10年6月23日 20:30 ムボンベラ(ネルスプロイト) |
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オーストラリア・ケーヒル(左)と、セルビア・ビディッチのマッチアップは、見ごたえ十分だった
Photo:Action Images/アフロ |
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| オーストラリア |
| 監督ピム |
GK
1シュウォーツァー
DF
8ウィルクシャー、6ビューチャンプ、2ニール、21カーニー
MF
5クリナ、16バレリ、7エマートン、23ブレッシャーノ、4ケーヒル
FW
9ケネディ
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| 交代 |
| 後半20分 |
16バレリ→14ホルマン |
| 後半20分 |
23ブレッシャーノ→11チッパーフィールド |
| 後半36分 |
8ウィルクシャー→19ガルシア |
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| 警告・退場 |
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後半3分 |
6ビューチャンプ |
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後半4分 |
8ウィルクシャー |
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後半21分 |
7エマートン |
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| セルビア |
| 監督アンティッチ |
GK
1ストイコビッチ
DF
6イバノビッチ、5ビディッチ、13ルコビッチ、16オブラドビッチ
MF
10スタンコビッチ、22クズマノビッチ、18ニンコビッチ、17クラシッチ、14ヨバノビッチ
FW
15ジギッチ |
| 交代 |
| 後半16分 |
17クラシッチ→7トシッチ |
| 後半21分 |
15ジギッチ→9パンテリッチ |
| 後半31分 |
22クズマノビッチ→8ラゾビッチ |
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| 警告・退場 |
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前半17分 |
13ルコビッチ |
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後半13分 |
18ニンコビッチ |
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セルビアが攻め込み、オーストラリアがカウンターを狙うという、静かな前半から、後半は一転、激しい攻め合いに。オーストラリアが2連続ゴールで決勝トーナメントへ色気が出たところで、セルビアも1点を返してなおも攻め込む。意地の戦いは結局そのまま終了し、両チームとも大会を終えた。 |
注)時間表記について
当足ワザマッチレポートの時間表記は、そのプレーの起こった分で表示しています(例:0分50秒→0分、13分40秒→13分)。
| ゲームハイライト&足ワザメモ 【】内の足ワザはクリックで解説動画を表示します! |
5分 セルビア クラシッチ 足ワザ
右サイドでボールを受けてから、ロングドリブル。最後は敵を前にして、ステップの細かい【ボディーフェイク】で右に抜けてシュート。GKがCKへ逃げた。
11分 セルビア クラシッチ 決定機
カウンターで、中盤からニンコビッチが絶妙のスルーパス。右から走り込んだクラシッチがGKと1対1になったが、GKシュウォーツァーが冷静にコースを狭めた。右にかわして打ったクラッシッチのシュートは、右サイドネットに外れた。
15分 セルビア クズマノビッチ 決定機
左からの大きなサイドチェンジのボールを、右からクラシッチがワンタッチで中央へ折り返し、後ろから走り込んだクズマノビッチが受けて、フリーでシュートしたが、当たり損ねでゴール左へ外れた。
17分 セルビア ヨバノビッチ 足ワザ
左サイド。クイックな【シザーズ】から、敵を縦に抜いてクロスを入れる。
22分 セルビア イバノビッチ 決定機
後方でボールが回っている間に、右のイバノビッチと中央のクズマノビッチがポジションチェンジ。右へ開いたクズマノビッチにパスが入り、クロスを入れると、ゴール前へ走り込んだイバノビッチが受けてシュート。しかし、シュウォーツァーが好セーブ。
31分 オーストラリア ケーヒル 決定機
オーストラリアにようやく来たシュートシーン。中盤のボールカットからエマートンがドリブルで進み、左のブレッシャーノに展開。右足で入れられたクロスを、ゴール前でケーヒルが競り勝ってヘディングシュートしたが、ゴール左に外れた。
33分 セルビア ジギッチ 決定機
中央スタンコビッチが右サイドへ大きく展開。クズマノビッチのクロスが、ゴール前フリーのジギッチにドンピシャで合ったが、ヘディングシュートはゴール左へ外れた。
4分 セルビア ニンコビッチ 足ワザ
左サイド奥でのプレー。敵を背にした状態で、右足アウトサイドでドリブルの方向転換をしてから、振り向きざまに左足インサイドを使って【股抜き】。ファウルを受けてFKとなる。
7分 セルビア ジギッチ 決定機
ヨバノビッチの左からのクロスを頭で受け、もう一度コントロールしてからボレーシュート。バランスが崩れかけ、身のこなしがぎこちなくなった分、敵もチェックのタイミングが計れず。しかし、シュートはゴール上を通過。
11分 セルビア ヨバノビッチ 足ワザ
左サイド。足元に飛び込んできた敵を【裏通り】でかわす。ボールは敵の左を通し、自分は敵の右側から裏へ回り込んだ。
18分 オーストラリア ブレッシャーノ 足ワザ
ペナルティーエリア手前のバイタルエリアで、左後方からの縦パスを【回転トラップ】で受けて素早く前を向く。敵のチェックが来る前にミドルシュート。GKがはじいてゴール前混戦になったが、得点には至らず。
23分 オーストラリア ケーヒル 足ワザ ゴール
右からウィルクシャーのハイクロスを、ケーヒルがビディッチに競り勝ってゴール。競り合う前、一瞬ビディッチの裏に隠れたケーヒルが、ヘディングの瞬間、ビディッチの前に出てきてヘッド。圧巻!
26分 セルビア クズマノビッチ 足ワザ
中盤。右インサイドの複数タッチでクルっと1回転して、敵のチェックをかわし味方へパス。
27分 オーストラリア クリナ 足ワザ ホルマン ゴール
右からのパスを、クリナが【軸裏パス】で中央のホルマンへ。ホルマンはドリブルで前にずりずりと進み、前が開いていると見るや思い切ってミドルシュート。GKの手前でワンバウンドしたボールが、ゴール左に決まった。
34分 セルビア スタンコビッチ 足ワザ
足元に飛び込んでくる敵に対し、ボールを右足裏で引いてから、軸足の後ろで右インサイドで左へボールを運ぶL字コントロールで、出てきた足をかわす。
38分 セルビア パンテリッチ ゴール
右サイドにボールを持ち込んだイバノビッチが、足裏パスでトシッチとスイッチ。トシッチがカットインからシュートしたボールが、GKの手をはじき、こぼれ球を詰めていたパンテリッチが押し込む。
40分 セルビア トシッチ 足ワザ
右サイドをドリブルで進みながら、右足インサイドで【一拍子ターン】。中央へ入る。その後、敵を引きつけてからヒールパス。
41分 オーストラリア ケネディ 決定機
カーニーが持ち込んで入れた、ゴール前への浮き球パスを、ケネディが敵と入れ替わるようにトラップして一瞬フリーに。追いすがる敵より先に左足でシュートしたが、ゴール左に外れた。
43分 セルビア ビディッチ 決定機
右CKからゴール前でビディッチがヘディングシュート。これがケーヒルの手に当たったが、ノーホイッスル。セルビア選手たちは猛抗議。
しっかりボールを
扱えてこその好ゲーム |
オーストラリアはケネディ、セルビアはジギッチというターゲットを用意しながら、前半は両者なかなか使いこなせなかった。どちらも、守る側が使わせなかったといったほうがいいのかもしれない。そこで、右サイドからの攻撃を中心にセルビアはチャンスを作り続け、オーストラリアはGKシュウォーツァーの好セーブもあって、これをしのいだ。セルビアは、ここでいくつかの決定機を決められなかったのが残念だった。
ボールテージが上がったのは後半からだ。オーストラリアはケネディに長いボールを入れるようになり、15分過ぎあたりからは、ボールがお互いのゴール前を行ったり来たりする、ものすごい攻め合いになった。ドリブルでもパスでも、縦に縦に行こうとする選手たち。「もう少し落ち着いたらいいのに」と思うくらいなのだが、一方では「ここで引いてはダメ」という精神的な駆け引きもあるのだろう。国を背負って戦う、意地のぶつかり合いを見る思いがした。
いわゆる「戦う姿勢があった」とか、「魂を見せた」と表現されるようなゲームだったが、それも個々に技術があったから、そう思えたという感想だ。確かにミスも目立ったけれど、あれだけのハイスピードの展開の中で、ここぞという場面では、きちんとゴール前でのシュートシーンも作るのである。そこでミスが出てしまったら、「あーあ」となって会場のテンションは下がってしまうだろう。
どちらのチームも、トリッキーな足ワザの使い手は少ない。ほとんどは、しっかり止め、しっかり蹴る。その技術を速く、判断よく繰り出すことを心がけている選手たちだ。こうしたゲームを見て、しっかりボールを扱えることの重要性を再認識したのだった。 |
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