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トップマッチレポートFIFA U-17ワールドカップ 韓国2007>グループリーグ 日本-ハイチ 対談レポート[1]
Match Report マッチレポート

FIFA U-17ワールドカップ 韓国2007 マッチレポート

組み合わせ・大会日程
大会概要
2007/8/21
FIFA U-17ワールドカップ韓国2007 グループリーグ 日本-ハイチ
浅田真樹(フリーライター)、赤木真二(フリーカメラマン) 構成
お隣、韓国で17歳以下の世界選手権、「FIFA U-17ワールドカップ韓国2007」が開幕しました。ストライカーDXでは、現地で取材しているフリーライターの浅田真樹氏に日本の戦いぶりをレポートしてもらいます。
ハイチとの初戦の模様は、対談レポートで。
このチームを立ち上げ時から取材している、カメラマンの赤木真二氏をお迎えしました。

8月19日(日)/19:00キックオフ/韓国・光陽
日本3(1-0、2-1)1ハイチ

得点者
(日)岡本、河野、柿谷 (ハ)ゲムスリ
ゲームのあらすじ
正確なサイドチェンジを駆使した積極的なサッカーで、持ち味を出していた日本は、42分にFKを短くつなぎ、⑥岡本知剛がミドルシュートを決めて先制する。後半、ハイチが前に出て積極的に攻撃してリズムをつかまれ、71分に同点とされた。しかし、日本は80分に右クロスからのこぼれ球を⑭河野広貴、84分に⑭河野のスルーパスから⑧柿谷曜一朗と、交代出場の2人が決めて突き放し、初戦を見事に勝利した。

STRIKER DX名物 対談レポート
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ずっと練習していた
リスタートの形が出た

浅田 いやー、でも勝ってよかったですね。

赤木 勝ってよかったですね。

浅田 ハイチはプレ大会(6月)でも見ましたけど、結構いいチームだし、ヤバいかなと思ったんですけど。

赤木 そうですね。14番(ジョセフ)、10番(エロルド)などしなやかでね。この14番のキャプテンは、顔もなかなか格好いいんですよね(笑)。プレ大会でブラジルと戦っていましたけど、ひけをとらないボール扱いもしていましたしね。ただ、ちょっと今回はどうでしたかね。攻めのテンポというか、緩急があまりつかなかったような。変化が少なかった気がしますけどね。

浅田 4バックに加えて、前の両サイドの選手も引いてきて、5~6バックのような感じで人数をかけて守っていましたね。

赤木 かなり日本の攻めを警戒していた。だからスタートは重かったですね。

浅田 それだから日本としては、ハイチがそんなに前から来なかったので、余裕を持ってプレーできていた。

赤木 中盤は楽でしたよね、前半は。⑥岡本知剛がかなり余裕を持って前を向いて、ボールをさばける時間があった。それにしては、サイドが抜け切れなかったですかね。

浅田 ⑰端戸仁や⑪水沼宏太のところにボールは行くんだけど。

赤木 そこから抜け切れないし、速い展開にはならなかったですね。何回か⑪水沼からクロスが上がったけど……。

浅田 なかなかピシっとは合わなかったですね。

赤木 写真撮っていてハッキリわからなかったけど、この試合は⑮大塚翔平と⑨八反田康平の2トップ?

浅田 縦の関係ですね。それでサイドが左に⑰端戸仁、右に⑪水沼宏太。その下に中盤で⑩山田直輝と⑥岡本ですね。

赤木 縦に並んだ⑨八反田と⑩山田あたりのコンビネーションが、前半あたりはイマイチでしたね。⑥岡本にちょっと聞く機会があったんだけど、やっぱり自分がほぼワンボランチで、⑩山田を前に行かせると。ずっとそういう関係が続いているので、そうやったと言っていた。

浅田 アジア予選のときからそういう関係でうまくいっていましたよね。

赤木 ただ、キャラクターとして、⑩山田の前に行くプレーが発揮できていない感じだった。シュートシーンまで絡んでいけないという。

浅田 しかし、いい形でゴールが決まりましたね。

赤木 あれは城福浩監督が、この夏からずっと練習させているリスタートの一つの形が出ましたね。

浅田 要するに、とにかく相手が整わないうちに早いリスタートをやるんだと植えつけて、それをベースに相手が止めてきたら、じゃあどうするんだというところで、すごくうまくはまりましたよね。

赤木 僕の両隣のカメラマンも、虚を突かれたような感じだったので、ハイチのDFもちょっと間を空けられた瞬間だったのではないかな。

浅田 ⑮大塚はクイックでやろうとしたんだけど、一度止められて、それで少し全体が落ち着いたところで出していた。だから記者席で僕の後ろで記録をつけていたFIFAの係りの人も「今のは何番が出したんだ?」って。みんな目線を切ったタイミングだった。

赤木 おそらく城福監督にしてみれば、してやったりの点だったと思いますね。夏のJステップのキャンプは、僕は1日しか見られなかったけど、とにかく初日からこのFKのことはずっとやっていましたね。相手が止まるタイミングでボールを出せと。

浅田 一方で失点のときはいかがでしたか。赤木さんはピッチレベルで見ていると、選手の顔もよく見えるし、声も聞こえるし、記者席より臨場感というか、選手たちの精神状態などを肌で感じることもあると思うんですけど。この試合の同点に追いつかれたとき。ミス絡みだったですけど、こういうところの動揺みたいなものはいかがでしたか。

赤木 71分でしたね。⑭河野を入れて、追加点の意思表示があったにもかかわらず、撮っているほうから見ると、あまりこっち(ハイチゴール側)に来なかった時間帯だったんですね。ただ、僕はちょっと気にしてその後のキックオフを見たんだけれども、彼らのよさというのは「絶対もう1点取り返そう」という気持ちにすぐに変わっていくところ。あまり負のイメージを持たないのはいいと思っているんです。確かに⑧柿谷曜一朗が入るまでにちょっと時間があったんですが。

浅田 正直その時間帯は、そんなに押し込めている感じはしなかったですね。

赤木 ただ、最悪の雰囲気ではなかったと思いますね。硬くなっている感じではなかった。カメラマンは試合前の国家演奏のときに、選手たちの顔写真を撮るんですが、その顔を見ていると、アジアユースの準々決勝イラン戦のときのほうが、はるかにピリピリしていた。この試合はそんなに過度な緊張を感じなかったですね。

浅田 確かに表情見ても、案外余裕がある感じがしましたね。

赤木 逆に、監督、コーチ陣のほうが、ピリピリしている感じを受けましたけどね(笑)。

浅田 まあプロ選手を扱うのと違って、選手たちを100パーセントの状態で送り出すのにいろいろと大変でしょうからね。

赤木 今年2月のメキシコ遠征のときに、城福監督と話しをして、このチームには負けないメンタリティ、勝ちにもっていくメンタリティが、個人だけなく、チーム全体になったときでも比較的そういうムードがあると。だからそこの部分はあまり心配していないんですよね。点差をつけられても前にいく感じは、いいものがありますと。まあ、思ったとおりそういう感じになりましたけどね。
  決められたゴールもロングシュートで、崩されてのゴールではなかった。だから全体的には、結果として悪くはなかったですよね。

浅田 そうですね。押されまくって苦しんだ感じではなかったですね。

赤木 攻めに関して、日本がやろうとしていることは、ある程度出せた気がしますしね。

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