| エクアドルのキトを支えたのは、世界の嫌われ者だった! |
小池 ⑮ビディッチが退場してから⑦C・ロナウドをワントップにしたのは、⑩ルーニーがMFとして守備力もあるからって、ファーガソン監督はいってたよね。
清水 それがけっこうイヤな感じはしたんですよね。後半は⑩ルーニーが自陣に戻って守備に奔走させられる時間が増えたから、そのまま試合から消えてしまうんじゃないかって心配したんですよ。実際、昨シーズンの⑩ルーニーは同じようにMFを務めながら消耗して、後半に交代してしまうことが多かったし。だけど……
小池 消えなかったよねえ。
菊地 ⑩ルーニーは、自分で決着つけようとしてたフシがあったね。前半さ、⑦C・ロナウドはシュート0だったわけ。後半はちょっと打ったけど、彼は抑えられちゃったね。なんかキレが悪い感じだった。
小池 最初から削られてたのもあるし、一方の⑩ルーニーはガンバ戦は後半しか出なかったからね。遠くから旅してきて、中2日での試合だし。
北 しかも後半開始早々、⑮ビディッチが退場しましたよね。これで会場内に「よもや」って感じが出ましたよね。これまで南米が勝ってきたパターンにハマったんじゃないかって。
清水 そうですね。21マンソのミドルシュートは、精度が高くてかなり際どかった。
菊地 マンソ情報でいうと、典型的な左利きで、ほとんどボールを左足で扱うんだけど、スルーパスを出すときは右のインサイドで出したりするんだよ。これがへなちょこな蹴り方なんだけど、ノールック気味でうまく敵のスキを突いているのが面白かった。
小池 この人何歳なの? 29歳?
菊地 あ~もうそんな年かぁ。最後に一花咲かせたってところなんだろうなぁ。
清水 ①ファンデルサールもよく止めましたね。すごいセーブだった。
菊地 昔はあの手のシュートに反応できず、やられちゃうタイプだったんだけどな。どうなってるんだろうね、最近の彼のスーパーセーブは。
小池 よく3点取ったよ、ガンバは。そういうことですよ。
清水 ①ファンデルサールって、キックオフ前に整列してアンセムを聴いて集合写真を撮った後に、いつも試合球を使って、⑦C・ロナウドに蹴ってもらってキャッチングの感覚を確かめてましたよね。あれってアリなんですかね? 相手のGKだってやりたいだろうに。
北 アップ用のボールとは違うってことですか?
清水 そうなんですよ。試合で実際に使うボールをもらって練習してる。だから①ファンデルサールが練習した後のボールは、そのままセンターサークルにセットされるんですよ。あそこでキトが文句をつけたら、①ファンデルサールのリズムを崩すこともできたのかもしれないって。
菊地 なるほどね。ちょっとキトもいい子っぽいもんね。
北 こういうところに、エクアドルがアルゼンチンやブラジルにはなりきれない、人のよさみたいなものがあるんですかね。
菊地 嫌いじゃないけどね、それも。
北 僕らは南米ってひとくくりで見てしまいがちですけど、エクアドルの人たちからしたら、すごいことだと思うんですよね。強国に勝ってこのクラブワールドカップの舞台に立っているのは。
小池 あの⑮ビディッチをやっつけて退場に追い込んだキトの⑯ビエレル、アルゼンチン人なんだねえ。やっぱりああいうあざといことは、彼らの仕事だな。
菊地 世界の嫌われ者っていうぐらいですからねえ。さすがですよ。マンUを苦しめた21マンソもアルゼンチン人だし。
小池 アルゼンチンとイングランドっていう因縁の図式もあったんだな。
>ページ[3] ”CKは組み手に勝て!”へ続く
ページ |[1]|[2]|[3]|
|