08年6月22日 20:45 ウイーン
スペイン 0(0-0、0-0、0-0、0-0、PK4-2)0 イタリア |
| スペイン |
| 監督アラゴネス |
| GK1カシージャス、DF15セルヒオ・ラモス、5プジョル、4マルチェナ、11カブデビラ、MF19マルコス・セナ、8シャビ(後半14分10セスク)、6イニエスタ(後半13分12サンティ・カソルラ)、21シルバ、FW7ビジャ、9F・トーレス(後半39分17グイサ) |
| イタリア |
| 監督ドナドーニ |
| GK1ブッフォン、DF19ザンブロッタ、2パヌッチ、4キエッリーニ、3グロッソ、MF10デ・ロッシ、22アクイラーニ(延長後半2分7デル・ピエロ)、13アンブロジーニ、、20ペロッタ(後半12分16カモラネージ)、FW9トニ、18カッサーノ(後半29分11ディ・ナターレ) |

お互いにGKのスーパーセーブもあってゴールが決まらない、じれったい展開となった。今大会3試合目となる延長を戦い終えても決着せず、勝負は今大会2度目のPK戦へ突入する。“GK頂上決定戦”となった試合を制したのはカシージャス。2人目のデ・ロッシ、4人目のディ・ナターレのシュートを止めて、スペインに勝利をもたらした。これでスペインはユーロでのジンクス「ベスト8の壁」を打ち破った。 |
注)時間表記について
当足ワザマッチレポートの時間表記は、そのプレーの起こった分で表示しています(例:0分50秒→0分、13分40秒→13分)。なお大会側から発表される、公式記録では、得点、交代時間など、そのプレーの起こった分+1分で表示されています(例:0分50秒→1分、13分40秒→14分)ので、御了承下さい。
8分 スペイン ビジャ 足ワザ
スペースに走るビジャへシルバから縦パス。ビジャは前で触ると見せかけて敵を引きつけてから、ボールを追い越してヒールでシルバにリターン。シルバが左足でシュートしたが、DFに当たりGKがキャッチ。
11分 イタリア カッサーノ 足ワザ
左サイドのタッチライン際で、ゴールを背にしたカッサーノへ斜め後ろからマークがつく。足裏でボールを真後ろに引いて、右回りにターンして前を向いて、右アウトでタッチ。ボールに突っ込んできた敵と入れ替わる。
35分 イタリア カッサーノ 足ワザ
左サイド、ペナルティーエリアの外での1対1。敵と向かい合ったカッサーノは、右インで軽くボールを動かしてから、ズリズリッと引きずって目の前の敵を外して左足クロス。これがトニの頭に“ドンピシャ”で合ったが、遅れてジャンプしたイタリアDFの体に当たってしまう。
37分 イタリア カッサーノ 足ワザ
クサビのボールのトラップが大きくなったが、敵が足を出してきたところで、左足裏で引いて、右回りでターンしながら右足裏でもう1度引く。名づけて“悪ガキ・ルーレット”。
37分 スペイン F・トーレス 足ワザ
左サイドからドリブルでペナルティーエリアに差しかかった辺りで、右アウトで中へ持ち出してシュート……はフェイントで、縦にザクッと切り返してから、右アウトで打ちやすい場所にコントロールしてシュート。これは敵に当たってしまう。
37分 スペイン シルバ 決定機
F・トーレスのシュートの跳ね返りを拾ってのニ次攻撃。右からマイナスに切り込んでファーのコースを狙ってシュート。ボール1個分外れる。
6分 スペイン F・トーレス 足ワザ
正面の敵に仕掛ける1対1。右足裏で横に転がしたボールを、右足で内→外にまたぐ、C・ロナウド系ドリブルでかわそうとしたがうまくいかず。
12分 スペイン ビジャ 足ワザ
左サイドのタッチライン近くでのプレー。前方の味方へ右インでパス……と見せかけて右足は空を切る。空振りした足を戻して右足のアウトでマイナスに切り返す。“簡易版ファルカンフェイント”という感じ。
15分 イタリア トニ カモラネージ 決定機
ペナルティーエリア手前からデ・ロッシがワンタッチで浮かせて裏のスペースへ。飛び出したカモラネージが頭で右横のトニにつなぐ。トニのが上に浮かせたボールをスペインDFがクリア。このこぼれ球をカモラネージがボレーで打ったが、カシージャスが左足1本でセーブ! 両チーム、GKのファインセーブがとにかく目立つ。
21分 イタリア カモラネージ 足ワザ
右サイド。足裏でボールを引いてから、右インでセンター方向へ切り返して1人目の敵をかわす。2人目の敵が来たところで、右アウトで敵のヒザの上を浮かせて走り込むトニへ。
26分 スペイン ビジャ 足ワザ
マルコス・セナからセスクを経由して左を走るビジャへパス。ビジャはペナルティーエリア内で、前に転がるボールの前めに踏み込んで、敵が縦のコースに来るように仕向けてから、右アウトで中へ切り返す。が、キエッリーニは残り足でビジャの突破を阻む。ビジャが引っかかって倒れたがノーファウルで、しかもシミュレーションでビジャにイエローカード。
35分 スペイン マルコス・セナ 決定機
マルコス・セナがゴールまで30メートルのところからミドルを打つ。若干スライスがかかった低弾道シュートをブッフォンがつかみ損ねて、後ろにそらしてしまう。ポストに当たって命拾いしたが、名手の“あわや”というシーンだった。
35分 イタリア ディ・ナターレ 足ワザ
右サイドでゴールラインと平行になった状態での1対1。右内→外シザーズで敵が(自分から見て)右側に体重を乗せた瞬間に、左アウトでボールをズラして左足でクロス。トニがオーバーヘッドで狙うが空振り、その後ろからグロッソが突っ込むが合わない。
2分 スペイン セスク 決定機
左からビジャがクロス。グイサが頭で落とし、走り込んだセスクがシュートするがブッフォンがセーブ。このボールをシルバが拾って、ワンドリブルから左下のコースへシュートするが枠を外れる。
8分 スペイン ビジャ 足ワザ
ペナルティーエリアの中で敵を背負って縦パスを受けたが、背中から当たられてその場に尻餅(しりもち)をつく。しかし、ビジャは座った状態でヒールパスで前へ出す。セスクがシュート。
9分 スペイン ビジャ 足ワザ
右サイドで敵に背中を向けたところからヒールパスで背後の敵の股を抜いてパス。ペナルティーエリア内のグイサに通るが、シュートを打てず。ビジャがしたのは、軸足=左足と蹴り足=右足を交差させる“クロスヒールキック”。
11分 イタリア デル・ピエロ 足ワザ
左サイドの敵陣深くの場所で、デル・ピエロが縦パスを追いかける。デル・ピエロはバウンドするボールをツマ先で浮かして、中のコースを消しに来ていたS・ラモスの頭の上を通す。素早く敵の前に体を入れて自分のボールにして、味方へつなぐ。
1人目 スペイン ビジャ ○
左下に正確にコントロールしたシュートで、まずは成功。
1人目 イタリア グロッソ ○
長い助走からの左足キックで左上のゴールネットを揺らす。
2人目 スペイン サンティ・カソルラ ○
ファー(右)方向に体を開いて、ミートの瞬間に足首をひねってニア(左)へ蹴る、いわゆる“逆蹴り”でGKの逆を突く。
2人目 イタリア デ・ロッシ ×
右足で左下を狙ったが、GKの読みとタイミングがピタリ。
3人目 スペイン マルコス・セナ ○
インサイドで浮かせたボールは真ん中右寄りへ。倒れたGKは取れない。
3人目 イタリア カモラネージ ○
勢いよく助走して、蹴る直前でスピードを落とすと、右上のコースへバシッと蹴り込む。
4人目 スペイン グイサ ×
右下のコースを狙ったがコースが甘く、ブッフォンに止められる。
4人目 イタリア ディ・ナターレ ×
連鎖反応か!? グイサと全く同じコースで、同じようにカシージャスに止められる。イタリア、後がなくなる。
5人目 スペイン セスク ○
スピードをつけた助走。右足のキッカーだったら左方向へ思い切りインステップで蹴る感じだが……トップスピードの中でインサイドで右へ打つ。ブッフォンは助走にだまされたか逆を突かれて決まり、スペインが勝利!