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Match Report マッチレポート

2010FIFAワールドカップ南アフリカ 足ワザマッチレポート
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ボール

2010FIFAワールドカップ南アフリカ 足ワザマッチレポート
グループB 第3戦 ナイジェリア-韓国

菊地芳樹(本誌) 構成

10年6月22日 20:30 ダーバン・スタジアム(ダーバン)

ナイジェリア

1-1
1-1

韓国
ウチェ(前半11分)
ヤクブ(後半23分)
得点者 イ・ジョンス(前半37分)
パク・チュヨン(後半3分)

グループB 第3戦 ナイジェリア-韓国
歓喜の輪を作る韓国選手たちと、うなだれるナイジェリア選手
Photo:AP/アフロ

2010FIFAワールドカップ南アフリカ グループB 第3戦 ナイジェリア-韓国

ナイジェリア
監督ラーゲルバック
GK
1エニュアマ
DF
17オディアー、2ヨボ、6シットゥ、5アフォラビ
MF
13ユスフ、20エトゥフ、19オバジ、12K・ウチェ
FW
8ヤクブ、4カヌ
交代
HT 2ヨボ→21エチエジレ
後半11分 4カヌ→9マルティンス
後半25分 8ヤクブ→18オビンナ
警告・退場
警告 前半30分 1エニュアマ
警告 前半36分 19オバジ
警告 前半41分 13ユスフ
韓国
監督タバレス
GK
18チェン・ソンリョン
DF
22チャ・ドゥリ、4チョ・ヨンヒョン、14イ・ジョンス、12イ・ヨンピョ
MF
8キム・ジョンウ、16キ・ソンヨン、17イ・チョンヨン、19ヨム・ギフン、7パク・チソン
FW
10パク・チュヨン
交代
後半18分 19ヨム・ギフン→5キム・ナミル
後半41分 16キ・ソンヨン→13キム・ジェソン
後半47分 10パク・チュヨン→15キム・ドンジン
警告・退場
警告 後半22分 5キム・ナミル

ゲームのあらすじ
グループリーグ突破のために勝利を目指すナイジェリアが、早い時間帯に先制。その後も攻め込んでいくが、韓国もセットプレーのチャンスを生かして逆転する。ナイジェリアは個人技を生かした攻撃で攻め込むが、その後はPKの1点止まり。ギリシャ敗戦の結果を受けて、韓国がベスト16進出を決めた。

注)時間表記について
当足ワザマッチレポートの時間表記は、そのプレーの起こった分で表示しています(例:0分50秒→0分、13分40秒→13分)。

ゲームハイライト&足ワザメモ 【】内の足ワザはクリックで解説動画を表示します!

前半

1分 KOR韓国 パク・チュヨン 足ワザ イ・チョンヨン 決定機
ナイジェリアの安易なパスをカットしたイ・チョンヨンが、右のパク・チュヨンに預けてゴール前へ。パク・チュヨンは縦方向へ行く体勢から【一拍子ターン】で敵をかわして中へ入り、イ・チョンヨンへスルーパス。イ・チョンヨンが出てきたGKの鼻先で触ってシュートしたが、ゴール右へ外れた。

6分 KOR韓国 パク・チソン 足ワザ
【裏通り】。味方からのボールを大きめにコントロールして、飛び込んできたナイジェリアのオディアーに触らせないようにし、自分はオディアーの裏側から回り込んで、左タッチライン際でボールに追いついた。

10分 NGAナイジェリア オディアー 足ワザ
右サイド。自らのスローインのリターンを受ける際に、右足インサイド→右足アウトサイドの連続タッチ、【インアウト】でパク・チソンを【股抜き】。やり返す。

11分 NGAナイジェリア K・ウチェ ゴール
オディアーが敵のタックルを跳ね返しながら、右サイドを強引にずりずりと突破してクロスを入れる。ファーサイドへ流れたボールを、K・ウチェが敵の前に入って合わせて、ゴールを決めた。

29分 NGAナイジェリア オディアー 足ワザ
29分のナイジェリア足ワザ連続シーン。まずはオディアー。右サイドを持ち上がり、【シングルエラシコ】で敵を中にかわしてパス。もう1度パスをもらうと、今度は足元に飛び込んできた敵を、ボールを足裏で引き、軸足の後ろでインサイドで動かす、L字コントロールでかわす。

29分 NGAナイジェリア カヌ 足ワザ
【キックフェイント】から、ボールを右足インサイドで引きずるように左へ運び、敵をかわしてパス。スタンドから歓声が上がる。

29分 NGAナイジェリア オバジ 足ワザ
右奥からのマイナスのパスを受けるところで敵が飛び込んできたのを、体でブロックしながら【回転トラップ】で入れ替わり、左足シュート。

35分 NGAナイジェリア K・ウチェ 決定機
カヌからの横パスを左で受け、前の前の敵を右にかわして、中央から強烈なミドルシュート。しかし、ボールは右ポストを直撃。

37分 KOR韓国 イ・ジョンス ゴール
左サイドからのFK。キ・ソンヨンが蹴ったボールは、GKを越えてファーサイドへ。走り込んでいたイ・ジョンスが、頭で合わせようとして合わなかったものの、同時にボールに合わせて出していた右足に当たる。これが決まって韓国同点に。

後半

2分 NGAナイジェリア K・ウチェ 足ワザ
左サイドで【シザーズ】をかまし、【キックフェイント】から縦に切り返して、左足クロス。

3分 KOR韓国 パク・チュヨン 足ワザ ゴール
ペナルティーエリア左手前からのFK。パク・チュヨンがファーサイドへワンバウンドする【フックボール】を蹴って、ゴールを決める。ナイジェリアGKエニュアマは、一瞬右(キッカーから見て左)に動いて、反応が遅れた。

12分 KOR韓国 パク・チュヨン 足ワザ
乗ってきたパク・チュヨンが、縦パスを左足で軸裏フリックして、左タッチライン際の味方へ渡す。

13分 NGAナイジェリア ヤクブ 決定機
パスカットからゴール手前右でボールを受けたヤクブが、シュート体勢から中に切り返して敵をかわす。シュートできれば1点の場面だったが、ボールはギリギリのところで戻ってきた韓国選手にクリアされた。

16分 KOR韓国 パク・チュヨン 決定機
ヨム・ギフンが左サイド裏へ抜け出してボールを受け、ゴール前へクロス。走り込んだパク・チュヨンがスライディングシュートで合わせたが、エニュアマが素早く反応して防いだ。

20分 NGAナイジェリア ヤクブ 決定機
ペナルティーエリア左角でボールを持ったK・ウチェから、外を回り込んだユスフがパスを受けてクロスを入れる。GKも触れず、ゴール前のヤクブは無人のゴールへ転がすだけだったが、合わせ損なってゴール左へ外してしまう。

23分 NGAナイジェリア ヤクブ ゴール
キム・ナミルがルーズボールの争いから、オバジをペナルティーエリア内で倒して、ナイジェリアにPK。ヤクブ今度は冷静にゴール左に決めて同点に。

28分 ナイジェリア オバジ 足ワザ
左サイNGAド。浮き球を胸でコントロールし、ボールの落ち際、右足インサイドで大きめに出しながらダッシュして敵を振り切る。緩急を使った縦突破。

29分 KOR韓国 パク・チソン 足ワザ
右サイドでボールを受け、ペナルティーエリア内へ入る。【ボディーフェイク】で敵を中にかわして左足シュート。

34分 NGAナイジェリア マルティンス 決定機
オバジからのスルーパスに反応し、DFライン裏へ出たマルティンスがGKと1対1に。出てきたGKをかわすようにシュートを浮かせたが、ゴール右へ外れた。

44分 NGAナイジェリア オビンナ 決定機
右サイドからゴール前でボールを受けたオビンナが、鋭い切り返しで敵をかわして右足シュート。ボールはゴール右へ外れた。オビンナは45+分にも強烈なミドルシュートを放ったが、これもゴール右へ外れた。

ゲームの感想 ★★★★☆ 堂々のベスト16

韓国、地力を感じさせるグループ突破
ナイジェリアはいいところなし

2-2の同点となった終盤。ギリシャが負けそうだという中で、ナイジェリアは1点取って勝てば、決勝トーナメントへ行ける状況。終盤はかなり緊迫した雰囲気になった。洗練された守備が持ち味だったはずの韓国も、ナイジェリア選手の個人技にやられ、ゴール前際どいシーンを何度か迎えた。自国開催の02年以外、グループリーグを突破したことがない韓国。目標だったベスト16に向けてのプレッシャーは、相当なものだっただろう。
「たら・れば」のシーンの多いゲームだったが、結果は引き分けで、韓国は歓喜し、ナイジェリアはうなだれた。
韓国は、アルゼンチン相手には痛い目にあったが、他の2国とは、個でも組織でもまさに堂々と渡り合っていた姿がうらやましい。グループB全体を見ても、多くの人が韓国に2番目の評価を与えるのではないだろうか。そういう感じの出来と力を見せていた。
反対にナイジェリアは、さしていいところもなく大会を終え、アフリカ勢3カ国目のグループリーグ敗退チームとなってしまった。個人技や身体能力の高さは、昔から変わらず驚異的。だが、それらを生かす「判断力」がテーマになっている現在、アフリカ勢もまたもうワンランクステップアップするために頑張らないといけない時期だ。驚異的だけれども、もろさもある。そんなアフリカ勢に、他国はもう慣れたのだ。

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