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了戒 どの側面を取ってみても、このチームは盛り上がりに欠けた。この3試合だけを見ても、1カ月くらいのスパンで見ても、ピークはどこだったんだろうって全くわからない。
清水 あるカメラマンさんがすごく興味深いことをいってたんですが、日本へ送る試合写真を選ぶときに、たまたま偶然、多くのカメラマンが試合後にサポーターに向けてあいさつしている写真を選んでいたらしいんですよ。つまり、どの選手の写真も決定打に欠けていて、ピンカットで送れる選手が誰もいなかったということらしいんです。
了戒 それと同じ意味で顕著だったのは、このチームには女性の取材者がいないってことだよね。私くらいしかいなかった。
清水 なるほど。スター選手がいれば、それをフォローする女性の取材者が必ずいるはずですよね。
浅田 すごくミーハーないい方をすれば、フォトジェニックな選手がいないんだよ。
了戒 そういうことにも左右されるというか、注目してもらえば単純にモチベーションにもなりますよね。そういう存在が最後までいなかったなぁ。
清水 別にイケメンでなくても、平山が調子を維持していれば、それなりのスターになったと思うんですよ。チームを盛り上げる中核になれていたはず。
浅田 それはあるね。もちろん反町さんにはチーム作りのコンセプトがあったんだから、これからいうことは完全に結果論になってしまうんだけど、やっぱりどこか、流れを切っちゃってた感じはするよね。例えば予選の中で明らかにダメだったチームが、家長を中心に回すことによって、ホームのシリア戦で「このチームいけるじゃん」って印象を持たれたよね。だけど結局、家長はメンバーから外れてしまった。それは本人の責任でもあるんだけど。
清水 家長に関しては大ケガもあったけど、その前から五輪メンバーとしての存在感が徐々に薄れてましたからね。
浅田 そこにやってきたのが、カナダのワールドユースを経験した柏木陽介たち。彼らが大騒ぎしながらチームを盛り上げ、最終予選を突破したんだけど、今度は彼らがまたメンバーから外れ、最後はチームの立ち上げからずっとやってきた青山直晃が外れた。チーム作りの流れやリズムみたいなものが、ぶつ切りだったような感じがするんだよ。
清水 なるほど。そういうイメージは確かにあるかも。
浅田 これはもう、ほとんどいいがかりみたいなものなんだけどね。
清水 チームの立ち上げから残っているのって、梶山や西川周作ぐらいですよね? なぜこんなことになるんでしょうね? そもそもの選び方に問題があるのかもしれない。
浅田 そこはね、僕はそんなもんだと思うよ。アテネオリンピックのときだって、那須は最初から入ってたわけじゃないし、徳永悠平とか今野泰幸のような一つ下の世代はワールドユースが終わってから入ってきたし。
清水 ただ、強豪国のオランダやアルゼンチンだと、一度騒がれた選手は、割と順調に伸びていくと思うんですよね。日本のように、わずか2年間で中心メンバーがゴソッと入れ替わるようなことはない。
浅田 それは別の問題としてあると思う。このチームがどうこうじゃなくて、日本全体の傾向として、ワールドユースに出た選手が順調に育ってないってことがあるよね。例えば、ユーロ2008で優勝したスペインのメンバーなんて、ほとんどがワールドユースだったりU-17っていう大会で見た選手ばかりだからさ。逆にいうと、日本の若年層でのセレクトは果たして正しいのかっていう問題もあると思う。
>ページ[4] ”さらけ出した経験不足 リーダー不在の反町ジャパン”へ続く
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| 漢字と英語を見比べていくと面白い |
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