10年6月13日 16:00 ロフタス・バースフェルド(プレトリア) |
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| 劇的な勝利をものにしたガーナ。まるで優勝したかのような喜びようだ |
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| セルビア |
| 監督アンティッチ |
GK
1ストイコビッチ
DF
3コラロフ、13ルコビッチ、5ビディッチ、6イバノビッチ
MF
10スタンコビッチ、11ミリヤシュ、7クラシッチ、14ヨバノビッチ
FW
15ジギッチ、9パンテリッチ
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| 交代 |
| 後半17分 |
11ミリヤシュ→22クズマノビッチ |
| 後半24分 |
15ジギッチ→8ラゾビッチ |
| 後半31分 |
14ヨバノビッチ→20スボティッチ |
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| 警告・退場 |
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前半19分 |
15ジギッチ |
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後半9分 |
13ルコビッチ |
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後半29分 |
13ルコビッチ |
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後半38分 |
22クズマノビッチ |
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| ガーナ |
| 監督ラジェバッツ |
GK
22キングソン
DF
2サルパイ、15ボルサー、5メンサー、4パンツィル
MF
13アイェウ、12タゴエ、23ボアテング、6アナン
FW
21アサモア、3ギャン
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| 交代 |
| 後半28分 |
21アサモア→10アッピアー |
| 後半45分+1 |
23ボアテング→19アディ |
| 後半45分+3 |
3ギャン→20アベイェ |
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| 警告・退場 |
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前半26分 |
15ボルサー |
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後半44分 |
12タゴエ |
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この日のプレトリアは暑すぎず寒すぎず、ピッチは日陰になっていて太陽も気にならない最高のサッカー日和。そのせいか、両チームともに体がよく動き、エキサイティングな試合展開になった。最後はガーナがPKによって劇的な勝利。国旗を持ってピッチを走り回り、まるで決勝戦のような喜びようだった。 |
注)時間表記について
当足ワザマッチレポートの時間表記は、そのプレーの起こった分で表示しています(例:0分50秒→0分、13分40秒→13分)。
| ゲームハイライト&足ワザメモ 【】内の足ワザはクリックで解説動画を表示します! |
2分 ガーナ タゴエ 足ワザ
右サイドのタッチライン付近でボールを受けて、【ダブルタッチ】でカットイン。ビディッチにファールで止められて、ゴール正面からのFK。しかし、ギャンのキックはバー上に大きく外れた。
4分 セルビア クラシッチ 足ワザ
右サイドでボールを受けて、得意のドリブルへ。右イン→右アウトの【インアウト】で縦へ抜けてクロスを上げた。
13分 ガーナ タゴエ 足ワザ
ボランチを経由して右サイドへ展開したボールを受けて、ドリブル勝負。3連続の【シザーズ】で仕掛けて突破した。
14分 ガーナ アサモア 決定機
左からのショートCKを受けたギャンが、縦にボールを運んで背後へヒールパス。アサモアが左45度からシュートを打つが、セルビアDFがかろうじてスライディングブロック。オウンゴールの可能性もあった。
20分 ガーナ アサモア 足ワザ ギャン 決定機
アイェウからのサイドチェンジを受けたアサモアが、右足の【シザーズ】で揺さぶってボールが通るコースを作り、クロスを上げた。ギャンがダイビングヘッドで狙うが、惜しくも合わせられず
23分 セルビア ミリヤシュ 足ワザ
左サイドからの平行パスに対して寄せてきた敵を、【クライフターン】で体を入れながら、敵からボールを隠して方向転換。
34分 ガーナ タゴエ 足ワザ セルビア ヨバノビッチ 足ワザ
まずはタゴエが【クライフターン】でカットイン。複数人に囲まれて奪われたところで、今度はセルビアのヨバノビッチが【裏通り】でカウンター突破。一瞬の間に、目にも止まらぬ足ワザの応酬。
36分 ガーナ アサモア 足ワザ
右サイド、コーナー付近からの仕掛け。オコチャダンス→【シザーズ】でカットインした。
42分 ガーナ アサモア 足ワザ
足元にボールが入ったところへ、遅れて寄せてきたルコビッチを、カウンターで繰り出す【股抜き】で突破。アサモアがフリーになりやすいところに、セルビア守備の穴がある。詳しくは後述を参照。
8分 ガーナ ギャン 決定機
クサビのパスを受けたアサモアに対して、セルビアのディフェンスが3、4人で猛然とタックル。アサモアは痛んで倒れたが、ガーナはそのままプレーを続行。右サイドのタゴエからクロスを上げて、ファーサイドでギャンがヘディング。決定的だったが、惜しくも枠を外れた。
9分 ガーナ タゴエ 足ワザ
右サイドから【シザーズ】で突破。2人目のカバーリングに引っかかってCKへ。
13分 セルビア ジギッチ 決定機
左サイドに流れていたパンテリッチへ大きなサイドチェンジ。軽く仕掛けてクロスを供給するが、中央のジギッチは合わせ切れず。
14分 ガーナ ギャン 決定機
右サイドからパンツィルのロングスロー。ニアサイドでギャンが驚異的なジャンプ力で、頭2つ3つ分くらい抜け出してヘディング。惜しくも枠を外れたが、本当に驚異的なシーン。ぜひ、リプレイで見直してほしい。
33分 セルビア クラシッチ 決定機
左サイドからラゾビッチが競り合いながら折り返し、おとりの動きでパンテリッチが走り込んだ背後からクラシッチがシュート。GKの正面を突いた。
36分 セルビア イバノビッチ 足ワザ
右サイドからロングドリブル。【股抜き】で1人かわして、そのままシュートへ。
39分 ガーナ ギャン ゴール
左サイドを深く崩した状態からファーサイドへクロス。これを懸命にクリアしようとしたクズマノビッチだったが、ボールに頭が届かず、思わず手が出たという感じでハンド。ガーナはこれによって与えられたPKをギャンが決めて、待望の先制点を挙げた。
43分 ガーナ タゴエ 決定機
セルビアのロングボール攻勢に対するカウンターアタック。素早く前線に送られた浮き球をタゴエが胸トラップで持ち出し、左足でシュート。惜しくも枠を外れた。
45分+1 ガーナ ギャン 決定機
同じくセルビアのロングボール攻勢に対するカウンターアタック。ギャンへのパスを防ごうとしたスボティッチが、タイミングを誤ってインターセプト失敗。ギャンがフリーで右アウトでシュートを打つが、ゴールポストの内側に当たって外れた。ものすごくインパクトの強いギャンだが、さすがに決定機を外しすぎだろう。
| ゲームの感想 |
★★★★☆ |
まるで決勝のテンションだった |
プレトリアの環境がもたらした
ハイテンションな90分 |
とにかくハイテンションな90分だった。勝ったガーナは、試合後に国旗を振り回しながらピッチを走り回ったほどの喜びようである。グループDはドイツが実力的に抜けており、2位の座をセルビアとガーナが争う構図である。それだけに両チームとも、直接対決となるこの試合の重要度を、よく理解していたのだろう。
今日の天気は暑すぎず寒すぎず、スタジアムは日陰に覆われていて、絶好のサッカー日和。さらに排気ガスだらけのヨハネスブルク(サッカーシティ&エリスパーク)に比べると、スタジアム周辺が緑に囲まれたプレトリアは、空気がきれいで気持ちがいい。今日のセルビアとガーナの個々の動きがキレていたのも、この環境が及ぼす影響が大きいのではないだろうか。海岸沿いのダーバンなどは温暖と聞いていたが、実際大会が始まってみると、逆に「暑すぎる」という声も聞く。だとすれば、今後もプレトリアで行われる試合は好ゲームが期待できるかもしれない。
ゲーム内容に話を移すと、非常に感動的で、フィジカルや技術に見所の多い試合だった。しかし一方では、戦術マニアにとっては退屈な試合という印象があるかもしれない。セルビアDFは、ガーナのFWギャンをゾーンディフェンスで見張る形になったため、1.5列目のFWアサモアをフリーにすることが多く、ここがガーナの攻撃の基点となっていた。だからといって、セルビアDFがマンツーマンで2トップのギャンとアサモアに張り付き、ギャンに対してカバーリングが効かない状況にするのはリスクがありすぎる。そのため、セルビアはアサモアをある程度フリーにさせた状態で最後までシステム変更や戦術対応を施さずに、リスクを抑えながら戦っていたように思う。
逆にガーナの守備を見ると、DFがほぼマンツーマンでセルビアの2トップとサイドハーフ2人を見るような形になり、カバーリングが効きづらい状況だったといえる。ただ、遅れて寄せるような形になっても、これが速い、強い。また、ガーナDFがサイドまでの広域スペースに対応できていることで、中盤から前線のプレッシングも効きやすかった。ガーナでなければ許されないディフェンス戦術だろう。セルビアは後半にスタンコビッチが見せたような、中盤からの3人目の飛び出しをもっと頻繁に使えばさらにたくさんのチャンスを作れたはずだが、その点もリスクマネージメントによって抑えられた印象だ。
我慢して戦ったセルビアだったが、最終的には、ギャンに手を焼いたDFラゾビッチが2枚目のイエローカードで退場することになり、さらに代わって入ったDFスボティッチが周囲との連携にわずかなほころびを見せ、ガーナにすきを与えることになった。セルビアは退場者を出しつつも、0-0ではダメ、勝ち点3を取らなければ、という焦りがあったのかもしれない。
いずれにせよ、同日に行われたポロクワネの「アルジェリアvsスロベニア」をキャンセルし、急遽この試合を選択した僕としては、とても幸せなゲーム内容だった。 |
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