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トップマッチレポートヨーロッパリーグ 足ワザマッチレポート>【FAカップ】 準決勝 チェルシー-アーセナル

Match Report マッチレポート


2009/4/21

足ワザマッチレポート 【FAカップ】 準決勝 チェルシー-アーセナル

清水英斗(本誌) 構成

09年4月18日 ウェンブリー・スタジアム(イングランド)

チェルシー
1-1
1-0
アーセナル
マルダ(前半32分)
ドログバ(後半38分)
得点者 ウォルコット(前半17分)
【FAカップ】 準決勝 チェルシー-アーセナル
チェルシー
監督ヒディンク
GK
1ツェフ
DF
2イバノビッチ、33アレックス、26テリー、3A・コール
MF
5エッシェン、13バラック、8ランパード
FW
39アネルカ、11ドログバ、15マルダ
警告・退場
警告 前半37分 2イバノビッチ
警告 前半43分 13バラック
警告 後半39分 11ドログバ
アーセナル
監督ベンゲル
GK
21ファビアンスキー
DF
27エブエ、5トゥーレ、18シルベストル、40ギブス
MF
15デニウソン、4セスク、2ディアビ、14ウォルコット
FW
25アデバヨール、11ファン・ペルシー
警告・退場
警告 後半27分 15デニウソン
警告 後半42分 5トゥーレ

ゲームのあらすじ
FAカップを含め、あらゆるタイトルをガチでねらっているチェルシーに対し、リーグ戦では来期のチャンピオンズリーグ出場権ぎりぎりの4位にとどまり、3日後にはプレミアリーグのリバプール戦を控えているアーセナル。ベストメンバーをズラッと並べたチェルシーに比べると、選手のローテーションを意識した遠慮がちな布陣になった。
序盤はアーセナルがショートパスを主体にゲームを支配して先制ゴールを挙げるものの、徐々にチェルシーが球際の強さを武器に押し返していった。そして最後は、最近絶好調のドログバが決勝点を挙げてチェルシーが勝利した。ドログバはシーズン序盤のふてくされたベンチ暮らしから開放され、今は完全に暴れ放題。だんだん手がつけられない状態になってきている。

注)時間表記について
当足ワザマッチレポートの時間表記は、そのプレーの起こった分で表示しています(例:0分50秒→0分、13分40秒→13分)。

ゲームハイライト&足ワザメモ

前半

3分 チェルシー ドログバ 決定機
DFラインからポーンと前線に蹴られたボールを追いかけ、敵DF、飛び出してきた敵GKの上からヘディングで突く。ボールは無人のゴールに入りそうになったが、カバーに入った敵に間一髪でクリアされた

9分 アーセナル ウォルコット 足ワザ
自陣でボールを奪ってドリブル。カットに来た敵の足に対し、ボールを浮かしてかわした

15分 アーセナル ファン・ペルシー 足ワザ
左サイドに流れながら縦パスを受ける場面。一度ボールを追い越しておきながら後ろ足でトラップし、そのまま中央へ回転してカットイン

17分 アーセナル ウォルコット ゴール
ペナルティーエリア左でパスを受けたアデバヨールが、縦にスルーパスを流し、走り込んだギブスが中央へ折り返す。このボールを逆サイドでウォルコットが左足インサイドでダイレクトボレー。若干当たり損なったものの、DFに当たってコースが変わり、ネットを揺らすことができた

20分 アーセナル ファン・ペルシー 足ワザ
左サイドでボールを受けてカットイン。マーカーから体でボールを隠すように回転して、切り返すと見せかけ、そのまま【ボディーフェイク】で中央へ持ち出して突破

32分 チェルシー マルダ ゴール
ペナルティーエリア左で、ランパードからのサイドチェンジを受けてカットイン。利き足ではない右足で素早くシュートを打ち、ニアサイドに決めた

36分 チェルシー アネルカ 決定機
右サイドからのクロスを拾ったデニウソンが、自陣ゴール前からショートパスをつなぐことを試みたが、受けたディアビがボールを奪われてピンチに。アネルカが左足のシュートを打ち、ゴールポストをたたいた

後半

11分 アーセナル ウォルコット 足ワザ
右サイドで敵と競り合いながらキープしている状態から、ボールを足裏で引き、インサイドで【軸裏】を通して突破した

21分 アーセナル ファン・ペルシー 決定機
右サイドを、セスクのヒールスルーパスに反応したウォルコットが抜け出してマイナス方向へクロス。ニアサイドにはエブエが走り込んだが合わせられず、ファーサイドのファン・ペルシーの足元へ。フリーでシュートを放つがバーを越えた

22分 チェルシー ランパード 決定機
すべてワンタッチのダイレクトプレーでチャンスメークした場面。中央でマルダ→ランパードとつないで、左サイドへ斜めに走り抜けたドログバへ。そのまま左足でフワッと折り返し、走り込んだランパードが豪快にボレーシュートをたたきつけたが、わずかに枠をそれた

29分 アーセナル セスク 足ワザ
ペナルティーエリア手前にこぼれて来たボールを、軽くジャンプしながら縦の【バイシクルドライブボレー】でねらったが敵に当たってしまう

38分 チェルシー ドログバ ゴール
チェルシー陣内での浮き球の競り合いが続いた後、ランパードの足元にボールがこぼれて、素早くボレーで前線へスルーパス。敵DFに体をぶつけながら、パワーとスピードで振り切ったドログバがGKとの1対1を冷静にかわし、無人のゴールへ流し込んだ

45分 アーセナル アルシャビン 決定機
右サイドを深く突破したベントナーからクロス。ファーサイドでアルシャビンがトラップして右足のシュートを放つが、アレックスが体を投げ出してブロックしてCKへ

ゲームの感想 ★★☆☆☆ もっとハイテンションの勝負を期待

今のアーセナルのパス回しでは
最後までかわしきれない

序盤はショートパスでリズムを作っていたアーセナルだったが、チェルシーのプレッシングが機能し始めると、バックパスで後ろへボールを戻し、最後はGKがロングキックで脱出というシーンが目立ってきた。前へボールを運ぶことが難しくなり、逃げ回るだけのショートパスになるとさらにチェルシーが襲いかかる。高い位置でボールを奪われて相手のカウンターの基点になることも多くなってしまった。これがバルセロナなら、もっとチェルシーのプレッシングをかいくぐることができたかもしれないが……。今のチェルシーはモウリーニョ時代と同じく守備から入るチームになっており、しかもかなりのハイレベルだ。それを突破できるクラブは、世界を見回しても2つ3つくらいしかないだろう。
一方、反対側の準決勝では、今シーズン5冠をねらっていたマンチェスター・Uがエバートンに対し、0-0からのPK戦の末に敗戦。5月30日のFAカップ決勝は、「チェルシーvsエバートン」という組み合わせに決まっている。
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