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北京オリンピック取材記 追跡! 反町ジャパン

2008/8/9

北京オリンピック取材記 追跡! 反町ジャパン vol.4

清水英斗(本誌) 構成

残念ながら、いちばん勝ち点3が計算できるアメリカ戦を落としてしまった日本。残る試合は、8月10日のナイジェリア戦と13日のオランダ戦。優勝候補に挙げられる強豪ばかりである。果たして日本が勝つチャンスはあるのか?
今日も現地取材中の本誌記者・清水英斗から、反町ジャパンの追跡レポートをお送りします!

ナイジェリア戦!
ここにすべてのエネルギーを!

前回、「なぜナイジェリアは朝の8:30に練習を行ったのか?」という疑問を書いた。

どうやらその理由は、ナイジェリアはグラウンドに関して政治的調整力がなかったため、朝方しか練習時間を取ることができなかったようだ。代表チームの練習に関しては、軍隊を動員して厳戒態勢を敷いているため、練習用のグラウンドをあまり多く確保できなかったのだろう。そのため、少ないグラウンドを男女のチームが取り合うことになったようだ。

そんな小競り合いも、何とも北京オリンピックらしい一幕に感じられた。

さて、明日、反町ジャパンはそのナイジェリアとの決戦を迎える。身体能力と個人技では、飛び抜けた実力を持っている強敵だ。日本はここで負ければグループリーグ敗退が濃厚になる。

決戦前日の練習については、カウンターからワンタッチで素早くボールを運んでフィニッシュに持ち込む練習をしていた。あとは、いつも通りのボール回し。それ以外は非公開にされた。おそらくアメリカ戦のセットプレーのような隠し球を準備したのではないかと思われる。勝ち点3を狙うしかない反町ジャパンが、ここでどんな変化を見せるのか。楽しみに待ちたいと思う。

以下は、前日練習を終えた選手たちのコメント。

李忠成
「自分たちのやってきたことを変えるつもりはない。内容うんぬんじゃなくて、ここまで来たら結果なんで。本当の勝負をしたい。今は、最終予選のサウジアラビア戦のときのような気持ち。がけっぷちっていうか、もう、やるしかないって気持ちでいっぱい。
(ある意味、開き直りという部分も?) 
開き直りとはまた違う。何ていうんだろうな……本当の勝負。自分たちを信じれば絶対に勝てると思っている。
(平山相太やカレン・ロバートとは連絡を取っている?)
いや、連絡は取ってないですけど、自分も代表に入れないときはあったんで、代表に入りたくても入れない人の気持ちはわかっている。最後まで一緒にやれなかった、という気持ちもある。もしも0点のまま日本へ帰ったら、ゲラゲラと笑われると思う。あいつらの思いも汲んで、自分のゴールがいちばんだけど、攻撃陣全員でゴールを取ってきたいと思う」

岡崎慎司
「先発かはわからないけど、自分が出るときはゴールが求められるときだと思う。仕事ができるようにしたい。後悔したらダメだと思うし、やり切って勝ちたい。やり切れば勝てると思う。
(ナイジェリアには穴があるという話だけど?)
  そうですね。裏とか突けたりするし、アフリカのチームはクロスの対応に関しても、あまり良くないということは知っている。クロスに対して前で触るとか、動いて消えるとマークが外れることもあるんで、そういうのを狙っていきたい。みんなもわかっていると思うし、死ぬまで走り切りたいと思っている。
(ナイジェリアとの身体能力の差を、どうやって埋める?)
  足が長いんで、通ると思ったパスが取られるというのはコートジボワール戦でも良くあった。そういうのは気をつけないといけない。でも、流動的に動けばついてこれないと思う。マンマークだし、パスを出したら走るっていうことをやり続ければ、必ずどこかが空いてくるので、そこを突いていく。
  雰囲気はすごくいいし、あとはそれを試合で出せるか。試合で出せなかったらダメ。1戦目は終わったし、取り返しのつかないこと。次の試合に、本当に倒れ込むぐらいに戦うのが理想だと思うんで。本当にみんなで勝ちたいです」

反町康治監督(アメリカ代表のコーチとすれ違いざまに話をして) 
「アメリカの選手たちが北京の開会式に出たいっていうから、行かせてあげたんだってさ。もっと場所が近かったらウチも行かせたかったんだけど。まぁ、あっちは余裕だよね。
  初戦は負けたけど、気落ちしても仕方がない。ポジティブなエネルギーをぶつけたいと思う。ナイジェリア戦は引き分けでは厳しいという認識を持っている。勝ち点3を取れるように、今まで通り日本のサッカーを追求していきたいと思う」


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vol.1

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vol.2 アメリカ戦
対談
vol.3 vol.4 ナイジェリア戦
対談
vol.5 vol.6 オランダ戦
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