
第7回大会 86年12月14日
リバープレート(アルゼンチン)1-0ステアウア・ブカレスト(ルーマニア)
第8回大会 87年12月13日
ポルト2-1延長ペニャロール(ウルグアイ)
第9回大会 88年12月11日
ナシオナル・モンテビデオ(ウルグアイ)2-2延長PK7-6PSV(オランダ)
第10回大会 89年12月17日
ミラン(イタリア)1-0延長ナシオナル・メデジン(コロンビア) |
菊地 その次の第7回。リバープレートのアレサメンディのゴールが、CMの間に入っちゃったってヤツです。
小池 この後からプレー中のCMはなくなったんだよね。
菊地 アレサメンディはウルグアイ代表でも活躍していて、敵のボールをかっさらったり、この試合のときみたいにFKをクイックでやって決めたりとか、何かこう抜け目ないゴールが多くて好きだったんですよ。インザーギがもっと力強い感じっていうのかな。
小池 リバープレートにはフネスって亡くなってしまったFWがいたんだけど、ハーフウェイラインあたりでオーバーヘッドやっていて、会場がものすごく沸いちゃったりしてたな。
菊地 ああ、ありましたね。
昼間 オレはこの年からだね。取材で見に行ったのは。
小池 この試合、わりと好きなんだよね。いい試合だったんだよ。ステアウア・ブカレストもいいメンバーでさ、ベロディティチとかラカトシュとか。
菊地 それに背番号2番のヨバンですか。小池さんはずっと「5番のヨバン」で記憶していたけど、パンフレット見たら2番だったことが判明したという(笑)。
小池 あとさ、ドゥカダンっていう正GKが、このときはケガか何かで出られなかったんだけど、彼がヨーロッパチャンピオンズカップ決勝をPK戦で勝ったときに大活躍してね。グローブに何百万だかの値がついたって話。もうさ、この頃はテレビで出てきた、ちょっとした情報までよく覚えてるよね。
菊地 このあたりはヨーロッパも南米もいいチームが来たので、振り返るならこのあたりを見てはいかがって感じですね。
小池 次が大雪の第8回。
菊地 これはもう、みんな学校で叫んでましたね。「マジェェェェール!」って。
小池 これさ、黄色いボールだったじゃん。何か最初白いヤツしか用意してなかったらしくて。
菊地 そうだ! スポーツショップに買いにいったんですよね。
小池 原宿のKAMOに買いに行ったって話、誰かから聞いたことがあるなあ。それで途中で破裂しちゃったんだよね。
菊地 マジェールはこの試合のロングシュートもすごかったけど、ヨーロッパでの決勝でもヒールでゴール決めてね。で、どこの人?って調べると、アルジェリアだという。
小池 これポルトの選手たちはみんな半袖なんだよね。長袖ないのかって。何か写真見ると、手にしているのはコレ、軍手だね。
小池 第9回は、オレは初ライブだな。大学2年生のとき。
菊地 覚えているのはPSVの同点ゴールですね。ヒゲのゲレツのロングスローがニアサイド競り合いでこぼれーの、ファーでロマーリオ。でも、この試合はナシオナルのオストラサのほうが調子よかったんだ。
昼間 ナシオナルは、これもヒゲのデレオンが株を上げたよね。第4回大会でもグレミオで優勝してるんだ。
菊地 確かデレオンは、この後日本でもプレーしましたよね。
昼間 うん、東芝でやっている。
小池 この試合は、PK戦がね。
菊地 おっと得意のPKトークですか。
小池 PSVはレアビーが決めてれば勝ってたんだよ。
菊地 思いっきり蹴っちゃったんでしたっけ?
小池 うん、クロスバー。
菊地 まあ、レアビーじゃしょうがないですねぇ。シュートはどっかん系が多かったし。ちなみに、彼もストッキング下ろし派でしたね。
小池 PSVで忘れてはいけないのは、クーマンだよ。牛殺し。
菊地 そういえばこの前、テレビでリーガ・エスパニョーラを見ていて、クーマンは今バレンシアの監督をやっているんだけど、彼のことを「何といっても牛をも殺すキックの持ち主ですから」って解説の岡田武史さんが繰り返してた。でも、これボクはずっと前にストライカー編集部で誰かに聞いた記憶があるんですけど、クーマンが「私は牛を殺したことなどない!」って怒ったって(笑)。
小池 これね。ちゃんと説明すると、ストライカーでお願いしている海外在住のライターさんがインタビューをしたんだよ。それで本人もそう言われるのか嫌だったんじゃない?「あなたのキックは牛をも殺すと言われていますが?」って質問を言い終わる前に、「私は牛を殺したこともないし、牛に向かってボールを蹴ったこともない!」って怒った。「牛をも殺すと言われている」まで聞かないで、「牛をも殺す」で反応しちゃったらしい(笑)。
菊地 あらら。せっかちということですか?
小池 そして翌年がイギータなんだな。彼は大会前からすごいって騒がれていてね。それで、こうかゆいところに手が届くっていうか、求められているプレーをそのとおりやってくれるのよ。まあ、サッカーに限らずさ、そういうパフォーマンスをきっちり出せる選手が、最近はいなくなっているよね。
菊地 いわゆる千両役者ですよね。もう、「やばい、取られちゃう!」というところをかわすんだよな。ふらふらってペナルティーエリアを出ると、スタジアムが盛り上がってねぇ。でも、何か下手そうなんですよね、ボールの持ち方が。だからみんな何だコイツって突っ込んでいくんだけど、そこをかわされちゃうという。
小池 裏通りやってたよね、この人! もう出ないな、こんなGKは。日本でこんなのやったら怒られちゃうよ。
菊地 で、決勝点はエバニですよ。すごい緊迫したいい試合で、でも、お前決めちゃったかって。
小池 何かサラリーマンみたいな選手だったよね。ホントにね。エバニって!みたいになっちゃって。当然MVPは持っていくし。
菊地 オチがイマイチだったんだよな。
小池 ちなみにパンフを見ると、この大会から芝が緑になってます。
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