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トップマッチレポートヨーロッパリーグ 足ワザマッチレポート>【【セリエA】 第3節 ラツィオーユベントス

Match Report マッチレポート


2009/9/15

足ワザマッチレポート 【セリエA】 第3節 ラツィオーユベントス

粂田孝明(本誌) 構成

09年9月12日 20:45 スタディオ・オリンピコ(ローマ)

ラツィオ
0-0
0-2
ユベントス
  得点者 マルティン・カセレス(後半27分)
トレゼゲ(後半48分)
【セリエA】 第3節 ラツィオーユベントス
ラツィオ
監督バッラルディーニ
GK
86ムスレラ
DF
11コラロフ、13シビーリア、87ディアキテ、2リヒトシュタイナー
MF
33バローニオ、5マウリ、6タボ、8マツザレム
FW
74クルス、17フォッジャ
交代
後半32分 6ダボ→21シモーネ・インザーギ
後半35分 17フォッジャ→7エリゼウ
警告・退場
 
SUB
1ビサッリ、23ムラド・メグニ、26ステファン・ラドゥ、28ステンダルド、81デル・ネーロ
ユベントス
監督フェラーラ
GK
1ブッフォン
DF
6グロッソ、3キエッリーニ、33レグロッターリエ、2マルティン・カセレス
MF
4フェリペ・メロ、8マルキージオ、16カモラネージ、28ジエゴ
FW
17トレゼゲ、11アマウリ
交代
後半0分 28ジエゴ→20ジョビンコ
後半24分 16カモラネージ→30チアゴ
後半42分 6グロッソ→19モリナーロ
警告・退場
警告 前半30分 33レグロッターリエ
警告 後半9分 4フェリペ・メロ
警告 後半14分 2マルティン・カセレス
警告 後半43分 11アマウリ
SUB
5カンナバロ、9ヤクインタ、13マニンガー、18ポウルセン

ゲームのあらすじ
序盤は互角の展開ながらも、徐々にペースをつかむユベントス。ラツィオの素早い攻撃を警戒しつつも、何度かビッグチャンスも作っていく。前半終了間際にジエゴが負傷交代するも、後半は全員でパスを回して、中央、サイドとつかみどころのない攻めを繰り返す。そして後半27分に先制点を決めると、後半ロスタイムにトレゼゲがダメ押しのゴールを決めて試合終了。開幕3連勝を飾った。

注)時間表記について
当足ワザマッチレポートの時間表記は、そのプレーの起こった分で表示しています(例:0分50秒→0分、13分40秒→13分)。

ゲームハイライト&足ワザメモ

前半

9分 ユベントス トレゼゲ 決定機
ペナルティーアーク付近。トレゼゲがアマウリからの胸パスをダイレクトでボレーシュート。右足をやや斜め上に振り抜くと、ボールはGKの頭上をつくドライブシュートになったが、GKが鋭くジャンプしてディフレクト。惜しくもゴールならず。トレゼゲ、久しぶりに輝きを放つ

12分 ユベントス カモラネージ 決定機
ペナルティーエリア右角5メートル後方辺りでボールを持ったカモラネージが、クロスを上げると見せて、ゴール左上を狙ってカーブシュート。GKが慌ててかき出す

13分 ユベントス トレゼゲ 決定機
ペナルティーエリア内左にロビングのボール。アマウリが軽くヘッドで触り、抜け出したトレゼゲがGKと1対1に。しかしシュートはGKの足にあたりゴールならず

20分 ラツィオ コラロフ  足ワザ
左サイド、センターライン付近からドリブルに入ったコラロフ。寄せてきた2人のDFの間を左足の【引きずりドリブル】で抜け、シュートまで持ち込む。GKブッフォンに阻まれるが、生きのいいプレーだった。

34分 ユベントス トレゼゲ 足ワザ
ペナルティーエリアすぐ外。ゴールに走り込むトレゼゲへ横パスが来る。しかしわずかにコースが後ろにズレる。そこでトレゼゲは右足を使って【後ろ足トラップ】でボールを前に運び、シュート体勢に入るが、寸前にDFにカットされる。

42分 ラツィオ フリオ・クルス 足ワザ
左サイド深くでDFと対峙したフリオ・クルスが、キックフェイントがらみの【ジグザグドリブル】を3度繰り出して、左足でクロス。しかし味方には通らず

後半

4分 ラツィオ ディアキテ 足ワザ
CKのこぼれ球。エリア内の隅でディアキテが大きな【キックフェイント】を見せる。ただ普通のとは大きく違っていて、右足を一度大きく振り抜き、そこから左足でボールを前に運ぶ。なかなか見ない豪快なキックフェイントだった。スタンドからは「オ~」というどよめきが……。

17分 ユベントス カモラネージ 足ワザ
センターサークル内でボールを受けたカモラネージが真っすぐドリブル。正対するDFを左右の【ボディーフェイク】で揺さぶって左にかわし、左サイドに展開する。

18分 ユベントス トレゼゲ 決定機
左サイドでボールを持ったジョビンコがワンツーでカットインし、最後はトレゼゲへ横パス。トレゼゲはそれを右に回転しながら右足でシュート。コースが甘くGKにセーブされる。しかし形、スピードは申し分なかった。

25分 ラツィオ フォッジャ 足ワザ
右サイドでDFに挟まれたフォッジャ。素早くステップを踏みながら、相手の突っ込むタイミングを見計らい左、右と高速でボールを弾く【ダブルタッチ】で抜けるが、DFの足に引っかかり突破できず。よく見るとファールだったが、とってもらえず。

26分 ユベントス マルティン・カセレス ゴール
右クロスのこぼれ球をマルティン・カセレスが強烈な右足ボレーで突き刺す。

48分 ユベントス トレゼゲ ゴール
ジョビンコの右クロス。中途半端なクリアボールをアマウリが右アウトサイドでシュート。GKが弾いたボールをトレゼゲが左足で押し込む。

ゲームの感想 ★★★★☆ ようやくシーズン開幕の感あり

選手層の厚さが相乗効果に

 この試合では、「インテルを止めるのはユベントスしかない」と思わせる強さがあった。ベンチにはカンナバロ、ヤクインタというどこのチームでも主力を務められる選手が座るぜいたく極まりないユベントス。さらにデル・ピエロも虎視眈々(たんたん)とレギュラー復帰へと調整している。この試合ではその選手層の厚さが、強さへと転化している象徴的なシーンがあった。
 それがトレゼゲのゴール後。昨シーズンはなかなか出番がなく、わずか1ゴールと苦汁をなめたトレゼゲ。ロスタイムでのダメ押し弾では、選手みんなが大喜びで、トレゼゲに抱きついていた。その中には相手ゴール前まで勇み飛んだGKブッフォンの姿もあった。スタンドもいつも以上の喜びよう。彼がチームにとってどんな存在なのか、そしてどんな思いで練習してきたかがわかった瞬間だった。
 ユベントスは今、良好なチームの和を保ちつつも、最良の競争状態にあるようだ。

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