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トップマッチレポートヨーロッパリーグ 足ワザマッチレポート>【セリエA】 第36節 インテル-シエナ

Match Report マッチレポート


2009/5/20

足ワザマッチレポート 【セリエA】 第36節 インテル-シエナ

粂田孝明(本誌) 構成

09年5月17日 20:30 スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)

インテル
1-0
2-0
シエナ
カンビアッソ(前半43分)
バロテッリ(後半6分)
イブラヒモビッチ(後半30分)
得点者  
【セリエA】 第36節 インテル-シエナ
インテル
監督モウリーニョ
GK
12ジュリオ・セーザル
DF
4サネッティ、2コルドバ、25サムエル、26キブ
MF
5スタンコビッチ、19カンビアッソ、7フィーゴ、20ムンタリ
FW
45バロテッリ、8イブラヒモビッチ
交代
後半16分 7フィーゴ→39サントン
後半28分 45バロテッリ→33マンシーニ
後半32分 12ジュリオ・セーザル→22オルランドーニ
警告・退場
     
SUB
11ヒメネス、14ビエラ、16ブルディッソ、23マテラッツィ
シエナ
監督ジャンパオロ
GK
85クルチ
DF
20フィカーニャ、90ポルタノーバ、15ブランダオン、30デルグロッソ
MF
8ペルガッソーラ、5コドレア、10ハーリヤ、14ガロッパ
FW
11カライオー、18ジェザル
交代
後半0分 5コドレア→23ヤロリム
後半0分 10ハーリヤ→55コッポラ
警告・退場
     
SUB
13カッセッティ、17アモルーゾ、21ロッシ、32マッカローネ、46マニッタ

ゲームのあらすじ
前日の16日に2位のミランがウディネーゼに敗れたため、2試合を残して4シーズン連続17回目の優勝が決定したインテル。対する14位シエナはすでに残留が確定と互いにモチベーションの上がらない試合。その分、力の差が如実に表れ、立ち上がりからインテルが一方的にボールを支配。カンビアッソ、バロテッリ、イブラヒモビッチがあっさり得点を奪い、インテルが順当に勝利した。

注)時間表記について
当足ワザマッチレポートの時間表記は、そのプレーの起こった分で表示しています(例:0分50秒→0分、13分40秒→13分)。

ゲームハイライト&足ワザメモ

前半

2分 シエナ カライオー 決定機
ダイアゴナルで左に抜けようとするカライオーに、ハーリヤからパスが出る。カライオーは右足でワントラップすると、すかさず左足でシュート。GKジュリオ・セーザルに阻まれるが、スピード、タイミングとも申し分なかった

13分 インテル イブラヒモビッチ 足ワザ
左サイドでボールを持ったイブラヒモビッチ。素早くDF2人が寄せてくるも、その間を右イン、左インの【ダブルタッチ】ですり抜ける。リーチの長いズラタンだからこそできるワザ。おまけに最後は【ノールックパス】。“あっぱれ”でした

20分 インテル 選手4人 足ワザ
右サイドでバロテッリが後方にヘッドで落とし、それをイブラヒモビッチが中央へ上げる。それをカンビアッソが体をひねってスタンコビッチに落とし、さらに左サイドに張るフィーゴへボレーで流す。その間一度もボールが落ちない高度な連携プレー。4人による【ノーバンサイドチェンジ】だった

21分 インテル イブラヒモビッチ 足ワザ
左サイド、ペナルティーエリアにドリブルで進入したズラタン。DFと対峙して間合いをつめ、少しボールを縦にずらしてシュートコースを空ける【ちょいズラシュート】を見せる。しかしシュートはGKの足に当たりゴールならず

24分 インテル イブラヒモビッチ 足ワザ
右サイドに流れながらドリブルするズラタン。DFが右から寄せてきたため、タイミングよく【一拍子ターン】を繰り出し、中へカットインする

43分 インテル カンビアッソ ゴール
左サイド、バロテッリの鋭く曲がったFKをGKがパンチング。そのクリアボールをフィーゴがダイレクトボレー。低くて速いボールをGKがなんとか足でブロックするが、その跳ね返りを今度はカンビアッソが左足でジャストミート。防ぎようのないスピードボールがゴールネットに突き刺さる

後半

6分 インテル バロテッリ ゴール 足ワザ
ズラタンがフィーゴに落とし、フィーゴがハーフウエイラインから前方のスペースへダイレクトパス。バロテッリがオフサイドラインを突破し、GKと1対1に。体を開いて【シュートフェイント】をしかけ、GKの体勢を崩すと、ボールを左に持ち出して、右アウトで流し込む

8分 シエナ カライオー 決定機
左の深い位置からのクロスを、中央で待ち構えていたカライオーが少し戻りながら、上半身を使って、ニアにヘッド。しかしポストに嫌われゴールならず

9分 インテル フィーゴ 足ワザ
右サイドでDFと対峙したフィーゴ。オーソドックスな【シザーズ】を連続で見せ、縦にボールを持ち出してから【クライフターン】。DFがなおも食い下がってきたので、横パスを送る

26分 インテル バロテッリ 足ワザ
バロテッリ得意の左サイドのドリブル。DFを腕でブロックしながら【半身股抜き】をくりだし、その勢いのまま足ナメドリブルで直進。続く敵を【シザーズ】でけん制し、DFの間を突破。しかし最後はDFにボールを取られ、集中力を切らしてしまう。いつもの悪いクセが出る

30分 インテル イブラヒモビッチ ゴール
中盤の高い位置でボールを奪うと、4対2の数的優位な状況に。最後は右からのパスを大外で受けたイブラヒモビッチが、左に持ち替えて強烈なシュート。GKの股間を抜きゴールが決まる

33分 シエナ ジェザル 決定機
左サイドで浮き球を処理したジェザル。まだGKのポジションが高いと見て、浮いたボールを強引にミドルシュートに持っていく。30メートル以上距離があったが、ゴール右上を捉える。しかし変わったばかりのGKオルランドーニのスーパーセーブに合い、得点ならず

34分 インテル イブラヒモビッチ 足ワザ
自陣で縦パスを受けようとしているズラタン。DFが前から寄せてきたのを見て、トラップして即パスを出す【ダブルタッチパス】を繰り出し、DFのプレッシャーを鮮やかにかわす

40分 インテル キブ 足ワザ
自陣左サイドでボールを持ったキブ。味方が真後ろにフォローに来たのを見て、ヒールパスと見せかけて前にボールを運ぶ【名波フェイク】を見せ、見事に敵を引き離す

ゲームの感想 ★★★☆☆ 足ワザ的には面白いが真剣味に欠ける

ピッチに寝そべりすねるズラタン

優勝が決定し、前日は深夜2時までドンちゃん騒ぎをしたというインテル。モチベーションがあるとすれば、イブラヒモビッチに得点王を取らせること。ただなかなかチャンスを作れず、当のイブラヒモビッチはイライラしはじめる。そして後半6分に事件が起きる。バロテッリがGKをかわし、あとはゴールだけという状況。そのときズラタンは横を並走しラストパスを要求したが、バロテッリは無人のゴールに流し込んでしまう。これに怒ったズラタンはケガでもないのにピッチ上に寝そべったり、優雅にお散歩したりと不満タラタラ。何度もベンチに交代を申し出るが受け入れられず、その怒りは頂点に達していた。その雰囲気を察知した周りの選手が、なだめすかすようにズラタンにボールを集め、3点目をお膳立て。この1年間、心を入れ替え献身的にプレーしてきたズラタン。でもまだ子どもだったようだ。

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