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トップマッチレポートヨーロッパリーグ 足ワザマッチレポート>【【セリエA】 第11節 ユベントス-ナポリ

Match Report マッチレポート


2009/11/2

足ワザマッチレポート 【セリエA】 第11節 ユベントス-ナポリ

粂田孝明(本誌) 構成

09年10月31日 18:00 スタディオ・オリンピコ(トリノ)

ユベントス
1-0
1-3
ナポリ
トレゼゲ(前半34分)
ジョビンコ(後半8分)
得点者 ハムシク(後半13分)
ダトロ(後半18分)
ハムシク(後半35分)
【セリエA】 第11節 ユベントス-ナポリ
ユベントス
監督フェッラーラ
GK
1ブッフォン
DF
21グリゲラ、5カンナバーロ、3キエッリーニ、6グロッソ
MF
16カモラネージ、4フェリペ・メロ、28ジエゴ、18ポウルセン、20ジョビンコ
FW
17トレゼゲ
交代
前半30分 16カモラネージ→30チアゴ
後半30分 18ポウルセン→11アマウーリ
後半38分 20ジョビンコ→29デ・チェーリエ
警告・退場
警告 後半43分 3キエッリーニ
退場 後半47分 11アマウーリ
SUB
13マニンガー、19モリナーロ、33レグロッターリエ、40イモビーレ
ナポリ
監督マッツァーリ
GK
26デサンクティス
DF
14カンパニャーロ、28カンナバーロ、96コンティーニ
MF
11マッジョ、23ガルガーノ、7ラベッシ、21チガリーニ、17ハムシク、6アロニカ
FW
19デニス
交代
後半12分 14カンパニャーロ→15ダトロ
後半23分 19デニス→23クアリアレッラ
後半40分 7ラベッシ→5パツィエンツァ
警告・退場
警告 後半28分 28カンナバーロ
SUB
1イエッゾ、2グラーバ、12イナシオ・ピア、77リナウド

ゲームのあらすじ
CLも含めここのところ3連勝中の2位ユベントス。12位ナポリとの対戦は直後に控えるCLへのいい弾みになるはずだった。しかし信じられないような大逆転負けを喫してしまう。もちろん序盤からペースを握ったのはユベントス。ジエゴ、ジョビンコ、カモラネージらキープとアジリティのある選手が前線をかき回し、テンポのいい攻撃を繰り返した。そのいい流れから前半34分トレゼゲが先制点を決め、後半へ折り返す。後半に入っても早い時間帯に追加点を決めたユベントスは楽勝ムードに包まれていた。だが後半途中から投入されたナポリのダトロに右サイドを切り裂かれると、相手のカウンターに対処できず、そこからグダグダの3失点。CLに向け、心に傷を残すような結果となってしまった。逆にナポリは選手、サポーターとも大喜び。12位からの急浮上も予感させる粘り勝ちだった。

注)時間表記について
当足ワザマッチレポートの時間表記は、そのプレーの起こった分で表示しています(例:0分50秒→0分、13分40秒→13分)。

ゲームハイライト&足ワザメモ

前半

0分 ユベントス ジョビンコ 決定機
開始わずか15秒。自陣でボールを持ったカモラネージが前を向いて前線のスペースへスルーパス。ダイアゴナルで抜け出したジョビンコがGKと1対1になるも、シュートを左に外してしまう

6分 ナポリ ラベッシ&マッジョ 決定機 足ワザ
左サイドのスペースでボールを受けたラベッシが、【股抜きクロス】。ファーサイドに詰めていたマッジョがフリーでシュート。流し込むだけのように見えたが、しっかりミートできず、ボールはゴール前を通過してしまった

17分 ユベントス フェリペ・メロ 足ワザ
右からの横パスを、右ヒールを使った【軸裏パス】で、カモラネージに縦パスを通す。かなり強く叩いたようで、スピードのあるパスだった

19分 ナポリ アロニカ 決定機
左からのクロスがDFにブロックされて、流れてきたボールを、アロニカが左足でシュート。ナチュラルにカーブがかかりファーサイドネットに吸い込まれていくが、GKブッフォンの指先に当たり、CKへ。ファインシュートだった

20分 ナポリ デニス 決定機
右CKをニアに走り込んだデニスがフリーでヘッド。ボールの威力は申し分なかったが、わずかに左に外れる

22分 ナポリ デニス 決定機
右CKを、再びデニスがダイビングヘッド。カンナバーロに引っ張られながらのヘッドだったが、強烈なシュートが飛ぶ。しかしまたも左に外れていく

25分 ユベントス フェリペ・メロ 決定機 足ワザ
左からのジエゴのクロスがファーサイドで待ち構えていたフェリペ・メロの元へ。ワンバウンドしたボールを、ダイレクトでボレーできたが、DFの寄せを見て、右足で【ボレーフェイント】。左に持ち替えてすぐにシュートを放つが右ポストをかすめる

34分 ユベントス トレゼゲ ゴール
右からグリゲラがゴールに向かう斜めのクロスを入れる。そのボールに走り込んだトレゼゲがランニングジャンプヘッド。体のひねりを利かせて放ったヘディングシュートはニアを突き、ゴールネットに突き刺さった。クロッサーとシューターのイメージがシンクロした、まさに“あうんの呼吸”、といった感じのゴールだった

後半

5分 ユベントス グリゲラ 足ワザ
右からのマイナスクロス。グリゲラの少し後ろにボールが流れたため、前にいた敵を背中でブロックしながら回転する【ブロックワンタッチルーレット】でクルッと回って、その勢いのまま左足でシュート。しかしミートせずGKにセーブされる

8分 ユベントス ジョビンコ ゴール
左クロスをDFがクリアミス。ゴール前に走り込んだジョビンコの足元にボールが転がり、ワントラップシュート。ニアにたたき込んだ。あまりにもイージーなゴールだった

13分 ナポリ ハムシク ゴール
投入されたばかりのダトロが左のスペースを全速力でかけ上がり、クロス。ファーサイドに走り込んだハムシクがインサイドで蹴りこんだ。ラベッシがニアでつぶれたため、ハムシクがフリーになっていた

17分 ナポリ ダトロ 決定機
左サイドのダトロがキレのあるドリブルでDFを翻弄してクロス。2人が飛び込むも、わずかに合わず。しかしゴールの予感がプンプン漂ってきた

18分 ナポリ ダトロ ゴール
右CK。ゴール正面でデニスがジャンプヘッド。GKの好セーブに合うが、こぼれ球をダトロが無理な体勢から強引に左足で蹴り込む。ダトロが入ってまったく違うチームになったようだ。マッツァーリ采配、おそるべし

35分 ナポリ ハムシク ゴール
カウンター。左サイドをダトロがかけ上がりクロス。DFのクリアミスを走り込んだハムシクがインサイドキックでゴール右上に突き刺す。0-2からの大逆転。ゴール前まで労を惜しまず4人が上がっていたナポリの必然的なゴールだった

ゲームの感想 ★★★☆☆ ワザという意味ではいまいち

負けなしのマッツァーリ。采配が見事に的中

前節のミラン戦では後半ロスタイムに2点を決めて同点に持ち込んだナポリ。このミラン戦はフロックだと思っていたが、2戦続けて後半の猛攻を見せつけられると、その考えを改めなくてはいけないだろう。
その“まさか”を可能にさせているのが、8節から就任したマッツァーリ監督。初戦でポローニャを下すと、続くフィオレンティーナも撃破。さらにミランと分け、そしてこのユベントスに勝利と、4戦して3勝1分けと絶好調だ。チームは完全にマッツァーリを中心にまとまりを見せている。その求心力の源は、この試合でも見せた采配力。後半12分にDFのカンパニャーロに代えて、MFのダトロを入れると、チーム全体が躍動。ただ、単純に前掛かりになったわけではなく、あくまでしっかり守るベースは変えず、ダトロのスピードを生かしたカウンター狙いを明確にした。この方向性を選手が信じて徹底したことが、逆転へつながった。結局3点ともダトロが絡んだ狙い通りの形。終盤に入り“相手の足が止まった時間帯こそチャンス”という意識も根付いていて、カウンター時に4人の選手がゴール前まで駆け上がるなど、最後まで足を止めることはなかった。
新監督就任で生まれ変わったナポリ。この勢いはどこまで続くか楽しみだ。

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