き回るデンマークの攻撃的MFに、4枚の中盤では対応できないことが分かり、すぐに「4-1-2-3」システムに変更。カメルーン戦やオランダ戦と同様に、本田1人を前線に残す形で、中盤の密度を5枚に高め、ディフェンス時にカバーできる幅を広くした。以降、守備の安定感はグンと増している。これこそが、“手探りの成長”ではないだろうか。
ほかにも例はある。デンマークは日本の弱点を分析しており、オランダ戦でエリアのスルーパスが中澤の裏のスペースを切り裂いたことを見抜いていた。マンマークに強い闘莉王は、スペースへのカバーリングの意識が薄い。その日本の弱点となるスペースを突く役目を与えられたのが、トマソンである。日本も序盤は彼の動きに対応できず、トマソンの飛び出しからビッグチャンスを作られてしまった。
ところが守備を修正してからは、フラフラと動くトマソンやロンメダールらを、闘莉王が飛び出してつかまえるようになった。ここで特筆すべきは、阿部の動きである。闘莉王が敵をマークするために飛び出すと、長友と中澤の間にすっぽりスペースが空き、ここを飛び出しに使われてしまう。そこで闘莉王の“飛び出し”に対して、阿部がディフェンスラインに“飛び入り”する逆の動きでスペースをカバー。常に相手を厳しくマークし、なおかつスペースもしっかり埋めるディフェンス戦術。日本は全員が無駄のない動きで、仕事をしっかり果たしていた。この対応策は岡田監督が授けたものらしいが、後半、デンマークが前線を4枚にしてパワープレーを仕掛けたことに対して、長谷部が下がって阿部とダブルアンカーのような状態にしたのは、選手独自の対応とのこと。ここにも“手探りの成長”が見られる。これだけギリギリの試合を必死に戦う中で、なおかつ成長していく日本代表メンバーたち。頼もしさを感じていた理由が、少し分かった気がする。
そして試合後の記者会見-。岡田監督は、「我々は他の国にはない特長を持っている。それは団結力。選手27名とスタッフが団結して、一つの目標に向かうことができる。サッカーがチームスポーツであることを、我々が証明したのではないかと思います」と、世界中に放映されるテレビカメラの前で堂々と語った。よくぞいってくれた! と感動している。
今や、あらゆる国の記者、サッカーファンが、日本の戦いぶりをほめてくれるようになった。フランスやカメルーンのように、チーム内のゴタゴタがニュースになることも多かっただけに、日本代表の一致団結した戦いぶりは世界に衝撃を与えたようだ。日本人であることを誇らしく思わせてくれる、我らが代表チームを、さらに応援したい。 |
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