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FIFA クラブワールドカップ ジャパン2007 マッチレポート トヨタカップ対談プレイバック

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2007/12/8

トヨタカップ 対談プレイバック

昼間聡欣(本誌)、小池正人(本誌)、菊地芳樹(本誌) 構成
トヨタプレゼンツ FIFAクラブワールドカップジャパン2007が開幕しました。まだ歴史の浅いこの12月の大会ですが、日本ではトヨタカップ時代の思い出が色濃く残るのも事実です。そこでここでは、トヨタカップ時代の大会を、お馴染みの対談でプレイバックすることにしました。

STRIKER DX名物 対談レポート
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第11回大会 90年12月9日
ミラン(イタリア)3-0オリンピア(パラグアイ)

第12回大会 91年12月8日
レッドスター(ユーゴスラビア)3-0コロコロ(チリ)

小池 ああ、第11回ね。オリンピアのGKアルメイダ。40何歳かで出てきて。

菊地 お腹が出てた人ね。

小池 オリンピアはスコティッシュプレミアリーグみたいな。

菊地 もう、気持ちいいくらいにミランにやられてましたね。完全に抜かれ役だったな。

小池 次の第12回のコロコロも含めて、敵の引き立て役になってしまったね。

昼間 でも、この年は思い入れがある。やはりフリット、ファンバステン、ライカールドのオランダトリオね。88年のヨーロッパ選手権(オランダが優勝)を取材に行っていたこともあって。

菊地 このとき笑っちゃったのは、左サイドでフリットがフェイントかけて抜いて、クロスをライカールトがヘディングでゴールというのがあって、フリットが一生懸命ボールまたいだりしてるんだけど、敵のオリンピアの選手は全然引っかからないで動かないわけ。で、結局フリットが横にボールを動かしただけなのに、それで蹴ったらクロスが上がっちゃってアシストになったという。前のフェイントはいらないじゃん!

小池 ああ、そう(笑)。ヒザまづいて喜んでねぇ。あれが、オレたちの間では「原始ギャル」だと言っていたんだけど。

菊地 ……(笑)。

小池 レッドスターは前半早いうちに10人になっちゃったね。でも、10人関係なくて普通だったもんね。

菊地 レッドスターも強かったし、コロコロも弱かったですね。

小池 南米は何をやってたんだ? 選手ボコボコ抜かれちゃってたのかな。ああ、コロコロはオリンピアに勝ってきてんだ。オリンピアが3年連続で決勝に進出している!

菊地 まあ、でもサビチェビッチのスルーパスはきれいでしたね。

小池 そうだね。芝の緑とパスの美しさと赤白のユニホームも映えて、絵的によかったんだよ。それに、やられるほうもね。うまくいったというか。オリンピアのコロコロも白いユニホームでね。地味だった。

第13回大会 92年12月13日
サンパウロ(ブラジル)2-1バルセロナ(スペイン)

第14回大会 93年12月12日
サンパウロ(ブラジル)3-2ミラン(イタリア)

小池 あっ、来ましたよ。サンパウロ対バルセロナ。サンパウロ時代到来ですよ。

菊地 このときのサンパウロはすごかったですね。大したもんですね、テレ・サンターナ監督は。トニーニョ・セレーゾは何歳だったんでしたっけ?

小池 37歳だね。他にもいいメンバーがいるなあ。カフー、ライー、ミューレル、ジーニョ。翌年のミラン戦はこれにレオナルドやジュニーニョ・パウリスタも。

昼間 ウチのレッスン企画で、サンパウロの選手のプレーを取り上げたんだけど、カフーに「孫悟空」ってキャッチをつけたのを覚えてるな(笑)。風貌も似てたし。

菊地 やっぱりサンパウロ、ボカ・ジュニアーズレベルが来ると、今でも「おっ!」と思いますよね。

小池 ネームバリューでね。今年ボカなんかも、出ないのにリケルメで話題引っ張るくらい誰がいるのかって状態だけど、でもボカだから何かあるかもってなるもん。まあ、このときはその前2年が南米に歯ごたえがなかっただけにね。サンパウロが来てよかった。

菊地 トヨタカップの権威を取り戻しましたよ。だって、バルセロナ、ミランを破っちゃうんだからね。

小池 2年間メンバーもあまり変わってないし、チームは頑張ったんだね。

菊地 頑張って引き止めたって言われてますよね。

小池 ストイチコフのシュートはものすごかったね。

菊地 今でいうスライスですね。

小池 あんな端っこに決まってさ。それもポストに当たって跳ね返ってじゃないんだ。ネットに吸い込まれるギリギリの端っこでさ。あれ好きなんだよね(笑)。気持ちいいんだよ。

第15回大会 94年12月1日
ベレス(アルゼンチン)2-0ミラン(イタリア)

第16回大会 95年11月28日
アヤックス(オランダ)0-0PK4-3グレミオ(ブラジル)

第17回大会 96年11月26日
ユベントス(イタリア)1-0リバープレート(アルゼンチン)

菊地 ボクはキックオフが夜になってから、どうもね……。トヨタカップはやっぱ昼でしょう!

小池 でもこの試合には思い入れがあってね。これアルゼンチンに取材に行ったんだよ。

菊地 ほう!

小池 ベレスって、何だっけ? あの御茶ノ水博士みたいな人……

菊地 ビアンチですね。

小池 そうそう。彼が監督やっていて、GKにチラベルトがいて。彼らをインタビューしたんだ。この年はミランが来るって日本は盛り上がっていたんだけど、オレだけ「ベレスが勝つんじゃないか」ってずっと言ってたの。それで編集部は当時ラジオの番組に出ていたんだけど、そこで当時のウチの編集長が「ベレスが勝つ!」ってしゃべって、本当に勝っちゃった。

菊地 アヤックス対グレミオは、これがつまらないってみんな嘆いてね。試合はグレミオが徹底的に守ってくるだろうってことになって、そのとおりになっちゃった。友だちが「囲碁、将棋みたいだ」って言っていたのを思い出すな。

小池 次は……、あー、デル・ピエロですか。

菊地 何だか、このころから急速に記憶が曖昧になっていくなあ。

小池 そうだなあ。

菊地 一部マニアはすごく興奮してましたけどね。何て言うんだろう。テレビではヨーロッパのチームのいいプレーを普段から見ている状態で。だから、調子のいいときがトヨタカップで当たってくれないかなあって、このころは毎年願っている。そんな感じでしたね。

小池 衛星放送で海外の試合が見られるようになったからかな。何かこう以前みたいな飢餓感がなくなってきたというか。それで記憶も曖昧になっていくんだな(笑)。

菊地 では、以降のプレイバックは、もっと若い人にお願いして、機会があったらということにしましょう。まあ、しかし同世代というか、記憶が共通している人同士で語ると面白いですね。「カラオケと焼肉は同世代で」ってよくいうけど、トヨタカップもそうだな。

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