8月7日(木)/17:00キックオフ/天津・オリンピックスポーツセンタースタジアム/観客57102人/試合時間90分
日本 0(0-0、0-1)1 アメリカ |

日本は前半21分にセットプレーからビッグチャンスを迎えるものの、決めきれず。そして後半開始直後、右サイドから入れられたクロスに対して水本裕貴がクリアしたところを、ホールデンにつめられて先制を許す。その後も日本は反撃を試みるものの、気持ちが空回りした感もあって、結局0-1で試合を終えた。記者会見で反町監督がいったように、「攻守のズレ」が目立った試合だった。 |

リーダー不在の反町ジャパン
今回はそれが裏目に…… |
清水 ……残念ながら日本は負けました。しかも相手が強くて負けたというイメージじゃなく、消化不良感の残る負け方でしたよね。
了戒 なんかグッタリしちゃった。力を出し切れない感じだったよね。せめてもうちょっと……何かできたんじゃないかと。何が問題なんだろうね?
清水 チームの雰囲気がいいと盛んにいわれてましたし、個人を見てもハートの強い選手が多くて、正直、こういう負け方は想像してなかったですよ。
了戒 雰囲気は確かにいいんだけど、試合後に「自分たちのサッカーはつなぐサッカー。それができなくて負けた」といっていたのが気になった。いつから、日本はつなぐサッカーになったんだろうって。
清水 本当はどんなサッカーだと?
了戒 それがないんですよ。自分たちのサッカーの形がないこと、それがこのチームのいちばんの問題なんじゃないかと。
清水 なるほど。選手たちがいう、つなぐサッカーというのは、本田拓也と梶山陽平がある程度フリーでボールを受けられれば、十分できると思うんですよね。だけどアメリカは中盤を上げてきて、FWとセンターハーフではさむようにして、日本のボランチの位置にもプレッシャーをかけてきた。そこにボールを当てられなかったら、日本は何となくサイドに出して戻ってきて……みたいなパス回ししかできなくなる。
了戒 結局、梶山をボランチに入れる意図は、そこにボールを収めるっていうところにあるわけで。周りもそのつもりでいるんだけど、それがうまくいかなかったときの機転は利かなかったよね。
清水 香川真司、谷口博之あたりがちょっと引いてきてボールのタメどころを作ったり、そういうプレーが必要だったと思うんですけど、あまりうまくいかなかった。本田圭佑は何度かそれっぽいことをやりましたね。
了戒 あと、日本の選手は、グラウンドが悪くてつなぐサッカーができなかったといっている。日本のグラウンドでやっている感じでやろうと。そのイメージを試合中に修正できなかった。
清水 ピッチの問題なんて、些細なことだと思うんですけどね。確かに芝はデコボコで、ボールもよく跳ねたけど、後に行われたオランダvsナイジェリアの試合では、両チームともしっかりボールをつないで攻めてましたからね。しかも日本戦でピッチの土が掘り返されたような状態で。
了戒 反町監督は先日の会見で、オーバーエージについて聞かれたときに「リーダーがいればいいってもんじゃないでしょ」という発言をしているんですよ。だけど今回のように、試合中に自分たちで判断しなきゃいけないときがあるんだから、リーダーは必要になってくるし、リーダー不在ならその状態で何とかしなきゃいけない。
清水 予選のときは、伊野波雅彦がリーダーでしたよね。今は水本裕貴がその役回りなのかなって気もするんですが。
了戒 そうでもないねえ。位置的にも、本田拓がもしかしたらできるかもしれないんだけど、なんか遠慮してるよね。後からチームに入って来た人間ということもあるのかも。
清水 本田拓は最初は1人だけ大学生で、途中からプロになってますしね。日本社会的な感覚で、先頭には立ちにくいのかも。でも、そんなこといってる場合じゃない。大人のリーダーシップを見せてくれる選手が出てきてほしいですね。
了戒 ツネ様みたいにね。
>ページ[2] ”良かったのは2人の本田”へ続く
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| スタジアムの入り口。セキュリティゲートが設けられている |
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