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Match Report マッチレポート

2010FIFAワールドカップ南アフリカ 足ワザマッチレポート
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ボール

2010FIFAワールドカップ南アフリカ 足ワザマッチレポート
グループA 第3戦 フランス-南アフリカ

清水英斗(本誌) 構成

10年6月22日 16:00 フリーステート・スタジアム(ブルームフォンテーン)

フランス

0-2
1-0

南アフリカ
マルダ(後半24分) 得点者 クマロ(前半19分)
ムフェラ(前半36分)

グループA 第3戦 フランス-南アフリカ
執念で2点目のゴールを決めたムフェラ。もう1点取るチャンスもあったが…惜しかった
Photo:AP/アフロ

2010FIFAワールドカップ南アフリカ グループA 第3戦 フランス-南アフリカ

フランス
監督ドメネク
GK
1ロリス
DF
22クリシ、5ギャラス、17スキラッチ、2サニャ
MF
18A・ディアラ、8グルキュフ、7リベリー、9シセ、19ディアビ
FW
11ジニャック
交代
HT 11ジニャック→15マルダ
後半9分 9シセ→12アンリ
後半36分 18A・ディアラ→10ゴブー
警告・退場
退場 前半24分 8グルキュフ
警告 後半25分 19ディアビ
南アフリカ
監督ルエダ
GK
1ジョセフス
DF
3マシレラ、20クマロ、4モコエナ、5エンゴンカ 
MF
6シバヤ、23クボニ、8シャバララ、10ピーナール
FW
17パーカー、9ムフェラ
交代
後半9分 5エンゴンカ→2ガクサ
後半22分 17パーカー→18ノンベテ
後半32分 23クボニ→11モディセ
警告・退場
     

ゲームのあらすじ
両チームとも、決勝トーナメント進出にわずかな望みをかけて挑んだ試合。勝つだけではなく、大量得点が必要になる南アフリカは序盤から猛攻に出る。グルキュフの退場も手伝って2点を先制するが、後半は決定機を外し、フランスにも1点を返されて万事休す。大会史上初となる開催国のグループリーグ敗退。

注)時間表記について
当足ワザマッチレポートの時間表記は、そのプレーの起こった分で表示しています(例:0分50秒→0分、13分40秒→13分)。

ゲームハイライト&足ワザメモ 【】内の足ワザはクリックで解説動画を表示します!

前半

1分 RSA南アフリカ ムフェラ 決定機
シャバララからのハイボールを、ゴール前でムフェラが胸トラップするが、敵に寄せられてシュートは打てず。

2分 FRAフランス ジニャック 決定機
左サイドからグルキュフのパス。ジニャックがシュートを打つが、低い弾道でGK正面へ。

19分 RSA南アフリカ クマロ ゴール
ピーナールの飛び出しから得た右CK。シャバララが蹴ったボールを、ファーサイドからクマロがヘディングでたたきつけてゴール。南ア先制でサポーターは大盛況。

24分 RSA南アフリカ ムフェラ 決定機
スローインをフリーで受けたムフェラが、ドリブルカットインからシュートへ。フランスの守備が緩い。

36分 RSA南アフリカ ムフェラ ゴール
左サイド、シャバララのクロスのこぼれ球を、オーバーラップしたマシレラが拾って持ち込み、さらに折り返す。これをムフェラがフリーで押し込んで南アは2点目をゲット。前へ、前へ、という南アの執念が見える。

44分 フランス ジニャック 足ワザ
右サイドを駆け上がって、寄せてきたマシレラを軸足を抜く【クライフターン】でかわすが、足を引っかけられてファールをゲット。

後半

4分 RSA南アフリカ ムフェラ 決定機
ピーナールからシャバララへつなぎ、スルーパス。走り込んだムフェラがシュートを打つが、GKがわずかに触ってバーをたたく。決定的なシーンだった。

12分 FRAフランス リベリー 足ワザ
ペナルティーエリア前でリベリーが【シャペウ】で寄せてきた敵をかわす。しかし、シュートはふかしてしまった。

15分 RSA南アフリカ ムフェラ 決定機
シャバララのスルーパスに右サイドからムフェラがカットイン。しかし、シュートは外れたしまう。3点目が遠い南ア。

24分 FRAフランス マルダ ゴール
サニャのカットインから、ゴール右側へ流れたリベリーへパス。ここから中央へ折り返し、フリーのマルダがボールを流し込む。一瞬のすきを突かれた南ア。痛恨の失点を喫した。

28分 FRAフランス アンリ 足ワザ
敵を背負ってボールを受けたアンリが、ドロー&プッシュで敵をかわしてパスを展開。

45分 RSA南アフリカ モディセ 決定機
左サイドのスローインから、マシレラと経由してモディセへ。ミドルシュートを打つが、ゴールの脇へ外れた。

ゲームの感想 ★★☆☆☆ このフランスには、4点取ってほしかった 

今大会の芸能面を飾ったフランス
開催国とともに屈辱的な敗退

 圧倒的な迫力でフランスを攻め立て、勝ち点3をゲットした南アフリカだったが、前節のウルグアイ戦で喫した大量3失点が仇となり、最後は得失点差でメキシコに一歩及ばず。南アフリカはワールドカップ史上初となる、開催国のグループリーグ敗退となってしまった。
 しかし、そんな“記録”以上に、不名誉な“記憶”を残してしまったのがフランスだろう。グループリーグ敗退の予想は戦前からささやかれていたが、まさかこのA組が、「フランスを相手に何点かせぐことができるか?」という、G組の北朝鮮に対するような扱いになるとは思わなかった。フランス代表のゴタゴタは、連日のようにニュースで取り上げられ、南アフリカワールドカップの芸能面を飾り続けていた。後半から途中出場したアンリに関しても、背後から来た浮き球をトラップしようとして手に当たった瞬間、会場は笑いに包まれ、完全にピエロになってしまった感がある。ハンドの反則で大会出場を手に入れた罰が下ったのだろうか。
 ところで、グルキュフに与えられたレッドカードだが、リプレイを見ると退場に値するようなプレーには見えない。このような怪しいジャッジは、この試合だけでなく、ブラジルvsコートジボワールにおけるルイス・ファビアーノの神の手ゴールなど、今大会全体で起きているように思えるが、いったいなぜだろう?
 僕はその原因が、「ブブゼラ」にあると考えている。もちろん審判は、視覚を中心に判定を下しているはずだが、実は「ボールが足に当たる音」、「体と体がぶつかる音」「着地する音」なども、審判の判定に少なからず影響を与えているのだろう。
 実際、ブブゼラの大音量に包まれると、隣りの人と会話をするのも困難になる。ピッチに立っている審判は、無線以外の聴覚から得る情報が、一切役に立たない状態になっているはずだ。だとすれば、ブブゼラのボリュームが下がらない限り、今大会はさらに疑惑の判定が増えるのではないだろうか。あまり歓迎したくない見所ではあるが……。

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