10年6月22日 16:00 ロイヤル・バフォケン・スタジアム(ラステンバーグ) |
 |
決勝点を決めたスアレス(中央)とフォルラン(左)。チャンスにはこの2人が必ず絡んでいた。
Photo:AP/AFLO |
 |
| メキシコ |
| 監督アギーレ |
GK
1ペレス
DF
3サルシード 15モレノ 2ロドリゲス 5オソリオ
MF
18グアルダード 6トラード 4マルケス
FW
9フランコ 10ブランコ 17G・ドス・サントス
|
| 交代 |
| HT |
18グアルダード→7バレーラ |
| 後半11分 |
15モレノ→8カストロ |
| 後半17分 |
10ブランコ→14エルナンデス |
|
| 警告・退場 |
 |
後半31分 |
14エルナンデス |
 |
後半40分 |
8カストロ |
|
|
| ウルグアイ |
| 監督タバレス |
GK
1ムスレラ
DF
4フシレ 6ビクトリーノ 2ルガーノ 16M・ペレイラ
MF
11A・ペレイラ 10フォルラン 7カバニ 17アレバロ 15ペレス
FW
9スアレス |
| 交代 |
| 後半30分 |
11A・ペレイラ→19スコッティ |
| 後半39分 |
9スアレス→20A・フェルナンデス |
|
| 警告・退場 |
 |
後半22分 |
4フシレ |
|
|

引き分けでもグループ突破が決まるが、立ち上がりから互いに得点を奪い合う。前半42分にはウルグアイが得意のショートカウンターから先制点を決める。後半はメキシコが一方的に攻めたが、崩しきれずにノーゴール。ウルグアイが1位、メキシコが得失点差で2位となり、決勝トーナメント進出を決めた。 |
注)時間表記について
当足ワザマッチレポートの時間表記は、そのプレーの起こった分で表示しています(例:0分50秒→0分、13分40秒→13分)。
| ゲームハイライト&足ワザメモ 【】内の足ワザはクリックで解説動画を表示します! |
5分 ウルグアイ スアレス 決定機
後方からの何でもないロングボールだったが、メキシコのCB2人が目測を誤り、走り込んだスアレスがGKと1対1に。ゴール右から冷静にファーサイドを狙ったが、惜しくも左に外れる。完全にシュートミスだった。
17分 ウルグアイ ペレス 足ワザ
ペレスが右後方からのパスを、足をクロスさせたヒールキックで縦に流し、走り出していた味方へ通す。
18分 ウルグアイ ビクトリーノ 決定機
右CKをニアに走り込んだビクトリーノがフリーでヘッド。しかしバーの上を越えていく。合わせるだけだったのに、もったいない。
21分 メキシコ グアルダード 決定機
DFからボールを奪ったグアルダードが、ゴール正面約30メートルの位置から左足でミドルシュート。強烈な弾道でゴールに向かい、クロスバーを直撃する。
39分 メキシコ フランコ 足ワザ
縦パスをフランコが【回転トラップ】。右インでタッチして左回りで回転すると、DFが素早く寄せてきたため、すぐに左インで切り返す。回転トラップダブルタッチという感じのプレーだった。
42分 ウルグアイ スアレス ゴール
フォルランがセンターサークル付近でボールを奪い取り、右サイドに走るカバニに素早くパス。フリーになったカバニはプルアウェイでファーサイドに抜けたスアレスにアーリークロス。トップスピードで走り込んだスアレスが、ヘッドでゴールネットに突き刺す。見事なショートカウンターだった。
4分 メキシコ バレーラ 足ワザ
左サイドでボールを受けたバレーラ。前の敵を小刻みな右アウトのタッチで中にかわすが、敵がすぐに追いついてきたので、足をクロスさせたヒールキックで左サイドの味方へパス。敵は完全に逆を突かれていた。
6分 メキシコ フランコ 足ワザ
右サイドでDFを背にしながらボールを受けたフランコ。中のスペースへG・ドス・サントスが走り込んだため、意表を突いてヒールパス。絶妙なパスとなりビッグチャンスにつなげた。これはバレーラ、ペレスがやったヒールパスと同じスタイルのもの。チーム内ではやっているのかもしれない。それにしても、このパスはほとんど通っている。
8分 ウルグアイ ルガーノ 決定機
右45度からのFK。フォルランが蹴ったボールをニアに走り込んだルガーノがドンピシャヘッド。GKペレスのスーパーセーブで惜しくもゴールならず。
16分 メキシコ サルシード 足ワザ
左サイドでスピードに乗ったサルシードが左足のアウトとインを交互に使って1人目のDFをぶっちぎると、次のDFを股抜きで攻略。しかしなぜか自らこけてしまう。ボールが長くて追いつきそうもなかったので、ファウルを狙いにいったようだ。サルシードだけにさるしばいだった。
18分 メキシコ バレーラ 足ワザ ロドリゲス 決定機
ショートコーナーから、ペナルティーエリア右角でボールを持ったバレーラが、前のDFをアウトインの片足ダブルタッチで抜き、クロスを送る。それをロドリゲスがダイビングヘッドで狙うも、わずかに左に外れる。後半最大のチャンスだった。
38分 メキシコ フランコ 足ワザ
ペナルティーエリア内で待ち構えているフランコへ縦パスが入る。ボールスピードが速かったが、フランコは絶妙な【軸裏トラップ】。すぐに前を向くも、ややタッチが流れGKの飛び出しに合う。惜しい。
42分 ウルグアイ カバニ 足ワザ 決定機
左からカットインしてきたカバニがDF3人の間を【ダブルタッチ】ですり抜け、30メートルのミドルシュート。GKが辛うじてはじき出す。
46分 メキシコ フランコ 足ワザ
フランコが縦パスを【回転トラップ】。瞬時に前を向くと右から敵が寄せてきたため、今度は【クライフターン】で逆を突き、右サイドへ展開する。180センチを越える長身だが、足元もしっかりしている。
心配は杞憂に終わった |
ウルグアイ、メキシコともあと勝ち点1を積み上げ、勝ち点を5に伸ばせば、フランスvs南アフリカの結果に関わらず、決勝トーナメントに進出することが決まっていた。となると考えられるのは、無難に戦い、お互いがハッピーとなる“引き分け”で試合を終わらせること。その意味で両チームの立ち上がりの戦い方に、変な注目が集まった。本気で戦ってくれるのかと・・・。
ただそんな外野の心配は杞憂に終わった。試合開始20秒にメキシコの精神的柱、マルケスがロングシュートでウルグアイゴールを襲ったことが、この試合をどう運ぶかのメッセージとなった。そこから90分間、激しい攻防が展開された。
実力は拮抗していたものの、互いのスタイルはまったく違うものだった。グループリーグ3戦を無失点で突破したウルグアイはやはり堅守のチーム。アレバロ、ペレスのダブルボランチを中心に中盤で激しいプレスをかけてボールを奪い、それをフォルラン、スアレス、カバニのストライカー3人が少ない手数でゴールに迫るショートカウンターのスタイル。
逆にメキシコはチーム全体でパスを回し、相手の守備のスキをつく遅攻を得意とする。どちらも自分たちのスタイルを存分に発揮し、何度もゴール前に迫った。
グループAは、開催国の地の利を生かした南アフリカと、豊富なタレントを擁するフランスが有利だといわれていたが、結局ウルグアイが1位通過、メキシコも得失点差で2位通過を決めた。どちらも世界的なスター選手がいるわけでないが、それをチームワークと戦術理解度でカバーして熾烈なグループAを戦い抜いた。開催国は必ず決勝トーナメントに進出するというジンクスはすでに崩壊した。過去のデータはもはや通用しない。ウルグアイ、メキシコが今後勝ち上がっていく可能性は十分あるし、それだけの実力も兼ね備えている。サプライズはこの両チームが起こすかもしれない。 |
|